洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビ
1950年代。昭和の時代の三種の神器と言われた家電がそう。
今はあって当たり前のこの3家電ですが(いや……最近は逆にテレビがない家もあるか)、令和の時代はルンバ・食洗機・乾燥機付き洗濯機だと、勝手に思っているわけですよ。
世は時短。
食器洗い機は家の購入の際に漏れなくついていたため、ありがたく頂戴し、ルンバは犬猫複数飼いなため、ウ〇コによる大事故を防ぐためそもそも使用不可。
まぁ、逆にカーペットなどを敷けない家なので、クイックルワイパーで事足りるのでそこは問題なかったのですが、この乾燥機付き洗濯機については値段の問題もあり見て見ぬふりをしていたのですが……。
現代人に乾燥機付き洗濯機が必要な理由
元々使っていた洗濯機は私が一人暮らしの時から使っていた、東芝の縦型洗濯機。
恐らく今はもう無い型で、風で乾燥させることができるというちょっと優れものでした。
とはいえ風。
1時間風を当てようが3時間風を当てようが、出した時に乾いていないのは変わりはありません。
もちろん、干す時間は若干短くなる気はしますが、室内干しで半日以上干しても湿っぽいし、生乾きの臭いも気になることも……。
それでもマンション暮らしの時は外に干せば問題なかったのですが、生活環境が変わり、駅前大通りの前に暮らすようになったら、下手に干しっぱなしにすると洗濯物が黒くなるし、工事も多くて、人目も気になるし……。
しかも近年異常気象で、冬なのに雨が多かったり、無駄に霧が出たりと干しても干しても乾かないことも。
半分仕事のような熱の入れようで卓球をやっているので、練習⇒試合⇒試合⇒練習とかになるとウエアが足りなくなることもあり、困ることも多々あったり。
あと、花粉やばいね。
花粉以外にも黄砂やよくわからない、目に見えない粉によって、人間も犬もアレルギーを発症させている我が家は、もう我慢せず乾燥機付き洗濯機買った方が、私のイライラという最大の闇が晴れる最大の功績を果たしてくれるのでは……ということとなり、購入に至ったのです。
あ、あと、私だけが感じているストレスかもしれませんが、朝1~2時間かけて掃除をしたにも関わらず、夕方ギリギリまで仕事をした後に、洗濯物を取り込んでたたむという『結局掃除終わってないじゃん』という行動がストレスが耐えられないということもありました。
やること……まとめたいじゃん?
乾燥機付き洗濯機『日立 ビックドラム』買ってみた
そんなこんなで、欲しい欲しいと言って1年。
下見に行った大型電気店でセールになっていた、『日立 ビッグドラム』を購入。
いや、買う気はなかったんですが、販売員のオジサンが「わかりました『底値』で売るから」と言ってくれたので。
Amazonだと1つ前の型しかないけど、これの一つ新しいタイプだと思われます。
一応、その時聞いた販売員のオジサンの話によると……。
- 日立はモーターがいい。
- 日立はヒートリサイクルというタイプだが、これは光熱費がヒートポンプとヒーター式の間くらい。
- パナソニックはヒートポンプで光熱費は節約できるが、日立はモーターがいい(笑)(時間は乾燥時間は日立の方が早いらしい)
- シャープはおしゃれなだけだ。
と、一部オジサンの個人的感想も含みつつだが教えてもらいました。
まぁ、高い買い物になるので慎重に行きたいところですが、乾燥機付き洗濯機はまだ発展途上な神器なので、故障するケースもあるため、大手を選びつつ、あとは個人でカンを働かせるしかないかな……と思います。
