食品に普通に含まれるヒスタミン中毒の症状と経験上の対策

ヒスタミン中毒美容と健康

何を隠そう(隠していないけど)、呼吸が止まるかと思うほどの全身蕁麻疹で救急に担ぎ込まれ、その後数年、薬を飲まないと蕁麻疹が止まらないという奇病にかかった私ですが、そもそもは「アレルギー体質だから」という部分が大きい。

蕁麻疹が出続けるのが嫌で、運動したり漢方薬を飲んでみたりと色々やった結果、最近では余程疲れていたり、血液検査で明らかに「アレルギー反応起こしますよ」と出たものを食べた時以外は、蕁麻疹は出なくなっていました。

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慢性蕁麻疹に悩まされること4年。どうにか、もの凄く疲れたり、明らかにアレルギーを起こす物を食べた時以外は出なくなりました。慢性蕁麻疹克服までやったことのあれこれをご紹介します。

それなのに……。

それなのに復活してしまったんです。

たった2回のマグロの切り身実食で……。

マグロの切り身で発生した私の「ヒスタミン中毒」の話

今年はヒノキやらPM2.5等の風が運ぶアレルゲンが多かったようで、ヒノキはアレルギーではないものの、金属アレルギーを持つ私は、顔の周りがかぶれたり、くしゃみ鼻水が止まらなかったりと、いささかアレルギー症状が出ておりました。

でも、蕁麻疹がでるほどでもないし、たいしたことはないと気にせず生活していたある日、ビンチョウマグロの切り身を買って、夕飯に食ったんですよ。

そしたら(゚Д゚)。。。

食後30分もしないうちに、急にお腹が痛くなって、トイレでハーレーダビッドソンのような音をたてる始末。

しかも、顔が痒くなり、首筋にまでボコボコと蕁麻疹が出てきたんですよ。

上半身は試合後のボクサー。

下半身はドリュー・バリモア。

私は思ったね。

食あたりだと。

いや、今思えば蕁麻疹が出る食あたりなんざねえだろと思うんですが、私の場合ウイルス性蕁麻疹というものも出やすく、ノロになると吐き下しの他に蕁麻疹まで出る体質なので、そんなもんかと思っていたんですよ。

ただ、食あたりだったら、同じもの食べてる旦那にも出ないとおかしいんですけどね。

大切な栄養素が身体から抜けてたせいか、そこまで頭が回らなかったんすよ。

でもって、それから1週間後。

今度は、スーパーの総菜で「マグロのメンチカツ」なるものを買ったんですよ。

今回は火も通っているし大丈夫だって思ったんですよ。

なので、ばくばく食べて、その後、予約していた整体へ行きました。

数時間後、整体の先生が言いました。

「千夜さん、薬飲んでください」

食あたりとも違う「ヒスタミン中毒」とは

首から腰までが真っ赤になり、地図状蕁麻疹の出た私にどん引く整体の先生。

さすがにこれはまずいと、薬を飲んだ後、病院で検査をすることにしたんです。

でもって血液検査の結果は、マグロにアレルギーは出ず。

恐らくヒスタミン中毒を起こしたのでは……という結論に至りました。

そう、このヒスタミン中毒。

私のようなアレルギー体質には困った存在なんですよ。

元々、PM2.5のお陰で軽い花粉症のような状態を起こしていたので、身体の中にヒスタミン(超簡単に言うと、身体を痒くさせたり、鼻水を出させたりするアレルギーの元)が増えていたのですが、そこにさらにマグロからのヒスタミンが足され、身体が許容量オーバーを起こしたとのこと。

マグロやサバ、イワシなんかの「身の赤い魚」には「ヒスチジン」と呼ばれるアミノ酸を多く持っているんですが、常温で置くと、「ヒスチジン」を「ヒスタミン」に変える細菌が増えて、頼んでいないのに醸して(?)しまうらしいのです。

普通の人なら、ヒスタミン量が500μまで耐えられるのに、アレルギー体質の人は50μで症状が出てしまったり。

普段なら何でもないところを、既に身体にヒスタミンを蓄えていたせいで、私のようにアレルギーが発生してしまったりということが多いそうなんですよ。

因みに、ヒスタミンは火を通しても消えるわけではないので、メンチカツでも当たるときは当たります。

マグロ

※マグロに罪はない※

ヒスタミン中毒の特徴

ここも人それぞれだと思うのですが、私が実体験した症状なんかを……。

  • 下痢
  • 蕁麻疹
  • 吐き気
  • 頭痛

これらの症状が30分~1時間くらいの間に、怒濤のごとく押し寄せます。

ただし、3時間もすれば蕁麻疹以外の症状が治まるのが特徴で、たいていの人は病院にも行かないだろうと思います。

故に気がつかないことも。

私の場合しつこい蕁麻疹が出るのですが、これも、人によってはすぐに治まるかと。

対処法は「抗ヒスタミン薬」を飲むこと。

検査方法は血液検査で、サバなりマグロなり、その食べたもののアレルギーが出るかをチェックして、アレルギー反応は出ていないのに何度も赤身魚でこのような症状が出たら、true

ただし、本気でヤバイ症状の時は、息ができなくなる可能性(アナフィラキシーショック)もあるので、食べなくても死なないようなものなら、何度も食べて確認することはないと思います。

対策としては、赤身魚を食べないことなんすが、ともかく冷凍されているか、少しでも常温になっていないかなどをチェックすること。

南国からの輸入系だと、どうしても水揚げされてからの即冷凍がされていないケースもあったり、あとは、買い物帰りに立ち話なんかをして温まってしまう可能性もあるので、赤身魚を買ったらとかく冷やしておくことが大切だと思います。

あと、ヒスタミンが大量に増えてしまっているかどうかの判断ですが……たぶん普通の人間では判断が難しいかと思います。

場合によっては、口に入れた瞬間に「ピリピリ」という刺激が舌で感じられる……という話もあるのですが、私にはわかりませんでした。

という情報もあるよということで

医療

と、まぁ、今回はヒスタミン中毒についての話をしましたが、蕁麻疹がプチ爆発して2週間。

いまだに、薬が切れるとプツプツと蕁麻疹が出るんですが、だいぶ治まってきました。

本当にヒスタミン中毒なのか。

ヒスタミン中毒という症状は実はないかもしれないぞ。

……なんて、見解もあるかもしれませんし、日進月歩胃の医療情報では、2年後には違う情報になっているかもしれませんが、「あれ? 私だけ食中毒?」とか「吐き下しているのに蕁麻疹まで!?」という場合、もしかしたらそれはヒスタミン中毒かもしれませんので、参考になればと記事にしてみました。

……。

千夜
千夜

トホホ……。

美容と健康
この記事を書いた人
川島 千夜

【マルチクリエイター】
ライター・小説家・イラストレーター等などクリエイティブなことは何でもござれ。
あらゆることに挑戦し、その記録をここに書いています。
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