【両国江戸東京博物館】大人も楽しめる?見どころや魅力を徹底解説!

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2018年の夏休み。

見事に台風直撃で、電車で行ける近隣に行くしかなくなり、満を持して両国にある「東京都江戸東京博物館」へ行ってきました。

江戸東京博物館
東京都江戸東京博物館の公式サイトです。ご来館案内、常設展、展覧会の情報や催し物情報などをご覧いただけます。

「とうきょうとえどとうきょうはくぶつかん」って、どんな早口言葉だよって感じですが、江戸時代の模型とか江戸名物(?)長屋の見学とかができる、ようは「歴史博物館」です。

私は宮部みゆき先生の、江戸時代の小説が大好きで、その中に出てくる「木戸番」とか「回向院」とかどんなものか、どんな場所か……と、そんな知的好奇心から気になっていた博物館だったのです。

江戸東京博物館の場所

場所は両国駅から徒歩2分。

電車の中から見える「東京ビッグサイト的な建物」がソレです。

すぐ隣に国技館があります。お相撲さんがちらほら見えます。

すれ違う人の8割が外国人です。

入り口がちょっとわかりにくい

入り口が1階と3階にあるという謎の作りで、入り口と言えば1階正面という田舎者には入る時点で敷居が高い。

今は1階の特別展示室が工事中というのも、わかり難い原因かもしれない。

とりま、迷いながら一階のチケット売り場に入ると、「お・も・て・な・し」とばかりに係の人がやってきて、案内してくれるので、あとは指示に従うだけ。

中は広く、カサは1階の傘立てに置いておかないといけないのだが、マジで係の人が懇切丁寧に案内してくれるので、指示に従えばOK。

1階にお土産屋さんがあるが、3階にもあるようなのでお好きな方でお土産を物色するといい。

江戸東京博物館の入場料

  • 大人600円
  • 大学生480円
  • 高校生300円
  • 中学生以下無料

かなりリーズナブル。

とはいえ、学生のデート目的に江戸博物館を選択すると、恐らくいただけない結果になると思うので、カップルで行くなら酸いも甘いもわかりきった大人になってからにしよう。

もしくは、私の様な「奇行種」と呼ばれる彼氏彼女をゲットしたときとか。

因みにチケットも浮世絵が描かれていてかわいい。

江戸東京博物館の中は……

都知事に会えるとこも

入ってすぐに、恐らく日本橋を模したであろう橋が出てくる。

今回、夏休みともあって子どもで群れていることを覚悟していたのだが、想像よりも家族連れが少なく、むしろ諸外国の方々が多かった(特に欧米系)。

あと、今回展示物ゾーンに人気が少なかったのは、どうやら小池東京都知事が来ていたからだったようだ。

貴族の遊びのごとく習字を眺める都知事

東京都民ではない上に、ものすごい勢いで興味がわかないためそそくさと展示ブースへ。

ジオラマがぱねえ

展示物のメインは(私の中では)、この江戸の街並みを再現したジオラマ。

かなり大きいものなのだけど、本当に精巧で、町行く人々のここの生活をしっかりと表している。

なんか、ポケモン登場してるし

もし、私がこのジオラマ作成の仕事したら、不眠不休でずっと町を作っていそうな勢いで、興奮を覚えるほどすごい。

そんなジオラマが多々点在しており、これを見るだけでも時間が過ぎていく。

これは商家のジオラマ。

のれんがあって中が見れないのだが、時間によってはのれんが上がるらしい。

店の中では、一人侍に切られそうになってたけどね。

街並みだけではなく、公家屋敷とかを作ったものや江戸城のジオラマとか、ともかくすごい。

ジオラマ
この辺りはわかりやすいように、ドリフのコントのごとく壁が切断されている。

こんな小さな襖にも綺麗な絵が描かれており、この仕事した人達、きっと楽しかったんだなぁと思わせてくれる。

でも、外国人を案内している外国語ペラペラのガイドさん、ボランティアだそうで、なんというか「お金もらってる? お金もらえる価値あるよ?」と言いたくなるし、人をタダでこき使おうという魂胆が見え隠れするお国柄なので、こんな良い仕事をしてくれている人達が安い賃金で仕事をしていないか、余計な心配をしてしまう。