因みに、縦型は洗浄力に優れていますが、乾燥させるんだったら形状上ドラム式じゃないと乾きがどうしても悪くなるので、乾燥機付き洗濯機を選ぶならドラム式をおすすめします。
なお、シャープさんだと結構安い価格で売っていたりするので、ともかく試しで……という値段でもないのですが、安く安く買いたいという場合は、安めの物を買うのもアリかと。
乾燥機付き洗濯機を購入する時に必要な注意点
今回ドラム式洗濯乾燥機を買うにあたり、注意点がいくつかあったな……と思いました。
①結構でかい
でかい。
今回、コンパクトサイズじゃないものを買ったこともあって、今までのものより1.5倍くらいでかくなった。
今どきの家(築10~15年くらい)で洗濯機置き場がある家なら大丈夫だと思うが、マンションとか場合によっては置けないかもしれないので、あらかじめスペースを調べておくことは必須。
お店だったら「置けませんでした」⇒「返品返金」が可能だが、通販とかだとシャレにならないことになりかねないので、スペース確保は大切。
あと、横だけではなく、縦のスペース確保も忘れずに。
②びっくりするくらい重い
想像以上に重かった。
そりゃそうだ。
だって80㎏あるんだもの。
これはネットで見た情報なので、嘘か本当かわからないが、ドラム式で乾燥機が付いている場合、モーターがめっちゃ揺れるので、その振動を抑えるためにコンクリで重さを足しているらしく、そりゃ重くなるわ……というわけです。
なので、古い木造アパートとかだと下手すると床どころか、サビた階段が抜ける危険性もある。
古い一軒家だと床が傾いたりすることもあるかも。
なので、不安な場合は大家さんに確認するか、ハウスメーカー、もしくは大工さんなどに聞いた方が良いかもしれません。
買う前から手間がかかるのですが、その後の手間を減らすためにも大切なことです。
③重いので、初めにトレーを敷くなら敷いておこう
これは②に機縁するところなのですが、洗濯乾燥機は重いので、一度置いたら置き直しが超絶困難になる。
恐らく女一人では無理でしょう。
男一人でも無理でしょう。
搬入に来てくれたのは、『聖☆おにいさん』みたいな若いお兄さん2人だったのですが、それでも汗だくで入れてくれたのです。
なので、もし洗濯機の下にトレー(正式名称『洗濯パン』)を敷く場合は、設置の時点で置くようにししましょう。
もちろんトレーのサイズも要チェック
私は洗濯パンを置くかどうか躊躇ったため、後から旦那と二人がかりで傾けたり、タオルを敷いて滑らせたりして、1時間かけて洗濯パンを敷くこととなったのです……
使ってみた感想
と、設置までにも紆余曲折ありつつ、購入した我が家のビッグドラム。
始めの頃は心通わすのに手間取ったが、今はだいぶ慣れて、犬で言うと「お手」ができるくらいにはなった気がします。
使用して3か月。使ってからのメリットデメリットを乾燥と共にお伝えします。
メリット
①天気を全く気にすることがなくなった
コレ、でかいね。
突然雨が降っても、もはや「雨が降っているから何なの?」というお嬢様のような感覚に。
雪だろうが、霧だろうが気にしない。
ともかくこの世に電気があれば乾くのだから。
②日焼けしない
外に干す必要がないため、日焼けしないんですよ。
アラフォーのBBAには本気でありがたい。
洗濯物を干すだけなのに日焼け止め塗ったりすることもないんですよ。
完全に、真夏の昼間は外に出なくて済むんですよ。
③掃除のタイミングは自分次第
掃除が終わったのにもかかわらず、洗濯物を取り込んでしまうという再度の家事が出るのが嫌だった私。
これなら、夜に洗濯機を回しておけば、朝一で洗濯物をしまって他の掃除ができるんです!
