かねてよりシーサー作りに興味のあった私と旦那。
けど、シーサーのようなデカイ犬の置物を玄関においておいたら、車の出し入れのたびに、来客がヒーヒー言う我が、家がさらに狭くなってしまうし、なによりお高いんでしょう?
というわけで、今回は「シーサー手作りキット」を買って、自分達で作ってみようということになりました。
そもそもシーサーとはなに?
まずは知っておきたいシーサーについて。
シーサーとは沖縄でよく見かける、魔除けの犬のような神獣。
シーサーとは、沖縄県などでみられる伝説の獣の像。建物の門や屋根、村落の高台などに据え付けられる。家や人、村に災いをもたらす悪霊を追い払う魔除けの意味を持ち、屋根の上に設置されるケースが多いとされる。
……中略……
一般的に口の開いたシーサーが雄で向かって右側に置き、福を招き入れ、口を閉じたシーサーが雌で左側に置き、あらゆる災難を家に入れないとされているが、口の開け閉めによる雄雌の区別には議論があるという
ということで、シーサーは玄関脇に置きたい、魔除け。
それを作るとあれば、夏休みの宿題にも最適です♪
おうちでできる簡単手作りシーサーキットの購入方法
この世は、探せばなんでもあるもので、「漆喰シーサー手作りキット」なる物を買えばOK。
これなら工房などに行かずとも、お手頃サイズのシーサーが作れます。
もし売り切れてない場合は、ヤコのオーブン陶土「工作用」という、陶器粘土が代用品としておすすめ!
通販が可能なネット文明社会に感謝しつつ、気軽に注文。
そして発送を待つこと数日。
はるばる沖縄から南国の風を乗せて「漆喰シーサー手作りキット」が送られてきました!!
が……。
シーサーの手作りキットには盲点が……
届いたシーサー作りキットの大きさを見てびっくり。
……ちっせえ。
思っていた以上に小さい。
いや…………。
大きいシーサーはいらないからと小ぶりなモノを選んだのだで、これで十分なはずなのですが……。
小さければ小さいほど、細かい作業が多くなる!!
そう、小さいと細かい作業が多くなりそうなのですが、それはまぁ……置いておきましょう💧
手作りキットでシーサーを作る手順
- STEP1完成予想イラストを描いておく
- STEP2漆喰を捏ねる
陶器粘土の場合でも良く捏ねましょう
- STEP3形を作る
- STEP4シーサーを乾燥させる(1週間)
陶器粘土の場合も1週間乾燥させ、その後焼きます。
①完成予想図イラストを描こう
なんの設計図もなしに突然作り始めるのは危険!!
とうわけで、まずは簡単でもいいので完成予想図を描きましょう。
今回のデザインは犬の原型を生かした、猫っぽいシーサー
略して『シーニャー』でいこう!!
さらには前足なんかをもちあげちゃって、招き猫っぽくすれば一石二鳥じゃ!!
シーサーは右側が口を開いた雄シーサーで福を招き、左側が口を閉ざした雌シーサーで災いを避けるといわれているので、私が口を閉ざした雌シーニャーを、夫が口を開いた雄シーニャーを作ることに決めました。
②漆喰を捏ねます※注意あり
イメージイラストを描いたら、最初にやることは漆喰をこねること。
因みに、この段階で皮膚に漆喰が付かないようにするということの他に、もう一つ注意点があります。
漆喰……臭いです!!
