年末からずっと響いている咳。
一時は治ったかと思われた「咳」これがぶり返してしまったのです……。
1月中旬には顔のパーツが取れるかと思うほど、咳とくしゃみがいっしょくたに出る、発作のような咳になり、病院へ行くもなかなか良くならず、気がつけば、アバラにヒビ。
咳をする度に力持ちの大阪のおばちゃんが「なんでやねん!」と鋭いつっつきを入れているかのような痛みが、腹部に突き刺さるように。
ちなみに、こう書くと冗談じみて聞こえますが、実際は右を向いて寝ることも、洗濯物を干すことも、一番酷いときは車のハンドルを左に切ることすらままならない程痛いので、骨というのは大切な物なのです。
そんな咳が2月に入りようやく良くなってきた……なんて思っていたら、再び復活。
どうやら「話す」「運動する」「エアコンをかける」「寝る」「起きる」といった、気管に何らかの負荷がかかるようなことがあると発作的に咳が出ます。
それも、肺から出るような咳ではなく、喉がイガイガと……そう、水なしで星の砂を飲み込んだような微細な痛みで咳が出るのです。
そう、それが咳ぜんそくの始まりでした。
咳喘息と判明
ずっと止まらない咳に、あばらの痛み。
これはヤバイ
というわけで近所で有名な、循環器呼吸器内科へと。
その病院、患者一人一人をえらく丁寧に見てくれると評判で、3時間待ちなんて当たり前らしい。
それでとかく朝一番にその病院へ行ってみたところ……。
46番目ですね
と、受付のお姉さんに言われました……。
病院が始まって3分しか経っていなかろうに、すでに長蛇の列。
結局診察が始まったのが14時近くだったので4時間近く待つことになったのですが(その間一度帰宅して、掃除して飯食ってるけどね)、そこで色々検査などをした結果「咳喘息」との病名を頂戴したのです。
咳喘息とは?
風邪の後等、咳が続いた後に、さらに続く咳。
乾いた咳が特徴で、喘息のようなヒューヒューゼーゼーがなくて、気管支拡張剤やステロイドが有効。
喘息の一歩手前であることも。
とまぁ、千夜的解釈で言うと「咳して気管とか肺とか喉が傷ついてしまい、そこがクセのように炎症を起こし、いつまで経っても発作のような咳が治まらず、下手をすると喘息になるという厄介な病。
そう言えば、子供の頃も咳風邪ひいた後、いつまで経っても咳だけがゴホゴホ出ていましたが、あれもそうだったのかもしれない。
3割が喘息にバージョンアップするということなので、私は運が良かった方です。
先生曰く、咳ぜんそくと風邪の咳との違いは
- 発作的に咳が出る
- 風邪などだとコンコンコンコン……とずっと続く咳が、咳喘息はコンコン、コンコン、コココオエッ!! となった後はしばらく落ち着く
- 寝ているときに大体2回ほど発作のように咳がでる
と、言ってましてまさに、ドンピシャな私の病状。
もちろん、話したり、運動した後なんかも咳が出る。
というわけで、この日から咳喘息の治療へと移行することになりました。
咳喘息の一番の治療は吸入薬
咳喘息の治療はステロイドと気管支拡張剤の吸引薬が一番効くとのことで、私に出されたのはシムビコート。
因みに、脳がアレな私。
シムビコートを何度も「シコムビート」と言い、軽く恥をかくが、それよりも「吸引器使ったことない」と言ったがために、練習用のおもちゃの吸引器を渡された方が恥ずかしかったです💧
おもちゃの吸引器で何度か練習したにも関わらず、恐らく吸引のしかたが半端だったのでしょう。
効果が出始めたのは3日後。
と、思いきや、どうやらこのシムビコート。副作用を抑えるためにか、効果がゆっくりなので、効き始めるのに3日ほどかかるそうです。
吸引器やステロイドと聞くと恐ろしい気がしますが、喘息になるとしゃれにならないくらい苦しいし、ってか、死人が出たりするし、ステロイドを飲むよりも気管支にダイレクトにお届けした方が副作用も少なくて済むので、心配せずに使った方が良いと思います。
完治までかかった期間は……
なんやかんやと、1~2ヶ月かかって吸引の量を減らしつつ、夜中の咳き込みは出なくなりました。
下手をすると完治まで1年かかると言われている咳ぜんそくなので、これでも早かったほうです。
ご近所で評判のあの先生に診てもらって良かったと言うべきか……。
ともかく、風邪が治ってるのにいつまでも咳が出る……!
という場合は咳ぜんそくの可能性があるので、呼吸器系の病院に行くようにしましょう。
大人はヘルパンギーナでも死にそうになるからね!!
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