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江戸時代に飲まれていた「納豆汁』の簡単な作り方と感想

食レポ&レシピ
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相変わらず昔の料理レシピが好きな私。

前回は江戸時代の病人食『味噌粥』でしたが、今回は宮部先生の江戸時代小説から「納豆汁」を作ってみようと思いました。

因みに納豆汁。

江戸時代の納豆の一般的な食べ方として広まっていた料理で、江戸に限らず日本各地で食べられていたもようです。

納豆汁とは?

Wikipediaによると……

「味噌をこくしてだしくはへよし。くきたうふいかにもこまかにきりてよし。小鳥をたゝき入吉。くきはよくあらひ出しさまに入。納豆はだしにてよくすりのべよし。すい口からし。柚。にんにく。」

1643年『料理物語』の「納豆汁」より

とのこと。

どうやら、納豆を細かく叩いて青菜と一緒に味噌汁風にして、からしや柚子、にんにくを入れる……っぽい感じ。

ま、今回は、私の愛読書「初ものがたり」よりその作り方を模索して、江戸時代風の納豆汁を作ってみることにしました。

納豆汁の作り方

納豆汁の材料

  • 納豆
  • 油揚げ
  • 豆腐
  • 青菜(今回は小松菜)
  • 味噌

大豆だら!!!

どんだけイソフラボンを摂取したいんでしょうか……。

そんな突っ込みが心の奥底から溢れて止まりませんが、江戸時代のものならこれでいい。

当時は安定供給されたナメコやジャガイモやニラがあるわけではないんです。

安定して市場を出回っていたのは「大豆」。

そう、これでいい。

納豆汁のレシピ

①青菜を洗って食べやすい大きさに切る。

②豆腐(木綿豆腐がベター)を少し大き目の賽の目に切る。

③油揚げも豆腐と同じくらいの大きさに切る。

④さて、ここからが大事。
納豆をゴリゴリ擦って潰していく。

例えるならひきわりをさらに引き割っていく感じ。

因みに、今回、100均で購入したミニすり鉢が大活躍。
ゴマなんかを擦るときも大変便利なので、1つあると重宝します。

⑤出汁を入れた鍋に、納豆以外の材料を入れ、ひと煮立ち。
火を止めて、味噌を溶かして味噌汁を作りましょう。

⑥普通においしそうな味噌汁ですが、ここに先ほどの潰してあわあわになった納豆を入れます。

⑦軽く混ぜたら、納豆汁の完成!!
お椀によそって食べましょう。

納豆汁の感想

さて、納豆汁は私の中で「熱々」よりも、少し冷めたくらいがおいしい気がするので(そもそも熱々だと、麹菌もナットウキナーゼも死んでしまうらしいし)、猫舌でも飲みやすい温度でいただきます。

感想は…………。

うん、納豆汁。

納豆汁というか、大豆汁

「あ~大豆摂取してるぅ~」って思ってしまうほど、口の中に納豆含む大豆の風味が広がり、イソフラボン取りすぎてしまうのではないかと不安になるほど。

納豆の風味やつるつる(ネバネバではない)が苦手な人は絶対に飲めない……と思うこの納豆汁。

美容が気になる人には良いかもしれないし、お酒の〆にも悪くない味……だと思います。

千夜
千夜

メチャクチャ美味い!!
ってわけでもなく、今回は「普通」という感想しかないのは、
やはり「簡単に想像のできる味だから」というところもあります。

ただ、いつも納豆の味噌汁を作る時は、潰さずそのまま納豆を投下するので、それに比べて大変飲みやすくなったので、今度から納豆の味噌汁を作る時は、納豆汁のように擦って潰してから入れようと思います。

この記事を書いた人
オタ主婦マルチクリエイター
川島 千夜

【オタ主婦マルチクリエイター】
ライター/小説家/イラストレーター/ブロガー/漫画描き/YouTubeにハンドメイドグッズ販売やっています 猫のようにあっちこっち、色々やっていますが、実態はインドア派なゴリラです

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