太った。
結婚してから10年。10キロ近く太った。
1年で1キロの計算だ。
「幸せ太りね」なんて言っていられない。
卓球すると自分の体重で膝が笑うし、10年前に買った喪服がもはや着れない。
誰も死ぬことすら許されぬ状況だ。
というわけで、そろそろ体調管理の他に、体重管理もしなければいけない年頃になったのかと思い、運動のモチベーションを持たせるためにもと、「歩数やカロリー計算、心拍数や血圧などを記録できる腕時計が欲しい」と思ったのです。
Apple Watchとスマートウォッチの違い
30過ぎると週2~3の卓球なんかで体重や筋力、体型が維持できるようにはならなくなります。
年齢と共に、加速度的に落ちる筋力と代謝に抗うべく、ほぼ毎日少しずつの運動が必要になってくるんですよ(持論)。
でも、心臓に負担をかけられないのも事実。
できることなら心拍数は120以上にはしたくないし、血圧などの管理もしていきたい。
そうなると、常に自分の脈を謀ってくれるSFデジタルな時計が欲しくなってくるのですが、その代表が「Apple Watch」。
だが、Apple Watch、高い。
もしかしたら、1ヶ月くらいしたら飽きて部屋の片隅に埋もれ、年末の大掃除の際に燃えないゴミ袋に突っ込みながら、「なんでこんな無駄遣いしちゃったんだろう……」って思うハメになるかもしれないのです。
ならば、廉価のもっと安いものはないのかと探したらありました。
スマートウォッチ。
色々調べてみたところ、スマートウォッチとApple Watchの一番の違いは「値段」と。
他にも、換えのバンドがないとか(あるメーカもあるらしいが)、精度は断然Apple Watchのほうがいいとか。
あと、Apple Watchはスマホがないと使えないのでその辺も注意が必要。
他にも色々とあるともいますが、Apple Watchとスマートウォッチの違いは私はそんなところだと判断しました。
スマートウォッチの使い心地
私が買ったスマートウォッチはこちら。
怪しい日本語で書かれていたので「充電中に爆発しなければいいが……」と、3600円捨てる覚悟で購入しました。
ですが……意外とよかったんですよ。
スマートウォッチがやってくれること
- 脈拍の記録
- 歩数カウント
- 血圧
- 時間はもちろん表示
- 歩いた距離の換算
- 消費カロリーの表示
- 睡眠時間の記録(どうやっているのかレム・ノンレムの記録もしている)
- 遠隔でスマホの写真が撮れる
- どこかに置いてしまったスマホを鳴らして場所を探すことも可能(たぶん可能距離はあると思うが)
- 1時間以上座りっぱなしだとアラームでお知らせ
- スマホに着信(ラインもアリ)があると振動してお知らせ
歩数と心拍数だけわかればいいや……なんて思っていたのですが、意外な便利機能。
とくに座りっぱなしアラームは、仕事がらPCの前から動かなくなる私の様な人間にはぴったり。
これで3600円だったらすごく安いと思う。
あと、別途アプリでカロリーとか心拍数とか、記録してくれるのでその辺もありがたい。
2時間くらいの充電で3~4日電池が持つのもいいね。
ちゃんと爆発せずに充電できました。
実際の使い心地と注意点
でもって、実際つかってみた感想ですが、まず「つけ心地」。
実は初っぱなからコレがちょっと悪い。
耐水性なのはイイが、バンドが固く、サイズ調整が難しいんです。
このバンドを引っこ抜くとUSBみたいな、充電するソケットが出てくるので仕方ないと思うのですが、これ改良の価値ありだと思います。
そこを除けばつけ心地は悪くないのですが、ぴったりくっついていないと脈拍などがちゃんと出てくれないので、そこが重要。
あと、さすがに今年の夏は暑すぎて、通気性0のこの腕時計をつけたままで生活するのが厳しく(痒くなる)、汗が出るときはちょっと外す必要が出てくるかもしれない……。
心拍数はオムロンの血圧計と同じだったので誤差はなし。
ただし、血圧はオムロンの血圧計(手首、上腕用共に)よりも20ばかり多く表示されるので、表示される数値-20として見ていた方がいいでしょう。
その他、鞄にスマホを入れて置いても着信を知らせてくれたりするので、私の様に「+(プラス)」を使っていて、スマホが大きいので普段から鞄に入れっぱなしの人にはとても重宝する。
スマートウォッチのデメリット
良いことづくしのスマートウォッチですが、いくつか問題もあります。
先ほどの血圧の誤差くらいなら「20引いておけばいいや……」で済むのですが、歩数などのカウントが、腕を動かしただけで反応してしまうので、通常よりも消費カロリーが多く出てしまうんです。
家で家事と仕事をしていただけでも3キロ近く歩いたことになっていたり、寝て起きたら30歩くらい歩いたことになっていたり(恐らく寝返りに反応している)。
もう一つ厄介なのは、「心拍数アラート」。
心拍数が設定した数値以上に上がると(私の場合120)「発作起こしてますで!!」と、スマートウォッチが振動して教えてくれるのだが、脈拍が確認できない時も「心臓止まってますで!!」と揺れるので、それが厄介。
先にも述べたとおり、バンドの部分の長さ調整が難しい形状なため、ぴったり腕につけることが難しく、隙間ができたりする。
そうすると上手く脈が取れずに、スマートウォッチが暴れ出すんです……。
試しに、腕から外して机の上に放置しておいたところ、定期的に「脈がない!!」と振動していたので、そういう仕様なのだと思ういますが、そこがちょっとうっとうしい。
特に寝ているときに振動されると、外して放り投げたくなるので、そこはやっぱり改良の余地ありだと思います。
結論
このように、良いところ、悪いところを書きましたが、結論としては「3600円なら、買ってよかった!!」とおすすめできるものかと。
これが10000円以上だと、「う~ん……」という感触だが、値段にしてはこの性能はアリだと思う。
今はこれだけではなく、ちょっとよさげな「Fitbit」というスマートウォッチもでており、音楽の再生なんかもできるらしいので、この格安スマートウォッチで継続して使うことがわかったら、ちょっとランク高めのスマートウォッチに。
さらに、ヘビーに使うとなったらApple Watchにするなどしてみると良いかと思います。
飽きる可能性もあるし、どんなものかな?というのであれば、この格安スマートウォッチはおすすめです!
たまに「心臓発作です!」と騒ぐけどね……
Apple Watchについてはこちらからレビューしています
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