マツコの知らない世界の「レトルトエスニック料理」の回でも紹介されていた「マッサマン」が気になっていたところ、メーカーは違う物の無印良品でレトルトパックのマッサマンを発見。
このマッサマン、2011年にアメリカのCNNでの調査で「世界で一番美味しい食べ物」の頂点に立った、絶対食べてみたい食べ物。
さっそく、並々ならぬ興味と並々ならぬ食欲を持って食べてみることにしました。
そもそもマッサマンとは?
タイ南部で食べられている、タイカレー。
ココナッツミルクをベースに、ピーナッツなどを配合。
コクをメインに作られたカレーですね。
因みに世界で一番美味しいと言われたにも関わらず、タイの現地人にはあまりなじみがないらしくて、どうやらご当地カレー的な存在らしいです。
どうやって世界で一番美味しいとカウントしたのか、謎なCNN。
無印良品のマッサマン
無印で売っていたマッサマンの中には、ココナッツミルク&カレーペーストが同封。
あと、Fish Sauceと書かれた、日本語で言うと魚油、お店で言うと「ナンプラー」も入っています。
ナンプラーはかなり癖のある醤油みたいなものなので、嫌いな人は嫌いだろうけど、私は全然いけるかんじ。
全く関係ないが、ナンプラーよりも「シーニングソース」のほうがマイルドで、凡庸性が高いので、そちらの方が常備調味料としてはおすすめです。
ゆで野菜・茹で肉に最高の味を付けてくれるよ
レトルトマッサマンを作る
下準備
レトルトでありつつも、ちょっと本格的なのが無印良品の良いところ。
ソース類は全て入っているので、こちらは「ジャガイモ」「タマネギ」「肉(今回は豚肉)」「ピーナッツ(の入ったアーモンドMIX)」をこちらで用意。
適宜、一口大だったり、みじん切りにしたりして、下準備完了。
ココナッツミルクを温める
入っていたココナッツミルクを温めます。
初めは「ボトボト」っとした、固いクリームソースみたいだった物が滑らかになってきます。
カレーペーストを入れる
とろけたココナッツミルクの中にカレーペーストを入れると、その瞬間キッチンが「エスニック」になる不思議。
ものすごく芳醇なスパイスの香り。
そこに水を規定量加える。
急にカレー的な見た目になるのがすごい。
具を入れる
ほどよい水分量になったカレーの中に、具材を投入。
あとはただひたすら煮込んでいく(大体10分ほど)。
ちなみに「マッサマン」とは現地の言葉で「イスラム教の」という意味らしい。
宗教的に豚を食べる事ができない彼らが、鶏肉で作る物らしいので、私の豚肉を入れたマッサマンは邪道どころか、地獄に落ちるような食べ物です。
だが、ここは日本で、私は代々続く仏教徒で、クリスマスを祝い、ハロウィンではっちゃけ、新年には神社へ行く人間で、そんな私の金で買ったものなので気にしない。
より本格的な味を探求したい方は、ぜひ「鶏肉」でお作りください。
実食
そんなこんなで、マッサマンはあっという間に完成。
五穀米の上にたっぷりとかけて、いざ実食!
…………と張り切ってみたところ……。
マツコの知らない世界で、ココナッツミルク(で作った料理)が苦手なマツコさんが、「これは美味しい」と言わしめたマッサマンだったのだが、私も旦那も……。
うん、まあまあ美味しいね
という感想しか出ない……。
ココナッツミルクがかなりまったりと甘く、全面に出ており、その後からエスニック独特の香りの強いスパイスたちの主張がやってきます。
ココナッツミルクで作った料理、実は私も旦那も苦手。
ココナッツミルク自体は私は大好きで、ジュースとしては好んで飲むのだですが、食べ物になった途端中途半端な甘さが下にまとわりつき、非常に苦手な食べ物に変わってしまう残念感。
でも、当然スパイスも入っているので、汗が出るほど辛いので、何というか「クールバスクリンを入れた風呂の風呂上がりにスースーするのに汗が出る」という、体と脳が別反応を示すような「甘いのにカーっと辛い」感覚が素直に受け入れられないんです。
これはもう、イスラム教の教えの食べ物に豚肉を入れるという大罪を犯した罰が当たったのかもしれないのですが、CNNの人に「いや、別に世界で一番美味しいとは、私は思わないよ」と冷静に言いそうなお味。
でも、確かに美味しいので、ココナッツミルクを入れた食べ物が好きな人、平気な人が食べたら、間違いなく「世界一かもぉ!!」と言うかもしれません。
決して、この食べ物が不味いわけではなく、恐らく遺伝子に組み込まれた「味の嗜好」というやつのせいで、こんな微妙な感想になってしまったので、私なんかは、生のタコに塩ぶっかけて食ってりゃいいんですよ。あれ、世界一美味しいと思っているので。
というわけで、「マッサマン」の感想は微妙な物になってしまいましたが、また、次回は「ココナッツミルクの入っていないエスニック料理」を探して、リベンジしてみようと思います。
初めから温めるだけのもので挑戦してみるのもアリ
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