旅行番組などでよく見かける、遊牧民が作る「羊の肉が丸ごと入った、豪快な鍋」をずっと、なんだろうと思っていました。
総じて「素材の味が美味い」と、日本人のレポーターたちは言っているのですが、どんだけ美味いのか気になってしかたなくなり、Googleに聞いてみました。
するとどうやら、それは「チャンサンハマ(茹で羊)」というもので、羊の肉を岩塩と若干の香草で煮込んで美味しい、というものだったようなので、早速作ってみることにしました。
チャンサンハマとは?
モンゴルの伝統的料理。
チャンサン=煮る。
ハマ=肉。
という意味らしい。
調べてみると、羊肉だけではなくその時収穫していたジャガイモや、タマネギなど、ある物を片っ端から入れて茹でてOKな、モンゴル家庭料理みたいです。
因みに日本でも都内とかに行けば、本格的なのを出してくれるお店があるそうです。
羊の塩茹で(チャンサンハマ)を作ろう
材料
【基本】
- 岩塩(クレイジーソルトがあれば十分足りる)
- ローリエ(クレイジーソルトがあれば以下略)
- 羊肉(ラム)(部位はどこでも、コストコだと塊で買えて本格的)
- ニンニク
- ショウガ
【あれば】
- ジャガイモ
- ニンジン
- タマネギなど
作り方
①ニンニクとショウガを細かく切る。
恐らく、本場では入れないと思うが、私は羊肉の臭みが苦手なのでこれらで臭い消し。
②野菜を一口大よりも少し大きめに切って、鍋に入れる。
この時ついでにニンニクとショウガも入れてしまおう。
中にいれる野菜は本当に自由だそうで、セロリや大根を入れても合うと思うし、本場でも家にある野菜を片っ端から入れてみたりするらしい。
無ければラム肉だけでもOK。
③鍋に肉と水を入れ、塩(クレイジーソルト)けっこう多めに入れて火にかけます。
本当は岩塩だけかもしれませんが、ローリエとかいれないと、やっぱり羊肉の臭いが気になってしまうし、クレイジーソルトがあれば、だいたいなんでも美味しくなるので、これできつめの塩味をつけていきます。
④野菜と肉に火が通ったら完成。
アクが出るので、沸騰したときにまとめてとっちゃいましょう。
今回私は、薄切りのラム肉を購入したのですぐに火が通ったのですが、ブロックのラム肉を買った場合は時間がかかるのでその分しっかりと煮込むようにしましょう。
たぶんですが、肉は大きい塊であればあるほど「美味い」気がします。
チャンサンマハ味の感想
見た目は完全に「塩味の肉じゃが」みたいになっていますが、本気で野菜と肉を塩で茹でただけの、超簡単料理、味の方は…………。
「素材の味が美味い!!」
冒険番組のレポーターと同じコメントじゃねえかよと言われそうですが、第一声はこれ。
きつめの塩で煮込んでいるので、汗かいた後とかでも美味しく食べられそうだし、ごはんのおかずにもぴったり。
野菜の甘みが引き立ち、ラム肉の独特のコクがビールをもっと飲めと催促をする。
ここまで簡単で美味い物を、どうして今まで作らなかったのだろうかと思うほどいいものです。
恐らく本場は骨付き肉などを使って、もっともっと美味しく作っているのかと思うのですが、肉じゃがを作るくらいなら、ラム肉買ってチャンサンハマ作った方がいいと思えてくるほど美味しかったです。
これは、暑い夏にぴったしのおすすめ料理。
ぜひ、羊の塩茹で、皆さんのお家でもやってみてください!!
ちなみに、肉料理ならブラジルの家庭料理も美味しいですよ~
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