病弱ゴリラの異名に恥じず、発熱こそ大分治まったものの、変わらず偏頭痛やらドライアイやら、死ぬほどではないけど生活に支障のある病に悩まされている私。
とうとう、目眩までおこすようになりました。あっはっはっは。
内耳性めまいの話
これは忘れもしない、2024年の2月。
寒さもピークのとある月曜日。
その日は旦那が有給休暇を取っており、義理姉と会う約束をしていたような記憶があるんですが、全く覚えておらず。
それもそのはず。
朝起きた瞬間。
そう、目覚めて枕から頭を起こしたその瞬間に、グルングルンと左目側の世界だけが強烈に回り出して、立てないどころか起き上がることすらできない程の目眩に襲われたんですよ。
目眩を起こすとどうなるか
恐らく三半規管が弱い遺伝子でもあるのか、姉・叔母・叔父・母親・祖母と母方の血族が軒並み目眩を起こしている家系なんで、私も「とうとう来たか」と落ち着いたもんだったんですが、ともかく目が回る。
目眩って2パターンあって
- グルグル回る系
- ふわふわ系
に分かれるのですが、今回の私は明らかにグルグル回る系。
頭を起こすと、左側の世界だけがコーヒーカップで回っているような感覚で、そのコーヒーカップもそこまで高速ではないんだけど、片方の視界は止まっているので、ともかく気持ち悪い。
視界が左回りだからか、立つと体が勝手に左に吸い寄せられてしまうので、トイレに行くのも這っていく状態。
旦那の手を借りて立ち上がったものの、頭を動かすとともかく目が回って気持ち悪くなり、ベッドに戻った途端に堪えきれなくなりリバース。
よりにもよって、旦那に持ってきてもらっていた水を飲んでいたので、それが全部プリンシパル。
その状態を見た旦那が「大丈夫、大丈夫だからねぇ~」と言いながら、どういう感覚なのかティッシュペーパー1枚だけ持ってきたのだが、どれだけ節約したかったのでしょうか……。
ともかく、なにも食べられないし、仰向けに寝ていて、横になろうとするだけでも目がグルグル回るし、目をつぶっていても目が回るってどういうことだと。
スマホを見ようとしても画面が揺れて気持ち悪いし、ともかく何もできない。
トイレに行くことすらままならないので、本当に何もできないんですよ。
結局その日は、指示をする人がいなくなるとどこにも行けず、ただふてくされることしかできない旦那が自分だけ飯を食っているなという気配を感じつつ、夜8時近くまでただただ上を向いて寝るだけしかできませんでした。
後ほど、義理の姉と私に、しこたま旦那はチネられて、「吐いてるから食べられないと思ったんだよ」と言い訳を言いながらふてくされていたので、さらにチネられていました
病院での検査方法
翌日には目眩の治まった私。
とはいえ、目眩はコワイし、また目眩を起こしたら、また1日何もできずに終わってしまうので、それはよろしくない。
と言うわけで、病院へ行くことにした私。
目眩の場合、脳神経外科に行くパターンと、耳鼻咽喉科に行くパターンがあるのですが、あそこまで酷いとどっちか分からない。
ただ、私は酷い片頭痛持ちな上に、小さな静脈瘤もあるので年に一度脳ドックを受けており、前月にMRIを撮ったばかりなので、脳よりも先に三半規管系を疑った方が良いと結論。
で、めまい外来がある『めまい専門の病院』があることがわかり、そこへ行く事へ。
カルテを書いたら検査の開始。
血圧を計って「ああ、すっごい低いですね」と言われた後は、いよいよ目眩向けの検査に。
歩行検査
まずは、目をつぶって1分間その場で足踏み。
目を開けると初めの位置から50㎝くらい離れている上に、左側に体が回っていてビックリ。
けど、看護師さん的に「これくらいなら範疇内ですよ」とのこと。
重心検査
目をつぶって、片足でそれぞれ1分間立つ検査。
めまい外来に行かなくても、平衡感覚のチェック方法として有名なのでやったことある人も多いでしょう。
これもふらつきつつもクリア。
ただ、やっぱり左足で立つとぐらぐらします。
聴力検査
メニエール病でも耳が聞こえなくなってしまっていたり、逆に突発性難聴でもめまいを起こすので、そのために聴力検査をします。
健康診断の時よりも、色々な周波数でやった気がします。
これもクリアというか、私結構耳が良くて、逆に聴覚過敏なので普段買い物で外に出るときなどはノイズキャンセラーイヤホンをするほど。
他の音が聞こえると、目の前のことに集中できなくなるんで、普段家で仕事するときもほぼ無音です。
なので逆に耳の遠い旦那との会話がストレスになる事も(苦笑)
看護師さんからも「いろんな周波数聞こえているけど、ストレスじゃない?」と言われました。
眼振検査
これが大事な検査だそうで。
