「ゴッコ汁」北海道の郷土料理の作り方レシピを紹介します | 飛び猫

「ゴッコ汁」北海道の郷土料理のレシピと感想!!

ゴッコ汁
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皆さん「ゴッコ」って知ってますか?

子供がその者になり切って遊ぶ「〇〇ごっこ」ではなくて、「ホテイウオ」って呼ばれる魚なんですけど、北海道では「ゴッコ」って呼ばれているそうで、こいつから作る「ゴッコ汁」というのが北海道の郷土料理であるそうで、すごく気になっていたんですよ。

でも、ゴッコは関東地方では結構お高いお魚で、手に入ることも稀……なんて聞いていたので、せいぜいYouTubeでさばき方を見ている程度だろうなぁなんて思っていたら……。

よく行くスーパーで売ってました。

ゴッコ
千夜
千夜

しかも1匹580円て……。

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ゴッコ(ホテイウオ)とは?

今回購入したゴッコはすでに解体された状態で家に来たのですが(お店が写真NGで完全体を撮影できなかった)、ゴッコは一言で言うと「モンスターハンターに出てくる、水飲んで膨れたザボアザギル」。

ザボア

「モンスターじゃん」

って言われそうですが、リアルにそんな見た目なお魚がゴッコなんですよ。

ゴッコ
phot by wiki

ね? モンスターチックでしょ?

大きさ的には20~30センチ。

アンコウみたいな深海魚なんですが、アンコウと同じく捨てるところなく全部食べられるお魚。

アンコウと違うのは、ものすご~~~く「ヌルヌル」していることで、これが原因でさばくのがメチャクチャ難しいんですよ。

今回はお店の方でさばいてもらったので、さばく家庭はYouTubeなんかで見てください。

↑おすすめのゴッコの動画↑
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謎のお魚「ゴッコ(ホテイウオ)」の鍋料理のレシピ

さて、ゴッコ汁なんですが、ご本家北海道では味噌仕立てのお鍋にしているようなんですが、私は3代以上続く江戸っ子(笑)なので、お醤油仕立てにして食べようと思います。

ゴッコはすでに捌かれているので、洗うところから始めます。

ゴッコ
すっごくグロイ塊

先にも述べた通り、ゴッコは捨てるところがない魚だそうで、キモも……

内臓

背骨も。

ゴッコ

皮もすごくおいしい。

皮

ひれっぽい部分もいただきます。

ヒレ

洗います

本当は捌く前に熱湯に入れたり、熱湯をかけたりするのですが、すでに捌き済みなので、割愛。

ゴッコの身と皮を洗います。

塩を入れてよく、もみ洗い。

塩
ゴッコ

びっくりするくらいヌルンヌルンになります。

気にせず洗い流して終了。

卵の下処理

次は卵の下処理。

ゴッコは卵が美味い! と言われるほどのお味なので、卵が入っていたらラッキー。

余すことなくいただきましょう。

卵

こちらは目の細かいザルの中でほぐして、一度熱湯に入れます。

軽く火を通したら、次にザルごとそのまま冷水にさらすと、お水がヌルンヌルンになって、卵がサラッとするのでそれで卵の下処理も完成。

肝はお酒で臭みとり

肝は、本当は臭み取りをする必要はないかもですが、匂いに敏感な私は日本酒に10分ほど漬けて臭み取り。

キモ

ある程度お酒に漬けたら、スライスして下処理完成!

肝

お鍋にします

お鍋はだし汁(昆布ダシが美味いと思う)に、お醤油、日本酒少々、みりん少々を入れたら味は完成。

面倒な時は、万能調味料めんつゆで味付けしちゃってもいいと思います。

そこに、しめじ、豆腐、白菜、ネギ、ゴッコの身、ゴッコの肝を入れてひと煮立ち。

沸騰したお鍋の中に、卵をザラザラザラーっと入れていきましょう。

ゴッコの卵
ザラ……。
ごっこの卵
ザラザラザラー
ゴッコ汁
ジャーン。

一瞬にして卵だらけになりましたが、これでまた5分くらい火を通したら完成。

ゴッコに火が通れば完成なので、時間は各々の感覚でお願いします。

ゴッコ汁の感想

こちらが完成したゴッコ汁。

ゴッコ汁
卵が散ってどえらいことに……。

結構ゴッコはヌルヌルしたアクが出るので、こまめにとった方がいいかもしれません……。

それでは早速いただいてみましょう。

ゴッコ

…………。

…………。

…………。

千夜
千夜

うま~~~い!

びっくりするぐらいおいしい魚!!

アンコウよりも骨が柔らかくて、鳥の軟骨が好きな方はたまらない触感。

肉質もアンコウに近い物の、臭みはまったくなく、柔らかいのに歯ごたえがあるという絶品ぷり。

皮

皮もプリプリでTHEコラーゲン……って感じだし、フグの皮のような触感がたまらない。

卵

卵はプチプチとした触感が楽しめるのですが、小さくてよくわからない上に、ゴッコの身やら、他の食材と一緒に口の中から食道へとまっしぐらに行ってしまうため、正直ちょっとよくわかりませんでした。

ごめんよ……ゴッコの卵……でも美味いよ。

肝

肝はアンコウよりも濃くはなく、程よい触感が食べやすい。

これはアンコウの肝が苦手な人でもいけると思うし、臭みもないので魚が嫌いな人でもいけるかも。

鍋の味付けは薄味がおすすめ

このゴッコ汁。

ともかく美味い。

アンコウ鍋なんてゴッコ鍋の前では赤子も同然と思ってしまうほど、私はゴッコ鍋の方が好きになってしまいました。

千夜
千夜

いや、アンコウ鍋も好きなので、おごってもらえるなら全力で食べますがね。

ヒレも何もかもきれいに食べられるし、ゴッコから出たダシで食べる雑炊も天国見えるほどおいしいんですよ!!

汁を余すことなく飲み干すことをお勧めするので、ゴッコ鍋を作る時は薄味がおすすめだと思います。

次回は捌くところから

ゴッコのシーズンは冬の最中の2月ごろ。

また、ゴッコが手に入るかわからないけれども、次は丸ごともらって、捌くところから挑戦してみたいところ。

その際はゴッコを捌くところからじっくりとブログに書いていきたいと思いますので、どうか……どうかまたゴッコが手に入りますように!!

千夜
千夜

本気でおいしかった…

因みに私はナマコもしゃぶしゃぶにするのが好きなので、鍋物が好きなんだと思います(🤣)

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