年に数回、すんごい頭痛に見舞われるシーズンがあるんですよ。
あまりの痛さにトイレでオエオエしながら、救急車を呼ぼうとして「119」が出てこないくらいの症状。
この頭痛……片頭痛っていう物らしくてね。
片頭痛……偏頭痛……どちらでもいいんですけど、ともかくこの痛みって結構ヤバイ上に頻発するんで色々対処してたり、治療したり、もちろん検査もしています。
とはいえ、私だけではなく、かなり多くの方が偏頭痛に悩まされているみたいなので、もはや片頭痛マイスターになりつつある私が、医者から言われた対処法やら、経験談をお伝えします。
片頭痛については漫画でも描いています。
お好きな方でご覧ください。
片頭痛とは?
偏頭痛は激しい頭痛の事なんですが、頭の片方に起こる、脈打つような痛みが特徴。
吐き気が起こったり、音や動き、光によって痛みが増すことがよくあります。
なので、偏頭痛が起こった場合は、私は薄暗い静かな場所でうずくまります。
ゴキブリみたいになっています。
偏頭痛、女性に多く見られるらしいのですが、一方で性は群発頭痛と呼ばれる、自殺したくなるくらい痛い頭痛のほうが起こりやすいらしいとのこと。
私が見舞われた偏頭痛の症状は……
片頭痛が起こる日は、大抵朝から微妙な鈍痛と吐き気を感じます。
あと、私は必ず夕方~夜にかけて片頭痛が起こるので、なにかタイミング的な物もあるのかもしれませんね。
「ズッキン・ズッキン」という痛みが右、若しくは左の目の奥から脳天にかけて発生したらもう手遅れ。
みぞおちから胃が持ち上がるような吐き気が起こり、トイレに駆け込むも、嘔吐くとその反動で更に頭痛が増という、地獄のルーチンが始まります。
偏頭痛の場合は1日以内には収まってくるのですが、この痛みがずっと続くようなら、脳腫瘍などヤバイやつが脳で起こっていることなので、すぐに病院に行った方がよいでしょう。
偏頭痛の痛み……。
初めての片頭痛の時は、あまりの痛さに脳の血管が破裂したのかと思い、救急車を呼ぼうとしたのですが、「119」という数字が出てこなかったほどでした。
友人にも片頭痛の酷い奴がいるのですが、そいつは余りの痛みで家族の名前が出てこなくなると言っていたので、意図せず脳が痛みでパニック状態になっているのかもしれません。
私の場合、そんな痛みが始まって大体3~5時間位すると治まってきます。
それまでは電気を消したトイレの片隅。
若しくはソファーかベッドの上に横になって、ひたすら静かにしています。
追記:新薬『レイボー』のお陰で大分楽になるようになりました
片頭痛が起こった後から薬を飲むと、そのまま吐く可能性があるし、薬が効きにくくなるので諦めろ……とのことでしたが、最近では「レイボー」という偏頭痛に特化した薬が出ました。
レイボーは症状が出た後に薬を飲んでも効いてくれて、血圧などにも影響しないためすごく良い薬。
ものすごく眠くなるのですが、どのみち痛みで動けなくなるので、私はレイボーを常に持っています。
これで偏頭痛の痛みを乗り越えた……と思いがちですが。
嫌なことに、1度片頭痛を起こすと1~2週間は頭が痛かったり、片頭痛が起こりやすくなります。
偏頭痛の原因は多種多様
偏頭痛の原因は多岐にわたっていて『これ』といった物が決まっていないのが残念なところ。
私の場合、片頭痛メモを読み返してみると、「夕方~夜」「真夏と真冬」「曇りから晴れの日」に発症していることから、暑さ寒さや気圧、あとは緊張から解き放たれた時に起こっていることがわかりました。
他にも、たまたま婦人科の検査で、ホルモンの変動が大きいということがわかり(女性は月単位でホルモンが変動するもんですよ)、そこも要因の1つではと思われます。
カフェイン断ちも危険
あと、カフェイン断ちをした時はやばかった
カフェインを摂ることによって、片頭痛を予防できるという節もあります。
一方で、カフェインで片頭痛が悪化するという話もあるのですが、恐らくずっとカフェインを少量でも取り続けていた人が突然止めると、一気に血管が広がってあの「ズッキン・ズッキン」といった痛みが出てくるのではないかと思われます。
なので、カフェイン断ちをするなら本当に気をつけていきましょう
さらに私の場合は、慢性的な首凝り・肩こりから「緊張性頭痛からの偏頭痛」というパターンが発生してしまうという難点もあります。
まとめると……。
- 肩こり・首凝りから
- 季節
- 時間
- ストレス
- 天候
- 温度差や気圧の変化
- カフェインの取り過ぎ、摂らなすぎ
こんな、「今日の気分」みたいな条件で、偏頭痛が起こってしまうのです……。
偏頭痛の検査の方法
