ノミ以下の知名度ですが、小説書いてます。
そしてもって、小説だけだとおまんま食べられないので(本当は小説だけでおまんま食べられるようになりたい)、WEBライターもやっています。
私はどちらかというと、アウトソーシングサイト等で見かける「ブログ記事募集!!」系の、日記っぽい記事ではなく、取材したり、資料送ってもらったりして、ちょっと小難しいことを書いたりする方なので、比較的ガチンコライターです。
基本、ペット関係と製薬(漢方とかサプリメントね)と食べ物関係専門ですが
そんなわけで、PCの用途の7割は『文字を書く』ということになっており、より快適な変換を求め、一度ATOKなる物を使用し、そしてIMEに戻って……この先どうすか……と比較検討してみました。
いつもと違って、ちょっと専門的な内容になっちゃいますが、「日本語入力ソフトってなに?」って人でもわかりやすいように書いてみたので、この先文字書きするけどどうしようかな、って思った方は比較材料として読んでみてください。
そもそも日本語入力ソフトってなに?
今、この文字を読んでいるあなた。
これ、日本語入力ソフトによって書かれています。
つまり、PCやスマホなどにおいて、日本語を書くために必要なソフト。
PCつけたり、スマホつけると自動的に勝手に文字が書けるようになっているので、その存在を確認する機会がないかもしれませんが、これがないとそもそも日本語を入力することができなくなるので、英語ができないとLINEすら交わすことができなくなります。
当たり前だと思っていた日常が、一番ありがたいんだと気が付かされる瞬間ですね。ええ
この日本語入力ソフト、Windows(Microsoft)のIMEやATOKの他に、Google日本語入力やSimejiなどいくつか種類があります。
今回は、WindowsのデフォルトのIMEとライターご用達のATOKについてのみ、比較しています。
IMEの特徴・メリット・デメリット
IMEは昔からPCに存在している日本語入力ソフト。
もちろん、もれなくついてくるので無料。
居酒屋の付き出しのように、後から請求されることもありません。
メリット:無料
デメリット:ちょっとおバカ
身もふたもない比較ですが、長文の変換に弱い、一度癖がつくとしつこくそればかりを出す、誤字もそのまま変換。
といった、ちょっと困った問題があります。
例えば、通常「子供」という言葉は漢字2文字でOKなのですが、クライアント先によっては「子供の『供』は奴隷を指しているようで使わないで欲しい」という、ちょっと前世で奴隷にでもなったのかな? って思ってしまうような方がいたとします。
ええ、例えですよ。
ですが、IMEだと「子供」が真っ先に出てくるようになっているので、何度も「子ども」と入力していても、「子供」と出てきてしまうのでそのまま「子供」と書いて出してしまうことがあるんです。
それと同じように、「確率」と「確立」とか「痛み」と「傷み」とか等など。
まぁ誤字に関しては「するなよ」って話なんですが、ライターは辞書じゃなくて人間ですからね。
また、長文なんかでも、ちょこちょこと「それはないだろう」と思う誤変換をしでかしてくれたりするので、『文章を仕事する人』には、ちょっと不向きなソフトだ。
例)
IME:書類の準備を下
ATOK:書類の準備をした
もちろん、昔に比べて格段に頭は良くなってくれたけど……。
ただし、流行語や有名人の名前などはとても強く、更新もされているので、話し言葉なんかはスラスラと入力できるのがいいところ。
ATOKの特徴・メリット・デメリット
ATOKはジャストシステムから出ている日本語入力ソフト。
ライターならATOKは必須と言われるソフトなんですが、もちろん、なくてもライターしてる人はたくさんいます。
では、何が優秀かというと……。
まず変換で最も正しいと思われる文章に一発変換してくれること。
IME:誤字を売っても正しい変換にしてくれる
ATOK:誤字を打ってもも正しい変換にしてくれる
そして、例文のままですが、誤字をしても正しい文字を考えて出してくれる。
IME:麩インキ(×)
ATOK:雰囲気(〇)
その他、「ら」抜き言葉や文法的にちょっと間違えた用法を指摘してくれたりと、誤字・誤用の多い私には最適。
あと、類語辞典の機能があったり、『今日』と打つだけで今日の日付が出たりと、なんというか……。
快適に文字を打てるように気を使ってくれる執事がPCいる
そんな感じになります。
もちろん、マジで最近のIMEは頭が良くなってきているので、多少の誤字もちゃんと意図を汲んで正しい文字を出してくれたりしますが、やっぱり今も「糸を組んで」って出たので、ムムムとなりました。
因みに私がめちゃ重宝した機能は「学習機能」。
ライティングして、そのWord原稿を読み込ませて、クセとか変換の傾向を学習してもらうと、次からその原稿に沿った変換(例えば、冒頭に書いた『子供』⇒『子ども』みたいな)をしてくれるので、書く小説や書く記事によって傾向が変わる私にはすごく便利でした。
一方、ATOKのメリットは色々ですが、デメリットは一つ。
有料。
月々タイプだと、1か月324円。
一昨年くらいまでは309円だったのですが、増税とか世の儚さとかで324円にアップ。
パッケージを買うとうのも手ですが、実はもうパッケージ版は廃止。
基本この月額制を選ぶことになります。
まぁ、更新とかの頻度を考えると月額制の方が得かな? って思っているので、それはそれでいいのですが、やっぱりちょっと主婦としては考えーーーー。
IMEとATOK比較してどちらを選ぶ?
そんなわけでIMEとATOK。
一言でいうと「一般向けの無料の鉛筆」と「プロ向けの多機能で書きやすい、有料の鉛筆」。
ものすごく乱暴な例えですがそんな感じ。
といっても、変換機能はメチャメチャ大きく変わるということもないし、普通に使う分には問題なく使えますが、値上がりと同時にATOKをやめて、IMEにした私は、しばらく後に「誤字増えた?」と言われてしまいました(TT)
なので、文字書きを仕事としている人にはやっぱりATOKはあった方がと。
月324円だしね。
年間3888円だしね。
……でもね。
私の場合文章作成だけではなく、画像加工なんかもしているので、今度はPhotoshopCCの月額利用950円も加わってきて、毎日の固定費用が…………。
仕事するってお金がかかる!!
けれども、やっぱり私はATOKに戻そうと思います!!
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