そう、漆喰って結構匂うんですよ……。
なんというか、牧羊的な臭いというか……ヤギ臭いというか……。
年度の中にワラが入っているような物なのですが、結構本当に臭いので、臭いに敏感な方は要注意。
人によっては嘔吐くくらい、臭いと感じるかも……
そして、理由は後述しますが、この時点で『しっかりと』本当に『しっかりと』漆喰を捏ねることをオススメします。
③形を作っていきます
さて、ある程度漆喰を練ったら、まずは体と顔といった大きいパーツを作っていきます。
大まかな形を作ったら、次は小さなパーツをくっつけ、耳と尻に赤レンガをさしこめば…………。
赤レンガが余ったりしたけれども、まぁ、庭に撒いておけばなんとなく魔よけにもなりそうだし、OK。
漆喰が、粘度よりも丁度良い固さで、意外に上手くできたじゃないかと自分でも思います。
因みに夫は漆喰を練りまくっていたため、中の水分が凄い勢いで抜けて、彼の周りだけ粉が散って、砂漠化していました。
先にも書きましたが、時間をかけすぎるとドンドン水分が抜けていくので注意しましょう
大体20分くらい練った漆喰でできた、夫のシーサーはこちら。
なんか羽生えてる……
④作ったシーサーを乾燥させます
シーサーの形ができたら、次は漆喰が乾くまで待ちます。
とりあえず私たちは、玄関に置いたのですが、その際下に水がにじみ出ているので気を付けてください。
紙とかを厚く敷いておくといいかも
そしてもっと気をつけたい事があります。
漆喰からかなり野性的な臭いが出ます。
密閉された空間だと、周囲がヤギの臭いに包まれて、悩まされることになりますので、ご注意ください。
玄関に置いていたので、3日くらい玄関がヤギ臭になってしまいました……
そして乾燥させること、1週間。
次第に臭いが抜けて、漆喰から重さがなくなり、しっかり乾燥できたら完成!!
手作りシーサー作りの一番重要なポイントは…こねること
と、さくっと作ったように見えますが、一番大切なことをお伝えします。
何度も伝えていますが……漆喰は20分くらいかけて、しっかりこねること!!
私は撮影をしたかったので、適当に5分くらいこねて作ってしまったのですが、その為、中のワラが表面に浮き出してきて、バキバキな見た目に……。
体脂肪率3%きったボディビルダーかよ!
20分くらいこねた夫のシーサーはしっかり滑らかな見た目になったので、シーサー作の一番のポイントは「初めにしっかり練る」ということ!!
ですがまぁ、バキバキになったシーサーも手作りならば愛嬌もあります。
出来上がったシーサーは臭いも抜けて、魔除けにもなります(笑)
魔除けにもなるし、作っている時はメチャクチャ楽しいので、子どもと一緒に作るのも良いかと思います!!
皆さんもぜひ玄関にシーサーを!!
陶器粘土で作る場合
本来は漆喰と瓦レンガで作るシーサーですが、手に入らなかった場合は陶器粘土でもOK!!
陶器粘土は乾燥後にオーブンで焼くことで、陶器になる粘土です。
1つ約600円と、漆喰の、手作りシーサーキットよりお手頃価格。
しかも結構量があるので、同じくらいの大きさなら、1つで2つのシーサーくらい作れます。
この陶器粘土で作った場合も1週間はしっかりと乾かして、その後、170度のオーブンで1時間ほどしっかり焼き上げましょう。
陶器なのでもちろん外に置いても大丈夫ですし、気になる場合はニスを塗ってもよいかも。
ツヤ出し&防水で一石二丁。
おまけ:作ったシーサーは覚醒させよう
魔除けであるシーサー。
実は、作っただけでは魂が入っておらず、魔除けの役目が果たせません!!
大仏も「入魂式」をして始めて魂が入ると言われていますしね
そんなシーサーの覚醒方法は……。
これでシーサーが目覚めて、魔除けになってくれます
せっかく作ったお手製シーサー。
ぜひ、目覚めさせてください!!
シーサーを作った様子は、漫画でも紹介しています!!
因みに、あっちこっち飛び猫では、他にも色々な手作り体験をしています。
玄関に飾るお守りならリースもオススメ。
できる限り安く、簡単に、面白いハンドメイドな趣味を楽しめるような記事を書いていますので、『おうち時間』が好きな方は、他の記事もご覧ください!!
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