時間外労働だった洗濯物が、真っ先に終わる家事になったのは本当に嬉しい……。
④節水になる
ドラム式洗濯機、実は縦型に比べて水の使用量が1/3くらいになるらしい。
とはいえ、水道代って電気ガス水道の中では一番安いし、本体代が結構するので、ここで特とか損は言えないが、けど、水道代で心配する必要はないでしょう。
あと、ドラム式には「自動洗浄」というのがあって、ある程度の部分を選択の最後に水でバーっと流してくれるそうなんですが、その水の量もコップ1杯くらいだそうです(販売員のオジサン談)
⑤思っていた以上にキレイになる
これは人それぞれかもしれませんが、縦型に比べて汚れを落とす力が少ないと言われているドラム式洗濯機。
けど、私はドラム式にした今の方が断然きれいに洗濯されている気がします。
⑥花粉、マジ楽
外に出たら花粉には襲われますが、花粉症野郎の我が家の面々は、外に干さなくなってから家の中で鼻をグシュグシュ言わせることがなくなり、非常に助かっています。
それに、外の排気ガスも気にならないし、工事中(この1年うちの横工事しっぱなし)の粉じんも何のその。
小学校から飛んでくる石灰混じりの黄色い砂も、もうどうでもいい。
体にはとてもいい気がする。
デメリット
①洗濯物が痛む……と言われている
私はまだ気にならないが、洗濯物を回転させて洗う縦型に比べて、ドラム式洗濯機は叩きつけて洗うため、生地が痛みやすいと言われています。
今のところ全然気にならないけど、後述する埃フィルターを見る限り、確かに布地が痛むのは早そうな気がします。
②想像よりも乾燥に時間がかった
洗濯機に「乾燥90分」とかボタンがあったので、「大体90分もあれば乾くのか~」なんて思っていたのですが、しっかり乾ききるのに洗濯込みで4時間とか表示されるのはザラ。
ナイトモード(静かなモード)にすると7時間とか出て、本気でビビりましたが、表示される時間よりも1時間くらい早く終わるので、そこまで気にしないでも大丈夫かと。
これも後述するが電気代も想像以上にかからないし。
夜寝る前に回して、朝片づける予定でいる人にはなんら問題なし。
③毎回掃除しないといけない箇所がある
これはどこのドラム式洗濯乾燥機のメーカーの口コミにも書かれている、唯一(?)の欠点。
乾燥機付き洗濯機は、結構埃が立つためフィルターの掃除が欠かせない。
我が家の場合は1回でこれ…………。
びっくりすると思うが、猫の毛が刺さっていること以外、どこもそうらしい。
これだけの埃が衣類から出るということは、それだけ確かに痛みが出やすいのかもしれませんが、そんなに気になるなら手洗いでもすればいい。
ただし、このフィルター掃除。
パカっとフィルターを出して、下に傾けると写真のようにきれいに埃が落ちるので、実質掃除にかかった時間は10秒くらい。
そして、もう一つは「糸くずフィルター」
これも1回の洗濯で出た糸くずですが、多分飼っている犬と猫の毛が大半です。
これも、コンコンとゴミ箱の中で叩けば糸くずが落ちるので、あとは水で流して終わり。
実質15秒くらいの掃除時間。
あとは、ドラムのパッキン部分に埃が溜まるので、それは洗濯物を取り込む前にティッシュで拭えばよいだけ。
5秒くらいかな。
なので1分あれば掃除はすべて終わるので、朝のルーチンにしてしまえばなんとも思わない。
というか、洗濯物を干す時間に比べたら何10分の1!!
④思っていたよりうるさい振動音
これが私にとって一番のデメリットだった「騒音」。
洗濯自体は今までの縦型よりもはるかに小さく「チャプン、チャプン」という音が聞こえるのみ。
店頭デモでこれを聞き「めっちゃ静かやん!!」と喜んでいたのだが、脱水音は縦型と変わらず。
ただし、これも脱水は1分くらいで終わるので我慢できます。
問題なのは、乾燥の時に加速させていくヒーター音。
ヒーター音というか、もうごく普通に振動音。
1階に置いて、洗面所を閉めて、2階の寝室でドア閉めて寝ているのに結構気になります。
ただ、寝室の真下が洗面所ということ、キャットドアがあるので気密性が悪いこと、私が音に敏感ということがあるので、同じく乾燥機付き洗濯機をマンションで使っている友人なんかは「え? 寝る前に回してるけど全然気にならないよ~」なんて言っていたので、個人差はあるだでしょう。
一度洗濯機が温まれば後は比較的静かになるので、乾燥に入ってから15~30分の騒音に対処できるようなら問題はないと考え、寝る頃には一番音がうるさい状態から脱しているようなタイミングで、我が家では風呂から出たらすぐに洗濯機を回すようにしています。
あと、ナイトモードにすると当然静かにはなるが、洗濯に7時間という怖さがスゴイ。
なので、回すのが遅くなって寝る時間と被りそうなときのみ、ナイトモードで回しています。
電気代
乾燥機付き洗濯機を購入する人が一番気になるであろう電気代。
これは恐らく、一昔前にガス式の乾燥機を使っていた家が、乾燥に結構なガス代を持っていかれたことから「乾燥機=電気代がかかる」というイメージが出たのではないかな……と思っている。
私もそうでした。
が、私が買った乾燥機付き洗濯機の電力数(?)は乾燥に980wの電力を使う。
乾燥は3時間かかる(1時間は洗濯なので、5円とかそこら)。
でもって、うちは電化上手なので23時以降の電気代は12円。
それをこちらの電気料金計算ツールで計算すると……35.28円。
洗濯入れても約40円。
毎日毎日2回も3回も洗濯する人だったら問題ありかもしれないが、夫婦二人、月に15回も洗濯すれば多いほうなので、月の洗濯物にかかる費用は5~600円と言うところ。
思っていたより安い!!