大抵偏頭痛で病院に行ったら基本的にまず、MRIを撮って、脳に異常がないかを確認します。
その後、問診によって片頭痛と判断する……となります。
病院選びで迷ったら……
私の場合、近所にちょっと有名な脳神経外科・内科の個人病院があったのでラッキーでした。
吐き気が起こるので、内科に行く方もいるかもしれませんが、頭が痛くなって吐き気が起こったら「脳神経外科」か「脳神経内科」に行くのがベストでしょう。
MRIは大きい病院ならだいたいあると思います。
もし個人院へいく場合は、MRIがあるかどうかをチェックしてからの方がおすすめ。
あと、「頭痛外来」があるかどうかもポイントです。
偏頭痛の治療法・対処法
偏頭痛が起こった場合、基本的にトリプタン系の頭痛薬、若しくはロキソニン系の頭痛薬からのトリプタン系の頭痛薬を飲むことになるかと思います。
場所によっては、漢方を処方してくれたり「予防薬」を出してくれることもあるかと。
私の予防(対処)法
私は初め、漢方の「川芎茶調散」、緊張性頭痛用の「ロキソニン」と「エペリゾン(筋肉の緊張をほぐす薬)」、片頭痛用の「アマージ」。
さらに予防薬で「ミグシス」という処方薬をいただいていたのですが、ミグシスは血圧を下げる副作用によって、ただでさえむちゃくちゃ血圧が低いのに、脳貧血を起こすくらい血圧が下がってしまいNG。
「川芎茶調散」はお茶の成分が私の胃に合わず、胃痛と逆流性食道炎が発生しNG。
アマージは偏頭痛が起こってから飲んでもあまり効かず、さらに吐いてしまったりして飲むタイミングが難しい……。
というわけで、現在では
漢方……五苓散と呉茱萸湯
緊張性頭痛……ロキソニン
偏頭痛が起こってしまったら……レイボー
という使い分けで安定しています。
特にこの『五苓散と呉茱萸湯』が各段に効果的!!
私に合っていたのか、1日3回この漢方を飲んでいたら、2ヶ月くらいで薬を飲まないと耐えきれないくらいの頭痛が起こらなくなり、半年足らずで「あ、今日は頭痛起きそう」という日に1回飲んでおけば、乗り切れるくらいまで、頭痛をコントロールできるようになりました。
自分に合う薬を見つけるまで諦めないのが大切!!
ただし、予防として普段から「1時間に1度はストレッチをする」「眼精疲労時はホットマスクをする」「夏場外に出る時はサングラス」「夕方は具合が悪くなる物と考え、大事な用事を入れない」といった工夫をするようにしています。
偏頭痛持ちになってしまった場合の個人ができる対応策の【まとめ】
- 自分に合う薬(特に漢方)を見つけること
- 夏場に外に出る時はサングラス
- 肩こりに気をつけて整体などに行く
- ホットマスクを使ったりして眼精疲労をとる
- 突然コーヒーを止めたりしない(というか、血圧が高くなるであろう晴れの日には率先して飲む)
- 夕方には具合が悪くなる前提で、真夏や真冬は昼寝するのも有効
片頭痛の原因や予防法は人それぞれなので、これが正しいとは言えませんが、私の様に環境やストレスなどに左右される人もいるかもしれません。
そんな方の参考になればと思います。
あと、躊躇しないで病院は行った方が良いです。
脳は時間との勝負になることもありますし、救急で運ばれた先に脳神経外科医がいるとも限りません。
病院は「なにもないことを確認する場所」と思って、遠慮なく行きましょう。
偏頭痛と緊張性頭痛の見分け方
私の様に緊張性頭痛からの偏頭痛という方は多いそうで、医師が簡単な見分け方を教えてくれました。
それはずばり、「温めて楽になったら緊張性頭痛。温めて余計酷くなったら偏頭痛」とのこと。
まぁ、「ギューッ」と締め付けられるような痛みなら緊張性頭痛、「ズッキン・ズッキン」と脈打つような痛みの場合が片頭痛なので、わかるかと思いますが、私の様に肩こり⇒緊張性頭痛⇒ほぐす⇒血管が広がる⇒偏頭痛という混合性頭痛もあるので、お気を付けください。
おまけ……片頭痛と偏頭痛の漢字表記の違い
正しくは「片頭痛」だそうですが、今は偏頭痛でも正しい表記らしいです。
TVや日本医師会のサイトでは大抵「片頭痛」と表記されていますが、たま~に偏頭痛と書かれているところもあります。
ま、片方だけが痛いことが多いので「片頭痛」で書いておけば間違いはないかと思いますが、どちらでもいいんじゃないでしょうか。
医師が書いているブログでもごっちゃに書いていますし💧
辛い偏頭痛。
QQLも大分下がるので、情報を知って自分に合った対処法を見つけていきましょう!!
因みに……漫画でも偏頭痛について描いたので、読みやすい方が良い方は是非どうぞ!!
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