去年末くらいにね、メガネの作り替えも考えて、いつも混んでいる本間プロレスラーのような院長のいる眼科から、メガネ鑑定士がいる眼科に鞍替えしてみたんですよ。
そこの先生、整形外科とくっついている病院で(女医であり、整形外科の院長の奥さんが眼科医ってところ)、患者の9.5割が整形帰りの杖付いた老人という、日本の今後を今見られるすんごい病院なんですけどね。
ゆえに待ち時間が平気で6時間とかあるわけなんだけどね
先生は名医らしく、色々と勉強しているようで、新しい眼鏡のために度を測ってほしいという私の目の検査をして、「ドライアイの新しい薬があるけど試してみる?」と表題の「ムコスタ点眼薬」を処方してくれたのだ。
ムコスタ点眼薬とは?
胃薬にムコスタってあるんですよ。
胃酸が強くて、メンタルが弱い私がよく胃を痛めた時に飲む薬なんですけど。
そんな胃の薬が、点眼薬になっちゃった。
ってな具合に、人間の体ってどこも同じなんだよな……と思わせてくれる目薬。
結構最近出た目薬だけど、ムコスタ自体はむか~しからある、安全性の高い薬だから結構安心して使うことができたんだけど……。
ムコスタ点眼薬の唯一の欠点は『苦み』
処方薬局で「苦いですよ~」なんて言われて渡されたこの目薬。
苦いっていっても、目薬だし……と思ってさしたら……。
ヴェっ!
ってなるくらい苦いのよ。
喉の奥の方が苦いのよ。
夜寝る前に点眼する⇒翌朝立ち上がると喉の奥が苦いのが分かる。
ってぐらい苦い。
ってか、「ムコスタ砕いてそのまま水に溶かしたんじゃ!?」 って思うくらい苦いので、もしこれから使う方がいたら「苦い」を念頭に使った方がいいと思います。
ああ……鼻と喉と目ってつながってんのね…
視界がしばらく白くなるのも難あり
副作用ってわけじゃないんだけど、ジクアスを使うとゼリー状の糸みたいな目やにが出るっていう記事を書いたことがあるが、今回も思わぬびっくり副産物が出ました。
この白濁した見た目から判断される通り、ムコスタ点眼薬は白い。
そんな白い眼薬をさすもんだから、視界が一瞬(1~2分)真っ白になるんですよ。
たぶん、わからないけれども、白内障の方が見た世界ってこんな感じじゃないのかなって思うくらい、視界が白くぼやけます。
1分もすれば、クリアに見えるようになるのですが、その間ほぼ目が霞んで見えなくなるので、犬がう〇こし出したり、猫が毛玉を吐き出したりすると、とっさに動けず面倒。
もしかしたら、赤ん坊がいてひと時も目を離すことができないお母さんとかだと、使えないんじゃないの? って思うくらい視界が白くなるんですよ。
苦味・視界の霞み。
この二つの十字架を背負ってもムコスタ点眼薬は使う価値があるのかというと……。
ムコスタ点眼薬の効果は随一
今まで、ずっとジクアスとヒアレインを使って、さらにはインドの目薬なんかも使って、試行錯誤しつつ戦ってきた私のドライアイですが、この度ムコスタ点眼薬を使ったら、あっさりこの乾燥した冬を乗り切れたんです。
インドの目薬カトラミデも長期的に使えるときは、自分から涙を出してくれるようになり調子が良くなるのですが、いかんせんインドの目薬。
注文しても2か月くらい遅れることがあったり、注文するのが面倒になったりすることもある。
ジクアスもヒアレインもその場しのぎだったりする。
そのため、冬や真夏のエアコンかけたまま寝ている時なんかは、寝起きに目が乾燥して目が明けられなかったり、乾燥で目がかすんでしばらく目が見えなくなることもあった私が、寝る前にムコスタ点眼薬をさして寝るだけで翌朝すっきり。
しかも1か月も使ったあたりから、1日1回寝る前に使うだけ~とか、たまに思い出した時に使うだけでも目の乾燥を感じることなく過ごせるようになったのです!!
結構病院でも評判らしく、2~3か月するとドライアイが治ったとか言う患者さんが多いとか。
もちろん、ドライアイなんて治るものでもなく、生活スタイルいかんで再発するかもしれないんですが、今回ばかりは目薬というものを見直しました。
まぁ、寝る前に使うと、翌朝目の横に白いカビカビ(目薬の乾いたもの)に包まれていたりしますがね……。
苦味対策は鼻を押さえること
それにしてもこのクソ苦い目薬。
私は我慢できるが、子供とか、偏食の人とか無理だろ~という雑談を処方薬局で話したところ、薬剤師さんがちょっとしたこつを教えてくれました。
それは、「目薬をさしたらすぐ、鼻の付け根を押さえること」。
そうすることによって、点眼液が鼻に侵入するのを防ぎ、苦みを感じることがないというコツだったのですが……。
やっぱ苦い時は苦いわ
ですが、この苦みを感じるという問題点があっても、ジクアス点眼薬はドライアイに一番有効な目薬でした!!
目は大切なので、しっかりケアしていきましょう!!
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