千葉・館山の赤山地下壕跡で戦争の記憶に触れ、海鮮も堪能!

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日本は比較的今のところ平和ですが、世界は非常にきな臭くなってきましたね。

とはいえ、こんな日本でも約80年ほど前に戦争が終わったようなもの。人類って平和な期間って本当短いんですね……。

そんな戦争に思いを馳せるという訳ではないのですが、ガチンコの防空壕って一体どうなっているのかということが気になり、この度千葉の南『館山市』の赤山地下壕跡に見学に行っていまいりました!!

もののついでに美味しい房総料理も紹介しつつ、どんなところかお伝えしますんで、自由研究の旅の参考にどうぞ!

赤山地下壕とは?

【現在休壕中】「赤山地下壕跡」見学のご案内 | 館山市役所
詳細はリンク先にてご確認下さい。

赤山地下壕跡とは、正式名称『館山海軍航空隊赤山地下壕跡』の防空壕跡地。

跡地と呼ばれていても、合計した長さが約1.6kmほどの全国的に見てもかなりの大きさの防空壕で、発電所跡や病院の跡があることからも地下都市的なポジションで作られたものっぽいです。

『ぽいです』ってなんだよ、と思われるかもしれませんが、管理している館山市役所でも正式な記録が残されていないらしくて、終戦近くなってさらに掘って拡大されたであろうことくらいしかわからないそうです。

そんな謎多き赤山地下壕跡ですが、一部(といってもかなり広い)が一般公開されているので観ることができます。

赤山地下壕へのアクセスや入場料は……

見学場所となる防空壕はかなりへんぴな場所にあります(失礼)

館山駅からバスで10分、やぎバス停から降りてさらに3分ほど歩くか、車の場合は、館山目指してひたすら南下し(海上自衛隊館山航空基地を目指すのもわかりやすいかと)、豊津ホールという屋外プールのある場所の駐車場に車を駐めるという感じ。

目の前にコンビニがあるので、そこが唯一のセーブポイントかもしれません……。

入場料は大人200円、子ども100円。

看板が唯一の目印かもしれません

看板を見ていたら「見学かな?」と声をかけてもらえたので良かったですが、まさか公共施設が受付だと思わず。

看板があるのでしっかり読んで

ちょっとわかりにくいのですが、無事受付を済ませるとヘルメットを渡されるので、それをかぶって入りましょう。

ちなみに懐中電灯の貸し出しもあります。

中は結構暗いので、持って行くと重宝します。

トンネル前に無駄にテンションが上がる

中の様子は……

防空壕に一歩入ると急に肌寒くなります。

いえ、霊気がどうのではなく、山の中なので『冷気』があって夏でもひんやり。
恐らく冬は暖かいのでしょう。

中の様子

電気は通っているのですが、なにせ『一部公開』とはいえ、相当な広さ。

中には懐中電灯を消したら真っ暗になるところもありますので、閉所恐怖症、暗所恐怖症の方は要注意。

天井(?)の隙間から入る太陽光でかろうじて見えるところも
通路とかはこの暗さ

石を掘って作られたとはいえ、下は泥があったりするので、絶対にスニーカーの方がおすすめ。というか、ヒールでデートするような場所ではありません💧

かなり広くて迷いそうになりますが、行けないところはちゃんと行き止まりになっているし、碁盤目状になっているので迷って出られないということにはなりませんが、普通に棒で通行止めになっているところの他、突然のベニヤの壁が出てくるところもあって、かなりホラー感は満載……。

普通に通行止め箇所
行き止まりがかなりホラーゲーム

あと、当時は暗くて写真が撮れなかったのでGoogleビューの写真ですが、普通に「お部屋だったのかな?」みたいなところもあって、逆に生々しい感じがちょっと怖くなります。

