- すぐ「イラ」っとしやすく、ストレスを溜めやすい。
- 変に真面目なくせに、自由人。
- 一回集中し始めると、周囲の環境が目に入らなくなるくらい集中してしまう。
- あと、デスクワークなどで下を向くことが多い。
- ついでに、筋トレなどで力むことが多い。
そんな私は「歯を食いしばること」が多々あるようで、起きている間は気にならないのですが、寝ているときに「歯が割れるほど」噛みしめてしまうことがあります。
私に限らず、上記のリストに一つ二つ当てはまることがある人は、結構な確率で「噛みしめ癖」があるかもしれません。
そんな人に、私が今まで(今も)試行錯誤している「食いしばり緩和の方法」、つまりマウスピースの紹介をしたいと思います。
食いしばりのデメリット
まず言っておきます。
噛みしめ癖にメリットはない。
歯を食いしばることによって、力が出るとかいう話もありますが、そもそも歯を食いしばらないと力が出ない方が問題だし、そんな力が必要な事態になりたくない。
私が数年前から食いしばり癖が出たことによって受けたデメリットはこちら。
まだまだあるような感じですが、ともかく私が体感しただけでもこれだけの症状が出ました。
この中でも「骨隆起」って知らない人が多いかと思うのですが(私も知らなかった)、歯ぎしりとか、噛みしめで強い力がずっと歯の根元にかかり続けると、下あごだと「舌側の歯茎に」上あごだと「唇側の歯茎」にボコっと力こぶのような物ができてしまう症状。
その正体は、刺激を受け続けた歯が「ここにも支え作っとくっぺ」と作った、骨の塊。
お利口な人体は、余計な気遣いをしてくれます。
上唇側に出た場合、それこそゴリラみたいな顔になってしまうし、しゃべりにくくなったり、年取って入れ歯がはまらなくなったりして、手術で削り取ることもあるそうで、できればない方がいいもの。
骨隆起ができるレベルで噛みしめていたって考えると、すげえあごに負担かけていたんだなと思います。
歯ぎしりの種類と原因
歯医者さんによると歯ぎしりの種類は3つ。
- ギリギリと歯を擦り合わせる「グラインディング」
- ギューっとただひたすら歯を食いしばる「クレンチング」
- カチカチと歯を打ち合わせる「タッピング」
私がやらかしているのは、2の「クレンチング」。
音が出るわけではないので、気がつきにくく、歯ぎしりの種類の中でも厄介な部類。
そんな歯ぎしりの原因は、「ストレス」「集中のし過ぎ」「歯並び」「逆流性食道炎」等。
まぁ、私全部当てはまっているんですけどね。
歯ぎしり対処法
歯ぎしり対処法は、
- 「歯並びの矯正」
- 「薬(精神安定薬とか漢方薬とか)」
- 「リマインダー法(歯を噛みしめないと思い込ませる)」
- 「ボトックス注射(あごの筋力を一時的に衰えさせる)」
- 「枕を自分に合った物にする」
- 「マウスピース」
等など。
この中で私がやったもの、やっている物の紹介もします。
歯ぎしり対処法でやった「薬」「リマインダー法」「枕について」
薬
手軽に「イラ」としてしまう私。
掃除をしていても、旦那の靴下が置き去りになっていたりすると、「思い出し怒り」を始めて、イライラが治まらなくなったりもあります。
そんな私をかわいそうと思ったのか、たまたま蕁麻疹の治療で通っていた漢方医から「甘麦大棗湯」という漢方を出してもらいました。
イライラ・不安・不眠で主に女性によく出される漢方なのですが、子どもの夜泣きなんかにも使われるらしい。
この甘麦大棗湯。イイ。
腹直筋の緊張や生あくびが酷い人にも良いそうで、私は腹筋がこわばったり、脳貧血で生あくびが出やすかったのですが、これを飲んでいる間はそういった症状も抑えられて、効果を感じました。
もちろんお薬ではあるので、本当に症状が重いときだけちょこっと使うとよいのですが、内容物が「麦」「棗」「甘草」だけなので安心です。
リマインダー法
リマインダー法(認知行動療法)とは、ひたすら噛みしめていることに気がついたら口の力を抜くということを、習慣化するまでやっていく、脳筋的精神論。
