毎年ね、無印良品の手作りチョコキットで、クッキーとかを作っていた私。
今年はコロナ渦でおうち時間たっぷりなので、カカオからチョコを作ってみようと、『カカオ豆から手作りチョコレート・キット』を購入。
作ってみました!!
カカオ豆から手作りチョコレート・キットは『Dari K』さんで購入
まずチョコレート作りに必要なのは『カカオ豆』。
カルディとかで買えないかな……とか思いつつ検索して出てきたのは『Dari K』という、京都にお店を構えるチョコレート屋さん。
そちらのお店でオンラインショップをやっているそうで、そこで『カカオ豆から手作りチョコレート・キット』を購入できます。
価格:2021年2月で2000円(税抜き・送料別)
このセットでどれくらいの量が作れるのかはわかりませんが、レシピなどもついているし、型まであるのでさくっとこちらがおすすめ。
因みにオンラインショップでは他にも、めちゃめちゃ美味しそうなチョコを販売しているので、そこも注目。
カカオ豆から手作りチョコレート・キットが到着したら……
ダリケーさんにカカオ豆からチョコレート・キットを注文。
どうやら注文が混み合っているようで、「ちょっと発送までお時間かかります」と丁寧なメールが届きましたが、1週間もしないうちに発送の連絡が(笑)
もし、早くこのチョコレート・キットが欲しい場合は、Amazonだと翌日発送なので、そちらで注文しましょう。
発送の連絡の後、届いたのがこちら。
丁寧なお手紙入りで、ちょっと嬉しくなります。
あと、作り方を書いた冊子に、チョコの歴史~みたいなのも書いてあり、これまた楽しく読めていい感じ。
それでは、早速、冊子に載っているチョコの作り方を読みつつ、カカオからチョコを作ってみましょう。
カカオ豆からlet’s手作りチョコ
カカオを洗う
コチラが生のカカオ豆。
初めて見たんですが、アーモンドみたいな感じ。
ですが、匂いが酸っぱい!!
発酵に近い酸っぱい匂いがするので不安になりますが、カカオ豆って元々発酵させているらしいので、問題なし。
ただし、屋外において発酵させていくため砂がついている可能性も……。なのでしっかり洗っていきます。
この豆を洗う作業。
ビックリするほど茶色い汁が出ます。
何度も水を取り替えても茶色い汁が出るので、お米を研ぐ要領で洗いつつ、ひたすら水が綺麗になるまで洗い続けます。
この時点で30分くらいかかります
焙煎
さて、こちらが洗い終わったカカオ。
まだちょっと酸っぱい匂いがしますが、これを今度は弱火でひたすらじっくり焙煎していきます。
焙煎と言っても、フライパンでから煎りしていくだけ。
火が入ってきて、パチパチ音がたって、表面が「焦げ」となるまでひたすら焙煎。
大体1時間くらいかかりました……
途中、強火にしたい……という衝動も出るほど気の長~い作業。
しかも酸っぱい香りが漂い、すごく不安になります。
ですが、焦げては意味がないのでひたすら弱火で水分を追い出すように焙煎。
そしてこちらが焙煎が済んだカカオ。
カカオを指で持って、半分に『パキ』っと割れたら焙煎完了の証拠。
グニ……っとなるようでしたら、まだ焙煎不足なので、パキが出るまで続けましょう。
焙煎が終わったら、一つ一つ皮を剥いていきます。
ツヤッツヤで、床に落ちてたらGと間違えそうなくらい(笑)
ですがこの時、カカオ豆からはあのチョコの匂いが……!!
焙煎していくにつれて、あの酸っぱい香りから、チョコの香りに変わっていくのは体験する価値あり!!
粉砕からのペースト状へ
全ての皮を剥き終えたら、ちょっとだけ手間を省くためにミルで粉砕。
カカオ豆をひたすらスリコギで擦っていき、ペースト状にするという最も大変な作業があるのですが、コーヒー豆を粉砕する力を持つミルがあれば、20分ぐらい短縮可能!!!
とはいえ、ここからが一番大変な作業……。
このカカオ豆の粉がペーストになる迄、ひたすらすりこぎでゴリゴリゴリゴリ……。
大体30分くらい擦っていくと、ここまで差が出る。
豆から油が出てきて、ねっとりしてくるのです。
だけどまだ足りない……。
ひたすら刷り続けて1時間。
大体これくらい↑のまとまりができたら、今度は湯煎にかけながら更にゴリゴリゴリゴリ……。
2時間ゴリゴリしつづけると、「あれ? これ豆だったかな?」って思うくらいどろっとします。
そしたら今度は湯煎にかけつつ、さらにゴリゴリゴリゴリ……。
これはカカオに含まれる油を溶かしつつ、更に滑らかにさせる作業なので、湯煎のお湯をカカオペーストの中に入れないように気をつけて!!
ちなみにこの時点で、結構手が痛い。
結構手が痛いけど……ペースト状になっていくカカオと、キッチン中に充満するチョコの良い香りで頭がぽ~っとなって、ひたすらスリコギを回し続けるAI人間が誕生します(笑)
途中、砂糖を加えて更にゴリゴリして、計3時間(洗浄から含めると5時間)。
ようやく「チョコの原型」となるカカオペーストとして、まあまあ納得のいく状態に……。
流し込み
なんとなくツブが残っているような気がしなくもないのですが、気にせず騒がず、型に流し込んでいきます。
ちょっとだけ余ったので、グラシンカップにも2つ分ほど流し込みます。
あとは冷蔵庫で冷やし固めて半日……できあがりは…………!?
カカオから作ったチョコレートの味は……!?
翌朝、カカオからチョコへと変貌を遂げた物を取り出します。
ちょっと上にかけていたラップの痕が残ってますが、気にしない。
取りだしてみると、つるんと可愛いチョコに!!
あの豆からこんな滑らかなチョコができるとは……っ!!
しかし重要なのはそこではなく、味。
あまりのペーストで作った、コイン型のチョコを食べてみるとしましょう。
よく見るとまだツブが残っているような……。
ですが、香りは間違いなくチョコ。
そして…………。
苦い!
フルーティー!
ジャリジャリするっ!!
いやもうビックリ!!
あれだけゴリゴリしたのに、まだジャリジャリ感が……。
とはいえ、このジャリジャリは恐らく砂糖!!
もっとしっかり湯煎にかければ……と思いましたが、これもまぁ一興(苦笑)
ただし、このチョコのフルーティー感。
明治のTHE CHOCOLATE以上の代物。
このフルーティー感は一度味わう価値あり!!
チョコってフルーツなんだ……って思いますよ
ちょっとプレゼントとかであげるには、どうしてもジャリジャリ感が残る可能性が高いし、苦みもあるし、何より結構本当に大変なのですが、娘さんがお父さんに作るプレゼントとしては最高峰ではないでしょうか(笑)
それにしてもあのカカオを、滑らかで美味しいチョコにする明治やロッテはすごい。
というか、このチョコ作りを体験すると、板チョコが100円ちょっとで買えるって、実はすごいんだな……ってしみじみわかるので、良い体験にもなりました!!
残ったチョコは、ラッピングして旦那や親しい友人にあげました。
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