我が家の癒やし系猫、香川さんなんですが。
お腹が大きな状態で玄関開けたら飛び込んできまして。
そのまま出産、我が家で保護してそのまま住人になった……という猫です。
詳しくは猫の出産立ち会い基礎でどうぞ
そんな香川さんですが…………乳がんになってしまいました💧
猫の乳がんはガンの中でも発症しやすいもので、特に遅れて避妊手術をした場合は結構な高確率で発症します。
そんな乳がんの手術をしたのですが、「あ、これ用意しておいたら便利だったわ」なんてものがあったのでお伝えします。
猫の乳がんについて
先に猫の乳がんについて、私が素人ながら調べた情報をお伝えします。
- 猫の悪性腫瘍で一番多いのが『乳がん』
- 乳腺のしこりを見つけたら80%の確率で悪性腫瘍だと思っていいほど
- ごくまれにオスでも乳がんになります
- 1回目の発情期前に避妊手術をしておくと、リスクを91%軽減させられます
- 転移の確率が高く片方の乳腺にできたら反対側の乳腺にも癌が発症しやすいので、両方の乳腺切除がおすすめ
- 2㎝以下で見つけられて手術で両側乳腺切除ができれば平均生存期間は4.5
とまあ、ネットで調べたり、病院で聞いた猫の乳がんについてはざっとこんな感じ。
結構シビアなんですが、肺転移が起こっているようであれば、手術しても余命1~2ヶ月であることが多いらしく、早期発見・早期手術が今現在での最善策だそうです。
香川さんの場合……
香川さんの場合、大人しくてお腹を撫でられるのが好きな猫だったため、ちょくちょくお腹を撫でていたのが早期発見に繋がりました。
おなかを撫でていたときに、指先にコロっとした1㎝くらいのシコリを感じたので「あ……」と思ったのが始まり。
詳しくは漫画ブログに書いているので、良ければご覧ください
翌日すぐに動物病院へ行き、検査した結果90%の確率で癌であろうということで、まだ体力があり、肺転移などもないことから、早々に手術へ踏み切りました。
傷口がかなり大きいので可哀想とか思うのですが、肺がんになってしまったり、腫瘍が自壊(破裂)して、ずっと痛い思いをさせるよりかは、麻酔も痛み止めもあるコントロールされた状態で手術した方がいいのではという判断です。
もし、手術するかしないかで迷っている方がいたら参考にしてみてください。
猫は麻酔に弱くて、麻酔事故が起こりやすいので、そこだけは覚悟しましたが……
かかった費用と入院期間
費用や入院期間は病院によって違うと思いますが、私の行きつけの病院ではこんな感じ。
10万は笑えな~い
この手術の少し前に、ワンワンが口の手術をして10万吹っ飛んだばかりだったので、さすがにメンタルにきましたが、動物を飼うということは『突然10~20万吹っ飛ぶこともある』ということなので、危機感を持って、動物貯金をしておくことをオススメします……。
あと、保険に入るのも今どきは大切かも
入院期間は2泊3日。
人間で言うと、鎖骨の下くらいから骨盤くらいまでざっくり切るため、どうしても入院期間は必要。
そして、帰宅してからが……大変だったんです💧
猫が乳がんで手術をした際に用意しておいたら便利だった物
香川さんが帰宅してすぐの姿がこちら
幸い、香川さんは食欲魔神で、キャリーから出してすぐにヨロヨロとご飯を食べて水を飲む、安心できる猫様だったんですが、見ての通り、包帯でグルグル巻きです。
しかも包帯というよりテーピングだったので、粘着&硬くて……。
二足歩行形態になりやすくなるほど。
でも、傷口が本当に大きいので、ギュっと寄せておく必要があるので仕方なし。
速効購入したペット用術後服
それでも、どうしても包帯が気になってナメナメしてしまい、包帯がめくれてしまったので、もし大丈夫な子であれば、猫用術後服を用意しておくと便利。
- 服を着ているので大人しくなる(走り回られない)
- 包帯を引きちぎらない
この2点が大きくて……。
ともかく、最低1週間はしっかり傷口をくっつけないといえないため、退院して速効ペット用術後服買いました。
洋服でも大丈夫だと思いますが、手術着だと全身すっぽりいけるので嫌がらない子ならこっちの方がオススメです。
因みに、着せ方についても動画で紹介しています!!
抜歯後に役立った傷あてパット
術後服でどうにかご機嫌を取りつつ、1週間経って包帯をとったものの(服着せてもボロボロにされた)抜糸は済んでいないので、ホチキスみたいなのが丸見えな状態……。
一応、歯で取ったりとかはなかったのですが、本猫的に気になるのかナメナメが酷い!!
さらに1週間後(手術から2週間後)に抜糸となったんですが、その後、傷をなめすぎて下の方がジュクジュクに……。
ですが、服を着せると、今度は包帯がないのでずり落ちてしまいイマイチなので、そこで役に立ったのが、傷口に貼る包帯、『傷あてパット』。
ただし、これだと大体半日で舐め取られます。
1日つけるとかぶれちゃいます。
なので、「夜寝ている間に舐め取ってしまう」という、うちのようなケースの場合にすごく使い勝手の良い手段。
半日くらいで使い捨てるハメになりますが、舐められてグジュグジュになった傷を乾燥させてキレイに治るまで使えれば良いので、20枚入り1000円で、半日使い捨てしていれば大体ギリギリどうにかなります。
それに、傷の治りかけがかゆいのが原因なので、治って痒みが取れれば舐めすぎたりしないので、結構使える技でした。
それ以外は、あとは『美味しいご飯とお水』を揃えることかなという感じ(苦笑)
猫のお世話は大変ですが、早期発見、早期手術をすれば間違いなく延命できるので、こうしたアイテムを駆使して、どうにか快適に過ごせるようにしていきましょう💧
動画でも紹介しています
私のYouTubeチャンネル『カワチヨ.ご家庭チャンネル』にて、動画でも今回の術後にあった方が便利だったアイテムについて紹介しています。
また、術後2ヶ月後の傷の様子についてなんかもお伝えしていますので、これから手術を控えている方や、猫さんが包帯を取ってしまって大変という方は是非是非、ご覧ください!!
他にも猫様のお役立ち情報出してます~
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