生活空間ぽい場所
こちらは撮影できたお風呂っぽいもの

こんな風に所々生活空間らしき場所や、発電所らしき場所があったりするんですが、基本はひたすら長い洞窟。

途中腰をかがめないと通れないような狭い通路もあるため、何度か頭を打って、ヘルメットの重要性を感じたり……。

ここは明るい場所
突然暗闇に説明書きが浮かぶことも

小さな子どもさんだと飽きたり、怖くなったりするかもしれないので、家族連れで行くなら小学校3年生以上からがおすすめ。あと、絶対デートはおすすめしません。

なにより、一番注意したいのは虫。

足下ででっかいカマドウマが飛び出すことも多々あるのですが、一番驚いたのがこちら。

大ゲジ

手よりも大きなゲジゲジ(大ゲジ・山ゲジ)がかなりの高確率で、壁でグルグル円を描いているので、虫が苦手な方はパニックになるかもしれません。

正直、この防空壕内で誰かが亡くなったかもしれませんし、私は鈍感の極みなので霊なんか見えませんが、おられる……かもしれません。

でも、全てを吹っ飛ばす勢いで、この大ゲジがそっと背後でグルグル回っている恐怖が大きいため、これをスルーして見学できる胆力が……必要な旅でした。

ルート的に出口に出ると反対側の道路に出てしまいますが、ちゃんと受付したホールに戻ってヘルメットをお返ししましょう。じゃないと、閉館時間後に「中で迷子になっているかも!」と捜索されてしまいます💧

おなかが空いたらご当地『館山炙り海鮮丼』

防空壕見学は大体隅々まで見て、1~2時間というところ。

歩き回るし、ゲジゲジに驚かされるのでおなかが減るのですが、そしたらおすすめなのが、館山ご当地名物『炙り海鮮丼』。

館山炙り海鮮丼とは?|千葉県館山の新・プレミアムご当地グルメ

食べられるお店は『海の花』というお店と『波奈総本店』いずれも、限定20食、ランチのみなので予約必須です。

今回私が行ったのは、海の花というお店。

外観写真 : 海の花 (うみのはな) - 館山/寿司 | 食べログ
海の花/うみのはな (館山/寿司)の投稿された外観写真です。日本最大級のグルメサイト「食べログ」では、海の花/うみのはなの外観写真42件を掲載中。
メニューの時点ですごい

三段どんぶりになっていて、期待しかありません。

そして出てきたのがこちら!!!!

大きすぎて写真に収まりません……

一番上に焼き物。卓上グリルまで付いてて至れり尽くせり。

海鮮の他にも箸休めの野菜も……

串に刺さった新鮮な海鮮を、さらに卓上グリルで炙って食べる美味しさ……。

さっと炙って食べます

そして二の膳にはお刺身!!

内容はその日のよって変わります

プリプリのお刺身を食べてさらに下を見ると……。

ちらし寿司!!

さらにちらし寿司の登場!!

女性だと食べきっれないほどのボリュームなんですが、さらにここに、汁物とデザートまで付くので、『恐るべしご当地名物』という感じ。

平成27年当時はコレで1800円!!
どうしちゃったの、大丈夫なの?って感じですが、令和の今も3000円以下で提供するという縛りがあるそうなので、絶対に館山に遊びに行った際はコレを食べることをおすすめします!!

防空壕見学からご当地グルメまで館山で過ごす1日

実は後から知ったのですが、赤山地下壕跡では幽霊が出る……という噂もあったそうで、感じる人は感じてしまうかもしれません。
(私は大ゲジとカマドウマの気配しか感じませんでしたが)

ですが、世界が混沌とする中、今一度、防空壕という戦いの中で人々の平和を死守するための唯一の施設というものを見学するのもいいのではないのかな、なんて思います。

あと、炙り海鮮丼すごいです。

山地下壕跡/海の花 【店舗詳細】

店名赤山地下壕跡
住所千葉県館山市宮城192-2
電話番号0470(24)1911 (豊津ホール)
営業時間午前9時30分~午後4時(受付は3時30まで)
入場料【個人】一般200円・小中高校生100円
【団体】(20名以上で入壕の場合):一般150円・小中高校生50円
定休日毎月第三火曜日
年末年始(12月29日~1月3日)その他
最寄り駅JR館山駅からバス
駐車場あり
店舗URL館山市役所
店名海の花 (うみのはな)
住所千葉県館山市北条2903 マラガモール 1F
電話番号0470-25-5151
営業時間11:15~15:00(L.O.14:30)
17:00~22:00(L.O.21:30)
日曜営業
ランチあり
定休日木曜(祝日の場合営業)
最寄り駅館山駅から115m
駐車場???
店舗URL海の花
この記事を書いた人
オタ主婦マルチクリエイター
川島 千夜

【オタ主婦マルチクリエイター】
ライター/小説家/イラストレーター/ブロガー/漫画描き/YouTubeにハンドメイドグッズ販売やっています 猫のようにあっちこっち、色々やっていますが、実態はインドア派なゴリラです

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