私ね、マシュマロってちょっと苦手だったんですよ。
甘くて、ポフポフして、触感が中途半端で。
そんなこと言うならお前に食べてもらわなくていいよ
そう、マシュマロに言われそうですが、だったら私も食わねえよ、と意地を張って30年とちょっとろくろくマシュマロを食わずに過ごしてきたんですよ。
ところがね。
いつかの「マツコの知らない世界」で、焚火特集をしていたんですが、そこで焼いたマシュマロをマツコさんが食べていて「これは美味いwww」って言っていたんですよ。
それがもう、本当においしそうで
キミが焼かれるとう努力をするなら、私も食べてみてもいいのよ
と、ツンデレしながらマシュマロを焼いて食べてみることにしたんです。
家でも気軽にできる焼きマシュマロ
焼きマシュマロを食べるといっても、マシュマロを食べるというだけで焚火しに行くのも大変だし、東京近郊の半端田舎の庭なし一軒家で炭火を起こしたりできるわけもなく。
更によく考えたら我が家はIHなため、「火で焼く」という行為がそもそもしにくい家だ。
そんな時はこれ。
卓上コンロが役に立つ。
一家に一台必要卓上コンロ。
あとは主役のマシュマロと、ヒーローもので言うブルーのポジション、引き立て役ビスケットを用意して完了。
竹串だと燃えてしまうので、金物の串かフォークにさしてマシュマロ直火焼きといきましょう。
恐らく焚火の方が炭の香りが付いたりして、より美味しいのかもしれないが、ガスコンロで焼かれてもなお美味いと言わしめたら、マシュマロ、お前の勝ちなんだよ……。
そんなことを考えながら、普段鍋を置いているコンロに近づけすぎると……。
マシュマロが火だるまになるので気をつけましょう。
マシュマロは白くてもち肌なので、容易く火焼けして黒焦げになります。
結構火から離した状態でも、プスプスと焼けるのでフォークを使っても、持ち手は全然熱くならないので、できる限り火から離した状態でじんわり焼いていくことをおすすめします。
これでも焼き過ぎですが、中がトロトロの状態がよかったので、ちょっとこれで試食。
あ、ナニコレ美味い
中がトロトロ。外がカリカリ。
焼かれたことにより、甘さが強く感じられず、程よい加減に。
ちょっと半生でふわっと感が残っていても、それも美味。
とかく私が長いこと苦手だと思っていたマシュマロとは違う物に変わっていたのです!!
焼いたマシュマロはビスケットに挟むが良し
さて、ここでそろそろヒーローブルーのあいつに出てもらいましょう。
焼いたマシュマロをビスケットで挟むのです!!
糖分と糖分の共演。
まるで、餅に醤油とバターをかけるような背徳感と戦いつつ、「一個だけ」「一個だけ」という、「行けたら行く」というセリフと同じくらい頼りない言葉をつぶやきながら、ビスケットに焼いてプニプニになったマシュマロを挟みます。
焼かれたマシュマロはたやすくビスケットにサンドされ、その形を練り物のように変えてくれました。
甘い。
空気が甘い。
おそらくこの1個でハンバーガー1/2くらいの糖分ではないだろうかと思いつつ、今日はすべてを忘れてかぶりついてみる。
甘
ウマ
サクっとしたビスケットの中から、程よい甘さに変貌したトロトロマシュマロがあふれ出る。
悪くない。
非常に悪くない。
甘いものが苦手でマシュマロを避けてきた私でしたが、今度からBBQに行くならマシュマロは必須!!
マシュマロとビスケットは必須になったのです!!
焼いたマシュマロはマシュマロではない。
魔手麻呂だ。田舎のヤンキーのような当て字が似合う力を秘めているのです。
と、それくらい焼きマシュマロは美味い。
甘いものが苦手でも、マシュマロが苦手でも、焼いたマシュマロは別物になるので、ぜひ試してください。
ただし、マシュマロは燃えやすいのと、焼いたマシュマロの中身は結構熱いので、小さなお子さんがいる場合は注意が必要。
うっかり者がいる場合でも注意は必要。
できたら焚火OKなところやBBQで、しっかり者と一緒に食べる良いでしょう。
塩ッ気のあるビスケットやできる限り甘くないビスケットと一緒に食べると、無限ビスケットマシュマロになるので注意が必要です(笑)
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