前回、「年齢的にちょっと大腸カメラやっておいたら?」「は~い」という軽いノリで大腸カメラ検査を胃カメラと同時に受けた私。
私……カナブンなんですよぉ~
なんて、鎮静剤が効きまくった脳でへらへらしていたのですが、なんとびっくりポリープ発見で、そのまま切除手術へ。
1~2週間の絶対安静で、夏バテと戦いながらお粥生活をしていたのですが……。
ポリープ切除後は必ず検査結果を聞きに行こう
丁度病院のお盆休みと重なってしまい、検査結果を聞きに行けるのが2週間後となってしまったのですが、普通はポリープを切除するとその細胞を検査に回して、1週間ほどでこれが一体なんのポリープなのかを教えてくれます。
大腸の場合、若年性ポリープなどの良性の物から、ガンという明らかに悪さしてしまうもの、そして腺腫という「成長するとガンになる」というガン予備軍までパターンがあります。
普段から特に血便が出たり、健康診断で潜血がでたこともなかったので、私は「単なるポリープでしたよ~。次は3年後に念のため大腸カメラしようね」なんて、言われて終わりかな……なんて思っていたんですよ。
だって、ガチでやばいやつが見つかった場合(ガンだった場合)、お盆休みとか関係なしに3日くらいで電話かかってくるって言ってたしね……。
検査結果はハイグレード(クラス4)
2週間ぶりの病院。
院長は私が診察室に入ると、メチャクチャどや顔で検査結果の紙を見せてきたんですよ。
危なかったよ~。
千夜さんのポリープね、ハイグレードっていう『ガン一歩手前』だったよ
はい?
どうやら私のポリープは、細胞がもうすでにガンへ向けて変形しており、あと1年遅かったら完全ガン化していた状態だったとのこと。
ポリープの場所は、女性に多い、上行結腸すぐの場所。
でも、そのグループが問題。
ステージ……と言うのがガンの進行具合を示すもので、それはまぁ……今回はステージ0にもなっていないので、よかったんですが、グループと言うのが「良性の腫瘍がガンへ近づく進行具合を示すもの」。
- グループ2……低リスク(ロウグレード)
- グループ3……軽度異形腺腫&中等度異形腺腫(ロウグレード)
- グループ4……高度異形腺腫(ハイグレード)
- グループ5……ガン
てな感じで、私はこのハイグレードという状態。
ポリープ自体は8mmだったので、あと2mmくらい成長してたら完全初期ガンとかになっていたでしょう。
あぶねー
人生は「運」だからこそ自分の体を死守しよう
卓球仲間のちょっとおバカな旦那の後輩が、昨年19mmの大腸ポリープを切除したそうで、それでもそれは『若年性ポリープ』という、害にしかならないけど毒にはならない、ただただ伸びるポリープだったそうなのですが、一方の私が8mmでガン寸前の腺腫……。
本気で何の血便も腹痛などの症状もなかったので、ちょっとショックだったくらい。
タバコも吸ってないし、酒も近年ではほぼ週末に1杯飲むかどうかくらい。
運動もしてるし、太り過ぎでもない。
そう考えると、『運』とか『体質』なんだな~と。
だからこそ、検査大事。
今まで通ってた「具合悪い気がするだけだよ」「心療内科行った方がいいねぇ」「具合悪い悪いところ探さない方がいいよ」なーんて言って、ろくろく検査も進めてくれなかった病院にそのまま行っていたら、たぶん、下手すると5年後に私はこの世にいない可能性が高かったわけですよ。
医者もピンキリで、あまり検査検査と勧めるのも良くないのかもしれないが、自分の体を守れるのは自分だけだし、日本と言う『生まれる前の国ガチャ』において、大当たりを引いているのだから、その特権をガンガンに利用して、少しでも体調不良があれば納得いくまで検査して、体調不良がなくても、必要な検査は毎年必ず受けた方が良いと思います。
「若いんだから平気だよ」「年齢的なものですねー」なんて言っている医者たちは、自分の身内でも自分でもないので、極端に言うと私が死のうが生きようが知ったこっちゃないのだから……。
しっかりメンテナンスして、自分の体&命を最大限使って枯れる。
それが、自分への一番の責任だと思っています。
二番目の責任は自分の時間を有意義に使うことなので、
もっと好き勝手に生きようと思いました。ふひひ
来年も大腸カメラ
というわけで、どうにか明日を生き延びる可能性を高めた私ですが、脳から大腸まで、毎年の検査事項がまた1つ増えてしまいました。
これが令和の現代の生きる知恵なのかもしれませんが、いつか機械の体になれる日がくるならば、私は躊躇いなく機械の体に移動したいと思います。
余談だけど医者に『生命保険入ってる?』って聞かれたのが一番ヒヤっとしました。
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