私の好きな「宮部みゆき」先生の江戸時代ものの小説に「子宝船」というのがあるんですよ。
で、その子宝船に「ナスのいり出し」という食べ物の描写が出てきまして。
茄子のいり出しは、ごま油であげた茄子を出汁にひたして、七味を薬味にして食う。言い大根が八百屋に出回るようになったら、薬味は大根おろしでもいい。
茄子は、これからがますます旨い。おみつはホントに料理上手だ。以前そう言って褒めたら、こんなのは料理のうちに入らないと恥ずかしがっていたが、北一に言わせれば、茄子をこんなふうにふんわりと、だけど出汁にひたしてもへろへろにならないくらいの歯ごたえは残して揚げられるなんて、名人の腕である。 引用:子宝船
と書かれている。
メッチャ美味しそうである(大笑)
ナスは大好きで、普段は焼いて生姜醤油で食べるほどなんですが、ずっと同じ食べ方じゃさすがに飽きる!
というわけで、この江戸時代の再現飯『茄子のいり出し』を作ってみました!!
夏の味覚 簡単なすのいり出しの作り方
ナスのいり出しの材料
- なす
- 出汁
- ごま油
- 七味
- 大根おろし
- (しょう油)
シンプルな材料。

しょう油に()としているのは、出汁が美味しければしょう油すらいらないから。
私はやすまるだしを使って今回なすのいり出しを作ったのですが、やすまるだしには塩味も含まれているので、その他の調味料いらず!!

かなりおすすめのお出汁なので、ぜひぜひ使っていただきたい逸品。
しかも今なら私の名前で割引キャンペーン中(笑)
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と、やすまるだし公式アンバサダーゆえのPRをしてしまいました(笑)が、本当に美味しいので、安く購入できるチャンスの間にお試しください!
なすのいり出しの作り方
➊ナスのヘタを切り落とし、半分に切って、乱切りにします。

❷切ったナスを水に浸して、軽くアク抜き。

❸水に浸している間に、大根おろしを用意。
❹出汁を作る。

だし汁はともかく濃いめに!!
出汁が決め手なので、私はやすまるだしがおすすめですが、もし味が薄ければここにお醤油を足して味を調えましょう。
❺ナスを拭いてごま油で揚げる。


しっかり水気を取らないと油が暴発するので要注意!!
ナスがきつね色になったらOK。
油を切って、お皿に盛ります。
❻お皿に盛ったナスの上に出汁をかけたら……完成!!

七味と大根を添えて、食卓に出しましょう!!
YouTube動画とも連動してます!
今回紹介したナスのいり出しの作り方や感想ですが、動画でも紹介しています!
🔽2025年8月18日公開予定の動画はこちらから
👉 https://www.youtube.com/@kawachiyo
作り方のコツなど、視覚的にも分かりやすく解説しています。
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身体に美味しい『ナスのいり出し』の味とは……!?

ナスと出汁と薬味だけという、シンプルな江戸時代飯。
でも……身体にめちゃくちゃ美味しい!!

ごま油の香ばしさ。蕩けるナスから染み出る出汁。薬味の大根おろしと七味が「キュ」っと味を締めて、ともかく止まらなくなる一皿。
しかも優しい味なので、胃にも優しく、夏バテ気味の時なんかでも食べられちゃう不思議。
こりゃ、江戸時代だけではなく、令和の現代でも食べ続けていきたいメニュー。
ナスが好きな方はもちろん。
お酒のおつまみとしても最高ですので、夏~秋にかけてのナスが美味しい時期。
ぜひ、このナスのいり出しを作って、夏の疲れを吹き飛ばしてください!!
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