現役ライターが教える『売れるキャッチコピー』を作るコツ

様々なお仕事の体験談
この記事は約6分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

現在、他のお仕事が多くなってしまい、活動はしていないのですが、キャッチコピーでお仕事をしていたことがあったので、今回は「キャッチコピーの作り方」的なことをお伝えしまいと思います。

ただし、私はキャッチコピー作成ノウハウについても、独学なので、本場の方からしたら「ちょっとちがうよそれ」みたいなことがあるかと思いますが、ご了承を。

キャッチコピーとは?

  • 「そうだ 京都へ行こう」(JR東海)
  • 「Inspire the Next」(日立)
  • 「わたしらしくをあたらしく」(ルミネ)

これらの文字を一度は見たことがあると思います。

一瞬で「あ、この会社」「あ、この宣伝」とわかるような、人の目や心を引くための宣伝文句。

もちろん、このようにワンセンテンスで作る単文の文句もキャッチコピーですが、「英語が苦手だったあの子が、たった3ヶ月でネイティブと話せるようになった方法」のような、長めの宣伝文句もキャッチコピーです。

メインとサブ

企業キャッチコピーのように、ワンセンテンスで終わるような、短い物だと「メインとサブ」に分けて考えることもないのだが、よく依頼で来たケースは「人目を引くためのメインキャッチ」+「内容を説明するサブキャッチ」のケースが多かった。

例えると……

  • 何度も剥がせるメモがある あなたの事務生活を少し豊にするポストイットという文具
  • そろばんよりも速い計算力 10ケタの計算でも1秒で答えるポケット機械 

というような、メインキャッチ サブキャッチ というようなキャッチコピーの作り方。

因みに、上はポストイット、下は計算機のキャッチコピー。
目の前にあったので作ってみました。

メインとサブに分ける利点は、短い文章でないと、人の目は一瞬で読み込まないのですが、それだけでは説得力に欠けるときや、もっと購買意欲を出したいなんて時にこの手法を使うのです。

作る側としては、分量が増えて大変そうですが、むしろ「10文字以内に全ての言葉を凝縮せよ」というミッションより楽なんです。

昔、上司が「頭の良い奴の演説は短い。なぜなら言いたいこと・伝えたいことを短くまとめる方が大変だからだ」なんて言っていたことがあったのですが、たぶん本当です。

話の短い校長の方が好かれるのと同じです。

キャッチコピー作りのコツ

「○○を作ったけど、宣伝文句は欲しい。けど、依頼するほどではないしなぁ……」という時に、自分でキャッチコピーを作るコツをちょっとお伝えします。

1:ターゲットを考える。

もしクレープのキャッチコピーを作るとしたら……

  • 女性向けなら「ゆるふわクリームが新しい♪」
  • 男性向けなら「今時は食べても恥ずかしくない! メンズが食べても美味しい食事系クレープ」
  • ファミリー向けなら「お孫さんからご年配の方まで。食べて安心、美味しいクレープ」

等、その層にあった言い回しをすると、目を引いてもらえるチャンスが増えます。

因みに女性向けはなぜか「時短」「ゆるふわ」「艶シンプル」など、短縮された言葉が好まれ。

男性向けはなぜか「時代の風が囁いている」など、中二病的なのが好まれるそうです。

……男性向けぇ……。

2:デメリットをメリットに言い換える。

短所を長所に言い換えるのもキャッチコピーだと思っています。

例えば、1コマの時間が長い塾が、長時間指導で新入生が少ない……なんて悩みがある場合、こう言い換えることができます。

『時間無制限指導』

『わかるまで絶対に見捨てません』

なんとなく「あ、凄い熱心に教えてくれるんだ」と、逆に長時間指導がメリットになり、希望する生徒が増えそうじゃないですか?

3:具体性を持たそう。

人間は具体的な数字に弱いです。

「前より断然早い」

と言われるより、

「3倍速い」

って言われた方が、説得力があるでしょう。ねぇ?  赤いザク。

4:人間は面倒くさがりだと知る

残念ながら、人間はとても面倒くさがり。

面倒くさがりが高じて、文明はここまで栄えました。

ですので、キャッチコピーを作るときも、

「3年間勉強をした私が教える○○のノウハウ!!」

なんてのよりも、

「寝ながら聞くだけで覚えられる○○」

なんてほうが人は興味を持ってくれます。

他にもいくつかポイントがあるのですが、大体こんな感じです。

キャッチコピー技法

キャッチコピーと一言にいっても、技法があります。

例えば、手っ取り早く人の興味を引ける「倒置法」。

君と見る夢は新幹線の中だった

という言葉を倒置して

新幹線の中だった君と見る夢は

だと、ちょっと、新幹線のキャッチっぽくなるきがしませんか?

ほかにも、不安を煽る方法もあります。

8割の学生が間違える、受験のポイントを教えます」

なんて言われたら「え、私も間違えちゃうかも」なんて思って、そのポイントを知りたくなる……なんてこともあります。

このように、キャッチコピー作成には、技法がいくつかあったりします。

そんな技法を知りたい場合は、本を1冊買うと大体わかるので、おすすめです。

私は「売り上げがドカンとあがる キャッチコピーの作り方」なんて本を1冊持って、ちょこっと勉強しました。

キャッチコピー作成に必要なことは?

たくさんの語彙と少々の心理学

国語力より語彙力だと思います。

アレですよ、「アナタが好きです」という言葉を、「月が綺麗ですね」と言い換えて好きだと伝えるのが、キャッチコピーだと思っています。

そのためにはまず、言葉を知らないと何にも言い換えることが出来ません。

本をたくさん読んでください。

どの本が良いとかはなくて、自分が好きな本を片っ端から読んでいけばいいと思います。

ウチの旦那は語彙が少なく、上司や私に「喧嘩売ってんの?」と言われることもしばしば。
「物も言いようで角が立つ」なんてこともあるので、語彙はあって損はしないと思います。

千夜
千夜

アドリブが苦手な私は、トークになると「マジで?」「ヤベエ」「すげえ」しか言わなくなりますがね

あと、心理学は「人がどんなことに興味を引くか」「不安を煽るパターンのほうがイイ内容か」なんてのを判断するために、ちょっと知っておくといいかなという所です。

それも、本を1冊読んでおけば、たぶん大丈夫かと思います。

因みに文章系で仕事をする場合、ATOKを使うと便利です。

この記事を書いた人
オタ主婦マルチクリエイター
川島 千夜

【オタ主婦マルチクリエイター】
ライター/小説家/イラストレーター/ブロガー/漫画描き/YouTubeにハンドメイドグッズ販売やっています 猫のようにあっちこっち、色々やっていますが、実態はインドア派なゴリラです

川島 千夜をフォローする
川島 千夜をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました