先日たまたま中国の料理の動画を観たんですよ。
ご年配の、山奥に住むおばあちゃんがでっかい豚肉を川の水で洗うところから始めて、中華包丁でその豚肉をミンチにして、お玉を炭火で加熱しつつ一枚一枚薄焼き卵を作って……。
出来上がったのが卵の薄焼きで包んだ餃子!!
あまりに美味しそうだったので、食いしんBOWの私。
早速レシピを探して作ってみました!!
蛋餃(ダンジャオ)とは?
鶏蛋(鶏の卵)の「蛋」と餃子の「餃」を掛け合わせて作った名前の通り、卵の薄焼きで包んだ餃子のこと。
普段から料理を作っている方ならこの文字ですぐにわかると思うが、絶対に手間がかかります。
普通の餃子だって手間がかかるのに、さらにもうひと手間かかることが目に見えてわかります。
だから日本ではメジャーにならなかったのかもしれないんですが、私がメジャーにしてやりましょう!!
そう思うほど、この『蛋餃』めちゃくちゃ美味しかったんですよ。
蛋餃の材料
食いしん坊の2人前分で……
- 豚ひき肉……250~300gくらい
- 生姜チューブ……少々
- 卵……3個
- 長ネギ……半本
- ニンニク……1かけ
- ニラ……1束
- 食べるラー油……大さじ3杯
- 醤油……少々
- 黒酢……少々
- 油……少々
- 片栗粉……少々
- 気力……たくさん
餃子の皮の代わりに、卵と片栗粉が入っているくらいで、あとは普通の餃子を作るのと同じ感じに。
今回面倒なのと肉感を重視したかったので、キャベツや白菜は省きました。
それが正解な美味しさを生むとは知らずに……っ。
蛋餃の作り方
餃子餡
ニラ……みじん切りに。
長ネギ……みじん切りに。
ニンニク……すりおろして。
みじん切りにしたニラと長ネギは塩を振って、よく揉んで、絞って、汁気を切りましょう。
ひき肉に軽く塩コショウ(面倒な時は万能調味料クレイジーソルトを)。
チューブの生姜を2~3センチ入れて、ニンニクもIN。
お肉だけでよ~~~~~~食混ぜるのが、美味しい餃子のコツ。
これは、蛋餃に限らず、どんな餃子を作る時でも使える技と、TVでやってました。
しっかりとお肉を混ぜたら、汁気を絞った野菜をIN。
さらにガッツリ混ぜていきます。
皮作り
この手間が大変なのが蛋餃の皮。
卵を割ってその中に片栗粉を大体……大さじ2~3杯分くらい入れます。
そしてよく割りほぐして、混ぜます。
できたらフライパンに油をしいて、しっかりと熱して、小さめの薄焼き卵を作っていきます。
片面だけ焼けていればいいと思うのですが、重ねた時に半生の方がくっつかないようにしましょう。
目安は餃子の皮と同じ大きさで、ひたすら薄焼き卵を作っては、皿に出し……というロボットみたいな作業を繰り返します。
これが忍耐力が必要になる。
きっとこれが日本で流行らな―――ー以下略。
餃子を蒸して完成
さて、焼き上がった薄焼き卵の上に、少量の餃子餡をのせて、パタン……と閉じていきます。
そう、形は半月型。
この時、餡の量が多かったり、薄焼き卵に火を通し過ぎてしまったり、薄焼き卵の厚さが厚すぎたりするときれいにたたまれないので要注意。
私は何度もため息をつきながら餡の調節をしました
全部包み終えたら、蒸し器、もしくはフライパンに薄くお湯を張って、この蛋餃を蒸していきましょう。
時間は大体10分も蒸したら十分かな。
中まで火が通ったら完成です!!
これが一番大切だった『タレ』作り
後ほど「こいつが一番うまい原因だったのか!!」と旦那に言わせた、美味しいタレ作り。
辛そうで辛くない 少し辛いラー油
お土産でもらった黒酢。
たぶんこれは日本では売っていないかもしれないので、Amazonで探してみるといいかも。
醤油。
この3つの赤黒い液体を合わせることで、魔性のタレが生まれます。
さあ、準備は整った!!
キンキンに冷えたビールと共に、食卓へいきましょう!!
『蛋餃』の感想
普通の餃子を作るより1.5~2倍くらい手間のかかった『蛋餃』。
お味の方はというと…………。
普通の餃子とは別次元の美味しさ
卵のふんわり感とその中に入る、ぎゅっと肉質を感じられる餃子餡。
肉汁はどこかに行ってしまった……かと思いきや、しっかり練ったことによって、噛むとじんわり肉汁が溢れ、美味しいという言葉すらもったいなくて出したくないほど、美味い!!
特に美味かったのはこのタレ!!
実はこのタレ、千夜オリジナルですが(ラー油とかコチュジャンがなかったから適当に思いついた)、黒酢を入れることによってさっぱりなのにコクがでて、恐らく普通の餃子でもめちゃくちゃ美味しく食べられるタレなのではないかと思います。
蛋餃……作るのがやや大変だが、特別な時の特別な餃子として。
そして、この適当に作った黒酢入りのタレはいつもの美味しいタレとして、ぜひ、一度試してみる価値のある1品です!
主婦としては手痛い手間がかかるけどなぁ~
ちなみに、他にも世界の家庭料理を紹介してきましたが、一番手間がかかるのが今回の餃子かもしれません(笑)
他の家庭料理は手間のかからない物を多く紹介していますので、是非ご覧ください!!
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