前回大人の塗り絵を楽しんだ私ですが、今回は「削るお絵かき帳」の「スクラッチアート」なるものをやってみました!!
スクラッチアートは一言でいうと「写経並の心の静寂と瞑想をもたらすお絵かき」です。
スクラッチアートとは?
スクラッチアートとは、黒いスクラッチ面を削って絵を描いていくアート。
よく、商店街のくじとかで、コインで削ると「アタリ」とか「ハズレ」とか出てくるじゃないですか。その原理。
スクラッチアートの紙は100均でも売っていますが、絵が印刷されているほうが気が楽。
というわけで、私は削る用のペンも付属された「Fairy Tale」なる、ファンタジーなスクラッチアートの本を買いました。
絵が印刷されている物が4種類と、無地が4枚。
これで、1500円くらい。
ペンも付いているのでお得かな?
すぐにできるのもスクラッチアートの良いところ
開くと絵が灰色で浮き上がっているのが見える思いますが、この灰色の部分を削ればよいわけです。
早速削ると、かなり軽い力で削れることがわかります。
削りにくい時のポイント
軽い力で削ること
つい、強力で削りがちですが、強くやるとペン先が紙の上を滑ってしまい、よく削れないし、無駄に傷が付く。
むしろ、かなり力を抜いて削った方がスムーズに削れます。
ペン先は削れ
付属のプラスチックのペンは、先がちょっと丸いからか引っかかりが悪かったので、軽く包丁用の研石でペン先を研いでみたら……。
すんげーすいすい削れるようになったし、細かい面も削れるので、ちょっと引っかかりが悪いなと思ったら、少しだけ研いでみましょう。
ペンだけ良い物を買うのもあり
私は付属のペンだけでは飽き足らず、つい、スクラッチアート用の、オサレなペンを買ってしまいました。
これで大体1本600円。
ちなみに、プラスチックのペンより、やっぱり削り心地がいい!!
因みに、いいスクラッチアートのペンも売っていますが、遊びでやるなら上記ので十分かと思います。
本気で細かいところや点は『キリ(千枚通し)』がおすすめ!!
困ったのが「点」描写ですが、そんなときは、工具用のキリ(千枚通し)がおすすめ。
あれだけ苦戦していた「点」が簡単に……。
完成がたまらなく気持ち良いスクラッチアート
そんなこんなで、こんな工夫をこらしつつ出来上がったのがこちら。
私が描いた絵ではないけど削ったのが自分なため、あまりの出来映えにとてつもない満足感が襲ってきます。
スクラッチアートの感想
ともかく無心になれるし大人の工作シリーズのなかで一番無心になって、しかも時間を忘れて作業をしていた気がします。
大人の塗り絵の場合、生半可に絵心があるため「上手く塗りたい」という欲が出てしまうのですが、スクラッチアートだとひたすら「下書きに沿って削ればよい」わけで、下書きに沿って書けばよい写経にも似た、瞑想状態になれるのがいい。
あと、できた後の達成感ね。
凄く大変なわけでもないけど、やればやっただけまっ黒だった画面から鮮やかな絵が出てくるわけですよ。
人間が一番欲求を刺激される50%の労力で、達成感を味わえるという、絶妙なゲームバランス。
これは本当にストレス解消になります。
スクラッチアートの唯一の問題点
やってよし、見て良し、完成して良しのスクラッチアートだが、難点が一つ。
汚れる
当然だが削った後の黒い粉が散るし、手に付くし、テーブルでやっていたら旦那からクレームが来たほど(苦笑)
この黒い粉、吸い込んでも害はないとのことですが床に散れば家の人に怒られるだろうし、ベッドの上なんかじゃとてもじゃないができるものではないので、入院中の暇つぶしには使えないので、優しい気持ちでお見舞い品として持って行くのはおすすめできません。
ただし、これらの難点をカバーしてもしたりないほど、スクラッチアートはクソ楽しい。
秋の夜長にぜひ、無心になってやってみてください!!
※もっと大人向けのデザインもある※
※初代はこれという噂※
※今回私がやったのはこれ※
※次に狙っているのはこの花火シリーズ※
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