父親が欠かすことなく買っていた漫画本があるんですが、それが「ゴルゴ13」と「コブラ」と「美味しんぼ」だったわけですよ。
その中でも子どもが読んで楽しめたのが「美味しんぼ」で、至高とか究極の料理を競っているわけですが、唯一「あ、これなら作れそう」って思ったのが美味しんぼ12巻に出ていた、「ローピン」って食べ物。
まだ山岡くんと栗田くんが結婚もしておらず、海原雄山との親子仲も最悪だった頃なので、私も小学生くらいだったと思うのですが、それでも記憶に残っているのだからマンガの力というのは侮れません。
恐らく、私の食いしん坊は美味しんぼから。
ハードボイルド好きはコブラから
サイコな部分はゴルゴ13から人格形成されたような気がしなくもないが、今はそんなことはどうでもいい。
ただ、私が記憶しているローピンのいきさつは、「雪山のペンションに閉じ込められた山岡一同が、お腹を満たすために、ネギとごま油と小麦粉で作ったグルグルした食べ物」というところ。
貧乏な子どもだった私は、これなら作れると思っていたのですが、一度作ったローピンがやたら不味かった記憶がありそのままになっていました。
でも人生の20年以上も包丁を握ってきた今なら、美味しく作れるのではないかと、この度挑戦してみることにしたのです!!
美味しんぼで気になっていたネギと油と小麦粉だけで作る「ローピン」のレシピ
ローピンの材料
- 長ネギ
- ごま油
- 小麦粉
- 塩
たったこれだけ!!
ローピンの作り方
①小麦粉に水と塩を少量入れて、耳たぶより少し固いくらいまで練ります。
②まとまった生地を丸めてのばします。
③ネギを輪切りにします。たぶんできるだけ細かい方が良いかと思われます。
④ ②の平たくした生地の上に「ごま油」「塩」「ネギ」をまんべんなく振りかけていきます。
⑤ ④の生地を下からくるくると丸めて棒状にします。
⑥ ⑤の棒状の生地を、くるくるキャンディーのように端からまとめていき、上から平たくなるように麺棒でさらにのばしていきます。
あまり力を入れると生地の中からネギが出てきてしまうので、そーっと。
⑦ごま油を熱したフライパンに入れて、蓋をしてじっくり中まで火を通していきます。
⑧ 仕上げに少し強火にして、表面をかりっと焦がせば完成!!
思い出の(?)遭難食「ローピン」の完成!!
ローピンの味は?
できあがったローピン。
温かい内に食べてみてみましょう……。
美味いやん!
恐らく子どもの頃は、生地をしっかりこねていなかったのと、「生地に塩を練り込む」という発想に至らなかったため、ボソボソとしたネギ臭い小麦粉の塊になってしまったのかもしれませんが。
「しっかり小麦粉を練る」
「生地に塩を少量入れる」
「弱火でじっくり火を通し、ネギをしんなりさせる」
ということができれば、ご飯としてもお酒のおつまみとしても最高の一品ができあがります。
塩味のきいた生地に、甘いネギがベストマッチ。
小麦粉もパリパリしており、ボリュームもあるので、お腹も膨れるし、急にお酒が飲みたくなったときにもGOOD。
懐かしい上に、美味しい、美味しんぼ飯。
これは至高でも究極でもない、最高の一品です!
再現レシピにネコムライスもあります。
こちらはちょっと手がかかりますが、子ども大好きな味なのでオススメです!!
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