アレルギーまみれの私。
なので、ヘアカラーなどが使えずヘナを愛用しているのですが、ヘナは元々肌や爪なんかを染めてデザインを肌に残していく、アートというか、宗教的なお守りのもの。
なので、1度どんなものかを試してみたく、実際にヘナタトゥーをプロに描いてもらいました!!
ヘナタトゥーとは?
メヘンディや、ジャグアタトゥーとの違いは?
時間経過でどんな風に変わるの?
注意点は?
などなど、実際にプロに聞いた話も交えてお伝えします!
ヘナタトゥーとは?
タトゥーと言う言葉が入っていますが、本場では「メヘンディ」と呼ばれていて、染め材に使われる植物の「ヘナ」に発色を良くするレモンとか、色味を付けるコーヒー粉とか混ぜて、それを肌の上に乗せることで皮膚の薄いところを着色するものです。
8000年位前から行われていた、いわばおまじないみたいなもので、クレオパトラがヘナで爪を染めていたなんて記録も残されているらしいです。
本場はインド。
よく、インドのTVなんかで花嫁さんが腕に細かなヘナのデザインを施されているのを観たことがあるかと思いますが、ヘナの色が濃く長持ちするほど、夫婦の愛が長く続き、家が繁栄すると信じられているそうです。
ジャグアタトゥーとの違い
ヘナタトゥーと一緒に良く出るのが『ジャグアタトゥー』。
ジャグアアートとも呼ばれるのですが、これもヘナと同じ植物(果物)の液で描くデザインアート。
違いは、ヘナは赤褐色に発色するのに対して、ジャグアは濃紺に発色するのと、ジャグアに使われる植物がヘナより獲りにくいので若干高いかな? という感じです。
いずれも肌の新陳代謝と共に消えていきます。
ヘナって消えるの? 痛くない?
「タトゥー」って単語に泳がされて、大騒ぎするうっかり者がいますが「タトゥーなんて入れて!!」と大騒ぎしたら、大恥かきます(笑)
ヘナタトゥーは例えて言うなら、油性ペンで肌の上に絵を描いたようなもの。
ヘナは、ヘナに含まれているタンニンで肌に色を残していくので、それよりも発色が良くて長持はしますが、どう頑張っても1ヶ月足らずで消えていきます。
それゆえ、痛みも『全くありません』。
別に肌を削るわけでも、針を刺すわけでもなくて、ペースト状のヘナを乗せていくなので。
ただし!!
施術者によってはガリガリと擦るようにヘナを乗せていく人もいるので、そうした場合にペーストを出すためのチューブの先で肌が擦られて軽く痛いかもしれませんが、そういった場合は「痛てえよ」と一言いえばOK。
もし、ヘナを乗せていく最中にピリピリとした痛みを感じたら、それはアレルギー反応が起こっている可能性がありますので、それもそれですぐに施術者に言って、ヘナを中止しましょう。
ヘナタトゥーの変化を実体験を元に紹介
それでは、ヘナタトゥーを実際にしてみたときの状態から、時間経過によって、デザインがどう変化していくかお伝えします!
1日目:ヘナタトゥー初日
私は近所のヘナタトゥーを描いてくれる、プロデザイナーの方のお店に行きました。
残念ながら今は体調を崩されて引退してしまったようなのですが、個人店で女性の方オンリーの大変良いお店でした。
自分の家の近くで探す際は『自分の住んでいる都道府県+ヘナタトゥー』なんかで検索すると、お店が出てくるかと思いますが、大体平均して名刺くらいのサイズで3000円が目安の料金です。
あまりに安いお店の場合、混ぜ物が入ったヘナとかを使ってくる可能性もありますので、ちゃんと口コミはチェックしていきましょう!!
ちなみに東京だとHara(ハーラ)さんあたりが有名かと。
私は大体手のひらサイズで3000円で、猫が入ったデザインでとお願いしました。
楽しく話しながらヘナペーストでデザインしてもらい、大体1時間ほどで完成。
色がしっかりと定着するまで5~6時間はヘナを乗せたままにしたほうがよいので、くっつく包帯みたいなのを張って、帰宅。
ヘナペーストが服に付いたりすると落ちなくなるので要注意!
また、お風呂には入れますが、水でふやけたり汗で剥がれたりするとちょっともったいないので、6時間は幹部に何も触れない状態で大丈夫な日を狙って、描いてもらいに行きましょう。
2~3日目
翌日はややぼんやりでしたが、翌々日からは綺麗に発色!!
どこかに猫がいることがおわかりいただけますでしょうか(笑)
ちょっと赤く見えるのは、私が「貼る包帯の接着剤にかぶれたから」(苦笑)
それ以外は特にかゆくなることもなく、いい感じに発色します。
1週間
ちょうど土日に卓球の試合があったので、それに合わせてヘナタトゥーを描いたのですが、汗をかいてもお風呂に入ってもいい感じに発色したまま!!
ただ、私的には非常に気に入っていたのですが、試合中だれも私と目を合わせてくれず、スーパーの店員さんはスルー。
これをガチのタトゥーだと勘違いした、ちょっと頭の固い親戚からは説教され(説明しても理解できない)、「こりゃ、本当のタトゥーを入れる人がメンタル強くなるのはわかるわ」となんとなく思いました(笑)
実際、一生消えないタトゥーを入れてみたいと考えている人は(特に若い子)、一度ヘナタトゥーを描いてみて、それで1週間過ごしてどう環境が変わるか、人の反応に自分が耐えられるかなど検証してみると良いかもしれません。
1週間~10日
1週間も過ぎると、さすがにヘナの色も落ちてきて、所々かすれる様になりました。
そうなると逆にみすぼらしくなってきて、「早く消えないかな」と思うように……。
10~2週間
2週間待たずして、結構カスカスな状態になってしまいました。
こうなってくるともう「汚れかな?」みたいな状態になってくるので、お風呂でゴシゴシと幹部を洗ってみたりして、早く消えるようにしましたが、実はコレ逆効果らしくて(苦笑)
結局肌のターンオーバーで消えていくので、ヘナを早く消したい場合は「お風呂に入って新陳代謝を上げて」「気長に待つ」ことがベスト。
落ちかけが一番気になりますが、そこは楽しんだ代償としてちょっとの間だけ忍耐強く待ちましょう。
大体20日くらいで、完全に消えてしまいました。
ヘナタトゥーの注意点
ヘナタトゥーを描く際は、半日水に触れない、幹部にヘナペーストを置いた状態でもOKな日にしましょう。
2週間~1ヶ月はヘナタトゥーは消えません。
タトゥーではないとはいえ、プールや温泉ではお断りされる可能性もあるので、描く際は注意しましょう。
粗悪なヘナペーストを使うと肌荒れを起こす場合もあるので、品物には注意しましょう!!
セルフでヘナタトゥーを描きたくなったら!!
絵心があって、自分で気楽にヘナタトゥーを描いてみたいという方は、お店に行かなくても、Amazonでヘナペーストが売っているので(しかもチューブ入り!!)自分で描いてみましょう!
ただし、この場合だと利き手の方にはヘナデザインは描けないので(笑)ご愛敬。
イベントの日や試合の日など、ちょっと気合い入れたい日に向けて、ヘナタトゥーを描いてみてはいかがでしょうか!!
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