「殿中でござる!!」とやりたくなる廊下

ただ、あまりに精巧に作りすぎてて、中の様子が全くわからないものもあったりすのがちょっと残念。

なんというか……家に持って帰って1日中、中の様子を眺めていたくなる。

武家屋敷、入り組みすぎて中の様子わからず。

あ、ちなみに江戸博物館はフラッシュを焚かなければ基本写真OK。

フラッシュ撮影も、OKな場所ならその旨が逐次書かれているので資料が欲しい人にもブロガーにとっても、大変ありがたい博物館。

他にもあるある展示物

もちろんジオラマばかりではない。

絵巻物とか

当時の野菜売りの天秤(棒手振ってやつですね)

担いでOKなので、旦那がウエイトリフティングのような持ち方をする。30キロくらいある。

千両箱とか

持ってOK。腰がやられる重さ。

あと、正室(お台所)一覧とかいう、生々しい表もあったり。

英雄色を好みすぎだろ。

実物大の展示物はリアルで楽しめる!!

第二のお目当てだったのが、実物大の長屋。

そう、昔の人って四畳半の長屋で商売までしてたわけでしょ?

一体どうやって生活していたのだか気になっていたんだけど、(ついたての中に寝具を隠すとかね)ホントに質素な生活なのね。

まぁ、よく考えたら極貧生活を送ってきた私も、六畳と四畳半のボットン長屋で家族4人で生活していたからできなくはないんだけど、本気でギスギスしてたからね。

江戸時代の人、すごいと思うよ。

収納力とかぱないね。

そんな江戸の生活が垣間見られる等身大長屋がいくつかあり、これがまたおもしろい。

出産しちゃってるしね。
なんか作ってるしね。

でも見てると、この狭さが妙な安心感を呼び起こしてくれる。

あれだ、押し入れの中が妙に安心するあのメンタルと同じだ。

とはいえ、夏暑く(現代ほどではないが)、冬寒く、そりゃ「人生50年」が平均寿命になるわな。

と、江戸時代の食生活のレプリカを見て思う。

食これだったら気が狂うよ

かの有名な「江戸寿司の屋台」なんかもあって、こちらは純粋に食べたくなるね。

夏場だったら食中毒製造機だね

大きめの展示物も

こんな風なジオラマや長屋などの展示物以外にも、かなり大きめの展示物も。

神田明神で有名な、関羽(?)の御神輿。

漁業なんかのルートを知らせるパネル。

千葉と江戸を繋ぐ木下街道は現代も有名だが、私の血族は木下街道を通ると高確率で事故をするので、たぶん先祖が木下街道でなにかしでかしたと思う。

あと、このトーチカみたいなのは、濾過機のようで、さすが水の都江戸。

歌舞伎舞台もあって、後ろには四谷怪談の話をbotのごとく話し続ける案内つきの、四谷怪談舞台もあったり。

まだまだ続く展示ブース

途中ルートを間違え(間違えるほど館内が広い)、企画展示室なんかに行ってしまうも、そこも江戸から東京になるまでの写真などが飾られており、見るだけでもかなり楽しい。

ただし、この企画展示は期間によってコロコロかわると思われるので、気になる方はお早めに。

うっかり迷い込んだものの、再び順路に戻ると、葛飾北斎先生が背中を丸めて絵を描いていらしたり。

手動扇風機なる、逆に汗が出そうな一品を見つけたり。

あと、一番のお気に入りが「江戸時代の人が描いた象の絵」

このタッチ、理想ですよ。

これぞ、江戸時代の人が描いたよくわからない象ですよ。

私の描いた、江戸時代の人が描いたように見せたキリンとは大違いですよ。

時代は江戸から明治・大正・昭和へ

そんなこんなでブースが進むと、今度は急に近代チックに。

人力車に乗れたりするんですが、私が乗った瞬間に「ミシィ」っと音を立てて、ちょっと引いた。

懐かしいを超えて、むしろ素敵デザインに思われる位の電話ボックスを発見。

このレトロ感たまらないよね。

とはいえ、時代が進むとなるとどうしても語らずにいられないのが、「戦争の話」。

不発弾のレプリカや、機関銃が展示されていたり。

あと、かくなる愚行(いや、戦争自体愚行ですが)、風船爆弾とかね。

9000個作って、アメリカに届いたのが1000個。そして爆弾に巻き込まれたのが、ピクニック中の妊娠中の先生と子ども6人という、愚行の象徴みたいな爆弾。

他にも、爆弾でひしゃげた鉄筋とかもあり、こうした展示物を外国の方々はどのような気持ちで見ているか気にはなるものの、このあたりで子どもが増え始め、それどころではなくなってきた。

