初めての栗拾いは痛かったり楽しかったりの感想
3年くらい前から栗拾い(栗狩り)に行ってみたかった私。
だが、近年の異常気象により、8月の終わり頃になると台風が連発し栗が全て落ちてしまったり、予定していた当日に台風直撃で中止になったりと、まさにお流れになっていたのだ。
そんな栗拾いに満を持して行ってきましたので、レポやら感想やら栗農園のおばちゃんから聞いたポイントなんかをお伝えします。
栗農園はこちら
今回お世話になったのは、千葉にある若松みどりの栗園。
栗だけではなく、時期によってはタケノコやら芋掘りやらも体験できる模様。
栗の時期は8月下旬から10月上旬までなのだが、相手は自然なので台風で一気に落ちてしまったり、まだ成熟しきっていなかったりとタイミングが悪いと何もできないため、前日などに要電話確認した方が良いでしょう。
因みに、電話したところ「はいはい、まだありますよ。はいはい、はいは~い」と言って電話が切れました。

昼間は忙しいようです
栗拾いのシステム
駐車場は広く、入り口はいかにも「農園です」という雰囲気で良い感じ。
農園の奥に入ると、おばちゃんとお婆ちゃんが栗剥きながら立っているので、トングと軍手を借りて、「いってらっしゃい」という言葉を背に、後は各々栗拾いをしましょう。
入園料は無料。
栗1キロで900円なので、欲しいだけ拾ったらおばちゃんたちの所へ戻りましょう。
そう……欲しいだけ拾えるのならば。
いざ栗拾いをするも……
栗の木樹海に挑む夫氏
やや広めの栗園にはあちこちに栗の木が育っており、中には密集しているゾーンがあり、うかつに入ると栗のイガが頭を直撃するので帽子は必要。
地面には至る所に栗が落ちているのだが……。
残念ながらほとんどがカラなのだ。
地面に落ちている大半のイガは、もう午前中に来た人達の手が入った、もぬけの殻栗なのだ。
当然木についているのは青いイガ。
まだまだ食べられるようなものでもないし、1~3分で茶色くなって落ちる訳でもなし。
必死で探す夫氏。
おもしろいことに、私たちを含む家族ずれが何人もいたのだが、どこでも「お父さん」が栗拾いに熱中しており、子どもが「トカゲー」なんて言おうものなら、「目的を忘れるなっ! 我々は栗を探しに来たんだろうっ」とガチ返しをしてて笑えた。
我が家でも写真を撮る私に、夫氏が「写真を撮るか、栗を取るかどちらかにしなさいっ!」と注意していたが、栗拾いに来たがっていたのは私だ。

狩猟本能でも刺激されるのであろうか
栗の拾いかた
そんなこんなで見つけた、中身入りのイガ。
頑張って手で持っているが、超絶痛いので栗を取るときは、足でイガを剥きましょう。
この時、サンダルとか、メッシュの靴とかだと泣きながら栗を取るはめになるので、運動靴とか、できたら長靴で来るようにしましょう。
スイーツな女とかがヒール履いてきたら、黙って栗を投げつけてやりましょう。
栗のイガが剥けたら、あとはトング、もしくは軍手をつけた手で栗を取るだけ。
意地張って軍手でイガを剥こうとする夫氏
簡単そうに見えて、栗の「絶対に食われたくないでござる!!」という意地が垣間見られる栗拾い。
意外に大変です。
そんなこんなで1時間くらいかけて集めた栗がこちら。
これで大体5~600グラムくらいだったようで、お会計は500円。
小さくて食べるのが大変そうだったのは拾わずにきたので、それでもまま取れた方だが、探すのが結構大変だった。
私たちが帰るときに来たお客さんには、おばちゃんたちが「出遅れたわねぇ」と言っていたので、恐らく午後にはもう栗の残骸しか残っていない状態でしょう。
栗狩りにおける注意点
農園のお婆ちゃん曰く「栗狩りはね、朝9時には来ないとだめよ」なんて言ってましたんで、早い時間に行った方が良いでしょう。
午後にはもう、「狩られ尽くした後」だと思った方がいい。
あと、「靴は頑丈な物」「防止も必須」だと思った方がいいですね。
そして、カップルで行こうと思っている人がいたら、私は「止めたい」。
開いてみたらカビが生えてる栗があったり。
結構立派な虫が出てきたり。
(逃げ惑ってて写真所じゃなかった)
女の子がおしゃれしてくるような場所じゃない。
特に、どうやらメンズは狩り場に入ると女のことなんて気にせず、本能丸出しで栗を拾い始めるパターンが多いようなので、女子は放置されること必死。
ほっかむりして麦わら帽しかぶって、長靴履いた状態で、「アタシ栗好きなんだよね!!(ジャイアンのお母さんボイス)」と、虫とか気にしないでズンズン行けるような子と付き合っているわけじゃない場合は、結婚して色々あきらめがつくまでは栗拾いはやめておきましょう。
たまにキノコも生えている
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