目の動きを調べるスチームパンクみたいなゴーグルを着けて寝て、看護師さんが首を傾けていくのですが、このとき前日の吐き気がまだ残っていたので、軽く目眩を覚えて気持ち悪くなりそうに……。
看護師さんが気を配りつつもやってくれるのですが、これが一番ある意味危険な検査でした(笑)
検査の結果は『内耳性めまい』 原因は…
検査結果はその日の内に出るので、大体30分位待って再び診察室に入って言われます。
言われた結果は『内耳性めまい』。
右の耳の内耳が浮腫んでいたため、左側の視界がグルグル回ったように感じていたとのこと。
原因は内耳に行く血のめぐりが悪くなったり、内耳を取り囲む自律神経がおかしくなることで発生するらしいんですが、では、なぜそんなことになるのかというと……。
- 無理した
- 疲れた
- 睡眠不足
- ストレス
- 旅行
- 過度の飲酒
- 喫煙
等など原因は様々。
主にストレスと疲れっぽいのですが、知らないうちに体に無理がかかっていると、それを内耳が感知してしまってめまいが出てしまうからだそう。
とはいえ、酷くなると1~2ヶ月続いたり、水すら吐いて飲めなくなるので入院することも多々あるそうで、軽視はできないとのこと。
私の場合、道路拡張による引っ越しの話が役所から来たり、そのタイミングで自治会の婦人部(今時!!)の相談が来たり、実家に十数年ぶりに帰るので飛行機の手配やらペットシッターさんとの打ち合わせ、有給をいつとるかで文句しか言わない旦那、犬と猫の世話と、丁度仕事が重なったことと、卓球の試合も重なり、趣味の領域を超えており、そこで鉛筆画のご依頼が来たこと(これは嬉しいんだけど)、忙しすぎてゲームどころか、唯一の自分時間がトイレに入って用を足しながらスマホを観る位しかなかったという状況で、睡眠時間もほぼ毎日4時間くらい。
確実にストレスと疲労というのが、よく分かりすぎる。
この話を医者にしたところ、飢餓で痩せた子どもを見る目で見つめられました。
内耳性めまいを起こさないようにする予防法は……好きに生きること(苦笑)
片頭痛持ちなので、こうした目眩も普通より起こしやすいので、ともかくストレスを溜めない生活を心がけるようにと注意をする医師。
どちらにしろ今後も起こる可能性大なので「寝ろ、無理すんな、嫌な事すんな、幸せになる事だけやれ、旦那はほっとけ、ダイエット?脂は幸せの象徴だよ」と、恰幅の良い女医さんに言われると、もう説得力しかありません(苦笑)
そういえば、姉も目眩を起こしたときは、イギリスに移住するために色々やっていた時で、その時はすぐに病院行かずに1週間放置したため、今度は突発性難聴まで起こしてしまい、左耳の聴力の70%を失ってしまいました。
それ以前によくあの吐き気を耐えられたなと思いますが
なので、40歳を過ぎたら無理は絶対禁止。
ただでさえ、自分の好きなように生きるって難しいことなので、人の勝手なお願い事に巻き込まれないようにしつつ、嫌なことは極力避けていくことが大事だなと思います。
その為には自己肯定感を上げていく必要があると思うので、感謝日記がおすすめ
内耳性めまいのお薬
ちなみに、内耳性めまいの根本的治療は生活スタイルを変えていくしかないため、再び目眩を起こした時用にお薬が出ました。
出してもらったお薬はトラベルミン(酔い止め薬)とナウゼリン(吐き気止め)でした。
「え?車酔いの薬では!?」と驚いたのですが、トラベルミンには内耳性のめまいに効果のある成分が含まれており、めまいの緩和に役立つとのこと。
実は、過去に片頭痛で目眩を起こしたときにメリスロンという目眩の薬をもらったことがあるんですが、正直今回トラベルミンを飲んでみて、目眩を起こした時にはトラベルミンの方が効果あるなと感じました。
多分ですが、トラベルミンには吐き気を抑える効果もあるため、私には合うのかなと。
そこは人それぞれなので、トラベルミンかメリスロンか、医師と相談の上に決めた方がよいかと。
目眩を起こした時のまとめ
めまいを起こしたら、まずは脳神経外科へ。
それで異常がなければめまい外来か、目眩の検査ができる耳鼻咽喉科へ行きましょう。
そして、目眩は放置しておくと難聴になったり、入院する可能性もあるので、早めに病院へ行くこと。
トラベルミンやメリスロンでかなり楽になりますが、併用はおすすめできないので、ちゃんと医師の指示に従いましょう。
何より「よく寝て・嫌なことは極力避けて・暴飲暴食を避けて・ぬるめのお風呂にゆっくりつかれる」そんな生活を心がけるようにしましょう💧
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