電気上手で夜間12円という破格ではありますが、普通の家庭だと23円くらいかな?
だと思うので、大体1000円くらい増えるか増えないかなので、減った水道代のことを考えるとそんなに騒ぐほどの負担ではないでしょう。
因みに、浴室乾燥は洗濯乾燥機の4倍くらいの電気代。
除湿乾燥機は同じくらいだけど、時間がかかることを考えると、手間を含めて私は乾燥機付き洗濯機で良かったと思います。
洗剤もドラム式向けに
この乾燥機付き洗濯機を購入後変わったことは、掃除サイクルの他に、洗剤の種類。
これは仕方がないことなので、デメリットには書かなかったのだが、乾燥機で洗濯物を乾かしたり、中に放置したりすることで雑菌が湧きやすかったり、臭い移りがあったりで、きれいなのに臭いが気になることがある。
始めは普通の洗濯機の時から使っていた、無添加せっけんを使っていたのですが、これだと使用量は増えるわすすぎ回数増やさなきゃで、あっさりアタックのドラム式用に変更。
↓↓↓↓
柔軟剤は、乾燥機を使うとフワフワに仕上がり不要。
その代わり、香りビーズをチョイス。
別にわざわざ香り付けする必要はないのですが、運動をしているためどうしても気になって……。
ただし、この香ビーズ。規定量入れるとめっちゃ香り過ぎるくらい強いので、規定量の1/3で十分。
なので1本買うと1~2か月持つし、1度香りが付くと2回くらい洗濯するまで香りが持つので大変コスパに長けています。
置いておくだけで、蓋から微かに良い香りを放出し続けてくれるので、洗面所の芳香剤としても重宝。
スメハラにならないように少しずつ使いましょう。
この2つの洗剤を使って、「洗濯20分」「すすぎ2回(本当は1回でいいのだが心配性なので)」「脱水1分(1分以外選べない)」「乾燥お任せ」の設定で洗濯乾燥機を回していると大変ちょうどいいことが分かりました。
なお、どうしても香りが気になる場合……。
旦那の靴下とか、団体戦で冷や汗の染みたくっさいウエアなどが気になった時のみ、粉のハイターを使うと良いとの情報があったので、使用。
これだと完璧なほど気になる臭いがなくなるので、大変お勧めです。
乾燥機付き洗濯機アリかナシか
アリ
ともかく洗濯物を干す手間というものがなくなっただけでも、かなりのストレス減。
もちろん初期費用は掛かるし、若干騒音は気になるし、壊れる可能性は普通の洗濯機よりまだ高いし、電気代だってそりゃ若干なりとも増加します。
けれども、ストレスが減って掃除でイライラしなくなったり、家事に終われるくらいなら、短い人生乾燥機付き洗濯機を買ったっていいと思います。
あと、これからどんどん異常気象は増えてくるし、天気を気にするストレスだってなくなりました。
そしてなにより…………。
取り込んだふかふかの洗濯物に幸せそうに乗る猫の姿も見れるしね!!!!!!!
ちなみに、ドラム式洗濯機は黒ずみができやすいので、黒ずんでしまった時の対策はこちらから!!
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