鯉料理。
実は大昔から食べられてきた鯉。
今では淡水魚かつ、そこら辺の池で鑑賞されるために存在しているようなイメージがあり、臭みもあるということで、あまり食べられることはなくなってきました。
ですが、やっぱり日本人!!
鯉ですらお刺身『鯉の洗い(こいのあらい)』として、鯉を生で食べることは未だに可能!!
なんなら、美味しいという事で、早速鯉を食べに行ってきました!!
鯉って食べられるの? 実は……高級食材!
鯉は食べられます。
というか、戦国時代の将軍の高級料理として献上されていた高級食材です。
ですが、鯉には独特の臭みがあるので、綺麗な水で育った鯉を、内臓を傷つけず捌く必要があって、あまり市場には出回っていません。
もちろん、森林公園などの池で泳いでいる鯉を勝手に釣って捌くのは違法なので(苦笑)、鯉を食べてみたいと思ったら、お店に食べに行くのがベスト。
鯉は内臓が特に臭いので、素人が捌くとメッチャ臭くて、食べられた物じゃないんです…
というわけで、千葉で有名な『鯉を食べさせてくれるお店』を検索したところ、一番有名な養老渓谷の和食料理店『鴨川大新』というお店がヒット!!
早速行ってみることにしました。
養老渓谷鴨川『大新』で「鯉のあらい」や「鯉こく」を食べよう
千葉で鯉料理を食べるとしたら『大新』と言われるほど、有名なこちら。
場所は千葉の養老渓谷。
夏の終わりに行ったのですが、渋滞を抜けて到着した養老渓谷は意外にもひと気がなくて、すごく快適。
鴨川大新は小湊鉄道線養老渓谷駅から徒歩20分。
駐車場が広いので、車で行くことをオススメします。
この鴨川大新は千葉で美味しい鯉料理が食べられるとあって、すごく人気なのですが、タイミングが良かったのか人の入りもそこそこで、非常に快適。
ノスタルジーなカエルの置物が迎えてくれ。
天上の扇風機もどこか懐かしい。
置物も昔行っていた祖母の家を思い出させてくれる、ノスタルジー溢れる店構え。
お店の子供らしき幼児が、トイレに立つ私を案内してくれながら「ガオレンジャー!!」と叫んでいるのも、いと微笑ましい(笑)
大新のメニュー
大新のメニューはそこまで多くはなく。
・うな重
・鮎の塩焼き定食
・竹の子めし
・山芋定食
・とんかつ定食
・ワカサギフライ定食
・鯉のあらい定食
・鯉こく定食
このような感じ。
目的は鯉こくと鯉のあらいなのですが、鯉は『8月9月はお休み』とのことなので注意しましょう。
うなぎなども食べられますが、探していたのは『鯉』。
もちろん私はためらいもなく「鯉のあらい定食」を注文。
旦那は鯉こく定食を注文。
鯉のあらいとは、鯉のお刺身のこと。
実際はお刺身とは違うのですが、鯉の切り身をお湯でさっと洗って、冷やして酢味噌で食べる乙な一品。
そして鯉こくは、輪切りにした鯉の切り身を味噌で煮込んだものです。
「鯉こく」と「鯉の洗い」の味の感想
鯉こく定食
少し待っていると、ドドンと出てきました鯉こく定食。
大新さんは、かなり濃い味に味付けされた鯉こくを出してくれます。
味噌の良い香りが良い感じ
食べてみた感想は……「白身魚の味噌煮」(苦笑)
そのままの感想で申し訳ないのですが、味噌の味が美味しくてご飯と非常に合うのですが、これが鯉ではなくてタラでもわからないかもしれません。
臭みがなくて食べやすく、ともかく味噌の味が良いのでご飯が進みます。
ただし!!
骨が結構鋭利で、気を抜くと盛大に口の中を切りそうになるので注意が必要です(汗)
鯉のあらい定食
いよいよ気になる鯉のあらい。
鯉のあらいは酢味噌と惣菜とが出てきます。
味の感想は……淡水魚の刺身なので臭みがあることは覚悟していたのですが、臭みがまったく無い!!
酢味噌で刺身を食べるその感覚も珍しく。
小骨が気になるのですが、でも、コリコリとした歯ごたえがたまらなく美味しい!!
強いて言えば、酢味噌で刺身を食べるということに慣れていないので、できれば醤油で食べたい気もするのですが、酢味噌で食べるからこそ美味しいのかもしれません。
ですが、白米にはイマイチ合わない(苦笑)
ご飯はお新香とお味噌汁でいただきました(笑)
定食じゃなく、おつまみだなこりゃ
鯉料理以外も美味しい大新
因みに、鯉以外でも大新さんは美味しい定食があります。
鮎の塩焼き定食など、季節のメニューを取り揃えている大新さん。
自然薯で有名な養老渓谷では、山芋も美味しくて有名!!
追加で山芋定食を頼んだのですが、伸びが凄くてメッチャクチャ美味しい!!
なんなら鯉より美味しいかも……
鯉を目的で行かなくても大新さんでの食事はかなりオススメ。
とはいえ、普通に食べたら臭い鯉ですが、大新さんなら鮮度が良いので美味しく食べられると言うこともあるので、養老渓谷に行った際には、ぜひ大新で鯉の定食を注文することをオススメします!!
ノスタルジーにも浸れて一石二鳥ですよ!
鯉料理でお腹が満ちたら養老渓谷散歩もおすすめ
腹ごなしに養老渓谷を軽く散策ができるのが、大新で鯉を食べるいいところ。
ちゃんと散策ルートが出来上がっているので、子どもでも歩けて非常に良い感じ。
とはいえ、段々道のりが険しくなっていくので、体力に自信がない方はある程度進んだら戻るのもあり。
それでも一応、頑張って進むと、質素な旅館がある辺りで平坦な道に戻るため、歩くのもラクチン。
ここくらいになると車もちらほら見え始め、もう少し進むとX等で話題になった『2穴天上のトンネル』が出てきます。
一見普通に見えるこのトンネル。
中に入ってみると、天上にも穴が空いており、まるで2つのトンネルが縦に並んでいるように見えます!!
自然の奇跡が生んだトンネルで、雰囲気もバツグンなので、大新さんで鯉を食べた後、ここでも少し珍しい風景を見るのも良いでしょう!!
ここまで歩くのはちょっと大変かもしれませんが、大体1~2時間くらいです!
大新【店舗情報】
店名 | 大新 (だいしん) |
住所 | 東京都中央区銀座8-8-5 太陽ビル5F |
電話番号 | 0436-96-0862 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
ランチ | あり |
定休日 | 不定休 |
最寄り駅 | 養老渓谷駅から徒歩……1キロくらいなので車推奨 |
駐車場 | あり |
店舗URL | 大新 |
あっちこっち飛び猫では他にも珍しい食べ物を食べに行ったりしています。
鯉こくや鯉の洗いが好きな方はきっと……ナマズなんかも好きなんじゃないでしょうか?
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