そろそろ夏も終わりそうな予感に、上がるテンションを抑えきれずにいる私です。
さて、この観測史上最も暑いといわれた夏を乗り切らせてくれたアイテム、「カリカリ梅」。
梅干し好きな我が家ですが、売っている梅がほとんど中国産だということもあり、毎年梅を漬けて「カリカリ梅」を手作りしています。
なんで梅干しじゃないのかというと、カリカリが好きなのと、駅前の道路沿いの我が家で梅を干したら、3時間でバイオハザード廃棄物が出来上がるから……という簡単な理由。
ですが、ネット上のレシピにあるのがほとんどが「梅干し」なので、「カリカリ」が好きな人にお手軽にできる手作り「カリカリ梅」の作り方をご紹介します。
絶対に失敗しない簡単カリカリ梅の作り方
カリカリ梅の材料
用意するものは……
青梅
塩
とりあえずはこれでOK。
赤くしたい場合は赤しそも必要になるが、まだまだ先のこと。
作り方
ではまず第一段階。
①青梅(南高梅や黄色くなった梅で作ると柔らかい梅漬けになってしまうので青梅推奨)1Kgを水に半日ほど漬け込みます。

たったこれだけでアク抜き完了
②半日水につけた青梅の「ヘタ」を竹串で丁寧に取り除きます。
これが一番大変な作業なんですが、乱暴にやって梅を傷つけてしまうと、腐敗したりカビが生えたり、グジュ梅になったりするので慎重に。
ヘタを全部取り除いたら、キッチンペーパーで、「これでもかっ!!」というほどガッツリ水気をふき取りましょう。
③水気をふき取った青梅を「ジップロック」に入れ、「梅1Kgに対して、80~100gの塩」を入れます。

つまり梅の重さに対しての8%~10%の塩ね
失敗が怖い人は、梅1Kgに対して塩100g。
減塩したい場合は1kgに対して80gの塩としておけばOK。
冷蔵庫に入れて腐らないようにするやり方なので、結構アバウトで大丈夫ですが、塩分10%だと結構しょっぱくなってしまうので、その辺はご注意を。
8%以下にすると、流石に腐敗が心配になってくるので、その辺りは自己責任にて。
④塩と梅をジップロックの中で軽く「シャカシャカ」して塩をいきわたらせます。
そしたら、汁漏れを防ぐべく、プラスチック容器に入れて、上に1Kgの重しを乗せます。

我が家ではリズミーファイターが大活躍
⑤冷蔵庫で寝かせます。
その後、一日一回、上と下をひっくり返したり、軽く揺らして均等に重しの重さがいきわたるようにしましょう。
⑥待つこと、2~3週間。
梅酢が上がってきます。
冷蔵庫で作っているので、カビの心配がない分、梅酢の上りが遅いのですが、気長~に待っていてください。
必ず梅酢はにじみ出てきます。
梅酢が上がっても、梅漬けをしてから1か月は毎日ひっくり返したりして、冷蔵庫で寝かせてあげましょう。
⑦1か月~1か月半くらい経つと、結構梅酢が上がっているので、溢れそうな場合は少し捨ててOK。
梅酢がこぼれると、冷蔵庫の中が塩まみれになりますので要注意(苦笑)
そして、ここから「赤いカリカリ梅」を作りたい場合は、「赤しそ」を入れます。
軽くもんで、いきわたらせて、さらにもう1か月ほど冷蔵庫で一日1回ひっくり返し放置……を繰り返しましょう。
⑧漬け込んでから2か月~3か月。大体赤くなったあたりで、完成!!

冷蔵庫で作る分、失敗はほぼしないのですが、ちょっと気長でいる必要性はあります。
でも土用干ししたりする必要がない分、手間が格段に減って、忙しい合間でも作れるのでお勧めです。

カリカリだよ!!
カリカリ梅で作る夏の美味しいレシピ
さて、そんな手作りカリカリ梅。
本気で「梅しば」並みのカリカリなので、調理に困るかもしれないが、お手軽おいしいレシピがこちら。
カリカリ梅を刻んで入れた『漁師握り』
①お手製カリカリ梅をみじん切りにします。
②じゃこをゴマ油でカリっと炒めます。
③先ほどの刻んだ梅とじゃこに、温かいご飯を投入。
混ぜます。
④すでに塩気をたっぷり含んでいるので、塩をつけずにそのまま握ります。
ノリが味付け海苔・塩のりだとさらにGOOD。
美味しい、漁師握りの完成です。

食欲のない夏のお昼にぴったり!!
コメント
はじめまして。
毎年梅をつけてます。カリカリ梅も砂糖を少し入れたものは作ってますが、砂糖や卵の殻、にがりなどを入れない カリカリ梅を作りたいと思います。
作り方を読むと 私が毎年作っている梅干の作り方と同じようで、大きな違いは、毎日袋をひっくり返すことです。液が十分あがったら、ひっくり返さなくとも液に使ってますのでそのままにしてます。
そして、私は干すのですが、やわらかくなってます。
この,カリカリ梅は梅と塩だけで作るのですよね?
梅干の場合、黄熟を使用してますが、敗れ易いなど手入れが大変なので、青梅でも作ってます。
塩だけのカリカリ梅をつくりたいです。
よろしくお願いいたします。
はじめまして、うさまみさん。
記事を読んでくださって、ありがとうございます^^
私は変なところで細かいので、全体に塩を行き渡らせたくて毎日袋をひっくり返していますが、液が上がったら放置していてももちろん大丈夫だと思います。むしろその方が手間がなくていいかと思います。
そして、私は干さずに、梅と塩と、赤くしたい場合は梅酢が上がったら、少しそれを捨てて、赤じそを入れています。
うちは干せる環境ではないので、干さずにいますが、そのせいと、青梅を使っているのでカリカリにできています。
たぶん、うさまみさんがいままでお作りになっている梅干しよりかなり手抜きな感じですが、青梅と塩だけで記事の作り方でカリカリになるかと思います。
もしかすると肉厚な青梅など若干フニっとしてしまうかもしれませんが、カリにほど近くはなりますので、頑張ってみてくださいませ^^
小梅は5月に青梅から漬けてたからカリカリに成る
卵殻入れて熟した南高梅・鶯宿梅を漬けても残念ながら酸味が無い塩っカラカラい梅が出来ただけです。やっぱり硬い青梅から漬けないとダメなんでしょうかネ
>酸っぱい好きおっちゃん
コメントありがとうございます。
そうですね。南高梅でも青いカリカリのでしたら、酸っぱいカリカリ梅になるんですが、熟しているのだと土用干しとかで、梅干しっぽく作らないと酸っぱくなりにくいのかもしれませんね。
ですが、私は酸っぱいより、塩が浮くほどしょっぱい梅の方が好きなので、こちらの作り方だと酸味が少なくなるかと思います。
クックパッドで酸っぱいやつの作り方を見た方が、確実……かもしれませんね(汗