付箋で色んな所に「あごの力を抜く」とか書いて貼っておくと、気がつきやすいのでGOOD。
これで、起きている間は噛みしめはしなくなりました。
枕
以前紹介した「横楽寝」「肩楽寝」「首楽寝」シリーズが最強。
とくに、仰向きになると自然と首が下向きになるので、あごが食いしばりやすく、そんな時に横楽寝とかを使っていると、肩こりなどを緩和してくれつつ、噛みしめも緩和してくれるので一石二鳥でした。
本命 歯ぎしり対処法でやった「マウスピース」がベスト
さて、ようやくマウスピースの話にたどりつきましたが、今のところこのマウスピースが私の歯を保護してくれる生命線となっています。
やはりどうしても寝ている間は無意識で噛みしめをしているらしく、もうこれは対処法でどうにかしていくしかないと、マウスピースをするようにしたんです。
因みに市販のマウスピースを使ったこともあるのですが、「形が決まっているタイプの物」は、歯並びが悪いため、歯が入らずNG。
お湯で自分の歯形をとって、合わせるタイプはそもそもの大きさがでかすぎて、口に入らないよと却下。
あきらめて歯医者で相談したら、保険適用で5000円くらいで普通に作ってくれました。
歯医者のマウスピースの種類
私のマウスピースはハードタイプとソフトタイプの2種類。
ハードタイプは少し浅めで、しかも若干大きめに作ってもらうことによって、朝起きたときに歯が痛くなったりするのを防いでます。
硬いのでストレスが溜まっていて噛みしめが酷い時は、逆にあごが痛くなったりするのですが、通常時の時だと寝ているときのかみ合わせを調節してくれるため、必要以上に一カ所に負担をかけずあごの力を分散してくれる感じがします。
ソフトタイプはぴったりサイズに作られていて、歯の上の方まで覆うタイプ。
柔らかいので噛みしめが酷い時とかに使うと、いかんせんソフトなゴムみたいな素材なので歯ぎしりで穴が開きやすく、だいたい1~2年でだめになるし、着け心地もちょっと気になる。
各々一長一短なので、私の様に2つ用意してその時々に合わせて使うのがおすすめだと思います。
マウスピースの手入れ
マウスピース、病院で保険適用といってもやっぱり高いので、手入れでもつなら大切にしたいところ。
あと、口に入れるもんだしね……。
歯医者でおすすめされたのは、「水洗い・入れ歯洗浄剤・専用除菌スプレー・自然乾燥」だそうで、私が「歯磨き粉つけた歯ブラシで洗った」といったら、「細かい傷がつくからやめてぇ!」と言われました。
なので、面倒なあなたはいれば洗浄液に朝入れて、夜水ですすでOK。
ちょっと面倒そうだけど、洗面台の隅にマウスピースが入るくらいの容器を用意→起きたら洗面するついでにマウスピースを外して、軽く流して容器に入れて、水と入れ歯洗浄剤入れて放置→漬ける際は水で流して終わり。
という感じで簡単。
まさか入れ歯の世話になる前に入れ歯洗浄剤の世話になるとは思いませんでしたが、入れ歯の世話にならないためにも今からやっておきましょう。
忙しい時は、専用の除菌スプレーでシュッシュ。
この除菌スプレー、2100円と少々高いのだが、1回1プッシュくらいでいいので、相当持つ。
あと、歯医者で買うと少し安く買える。
後は乾燥させて、マウスピース入れに入れて、再び寝るときにつければいいので、たいした手間にもならず、マウスピースが原因で虫歯になった! なんてことにもなりません。
余談だけど、歯医者曰く「マウスピースって犬がなぜか好きで、よく犬を飼っている人がマウスピースを噛まれて割られた、なんて相談しに来るから、千夜さんも気をつけてね」なんて言われたので、犬飼いの皆さんは置き場所に注意するようにしましょう。
私も1回犬に割られました。
歯科矯正で歯ぎしりもだいぶ軽く
この記事を書いてから数年後ですが、歯科矯正を始めました。
そのお陰で歯ぎしりのクセが大分収まったのですが、骨隆起のせいで下の歯は矯正できなかったり……。
そんな弊害もあったりするので、寝るときはマウスピース……しておきましょう。
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