爆弾でひしゃげた鉄筋

どうやら子どもにとっては江戸の展示物よりも、明治~昭和くらいの実物大の家的な物のほうが楽しいらしく、ともかく割り込んでくる。

昭和の家というよりも、実家のばあちゃんちのイメージ。懐かしい。

子どもは嫌いではないのだが、親がここぞとばかりに自分の子どもを優先させようと、「行ってこい」するのが非常にうっとうしく、並んで見学しているのがばかばかしくなってくるため、じっくり探索したい方は、やはり夏休みは避けた方が良いと思う。

大正時代の金持ちの家。こんなオサレ喫茶今もあるよね。

ま、古いおままごと的な展示物を見て子どもがはしゃぐのはとてもわかる。

まさに、台所といった感じの家のレプリカ。

入れるし触れる。

数秒後に子どもに押しのけられるが。

意外と奥が深くて、意図せずホラー的な写真が撮れるのも嬉しい。

こんな風に、その当時の家を探索できるのもホントに楽しい。

彼氏彼女が資料を求めているなら、ぜひ行く価値あり。

トキワ荘っぽい、昭和のアパートのレプリカ。嫌いじゃない。

因みに展示は2000年代まで展示されているため、「あ、懐かしい」と思われる物も多々あり。

広末の歌が1990年代の象徴として流されてたのも、心がぎゅ……ってなった。

時代は現代になり~

長くなってしまったが、順路の終わりにはもう、「あ、この家知ってる~」くらいの見た目に。

こんなん、団地住まいの友達の家やん。

こうなってくると、もはや博物館として歴史的建造物を眺めていると言うよりも、知らない人の家を眺めている、のぞき魔の気分になってくる。

今もこういう家あるしね。

そんなこんなで、色々と写真を紹介してきましたが、これで展示物の10分の1位ではないだろうか。

相当量の展示物があるので、じっくり見ていったら4~5時間はかかると思う。

人混みが嫌いな上に、博物館に一切の興味の無い旦那に気を遣い、後半襲ってきた子どもの群れに嫌気がさし、ゆっくり眺めていられなくなってしまったのだが、いつかまた行った際は半日使うつもりでじっくり見ていきたい。

帰りのエスカレーターもオツでした。

江戸東京博物館へ行ったらオススメの食事スポット

さてさて、見ていくと当然お腹は減っていき。

この江戸博物館にも2~3カ所食べ所はあるのですが、私は両国駅を下りてすぐに気になった「カレー屋」へ行くことに。

見つかりません | 日乃屋カレー 公式サイト

たまたま行きがけに前を通ったときに、食欲を刺激するよき香りに「ここ!!」と決めていたのですが、どうやら両国の日乃屋さん。
神田カレーグランプリみたいなもので優勝したお店のよう。

私は一番人気のカツカレーを注文したところ……。

インド人が聞く「なにこの美味い食い物!」的なカレー。

口に入れた瞬間は甘いのに、後からスパイスが効いてきて、もうスプーンが止まらなくなるの。

甘いのに辛い。いや、スパイシー。

こんなめちゃくちゃ美味い、日本のカレーを食べたのは始めて。

カツもさくっとしてて最高にルーと合う。

いや、もう、両国来たらこのカレー屋によることを義務づけるね。

江戸博物館のお土産

博物館、食事、ときたらお土産も。

江戸博物館のお土産はそれはそれは「外国人が喜びそうな品揃え」。

アダムとかジェシカを漢字に当てはめたハンコとか、金髪の人達が群がってたからね。

私は、大人しく自宅用に金平糖と「ガシャドクロ」の3Dパズルを買ってもらって帰宅。

この3Dパズル。ビックリするくらい黒いインクが手につくので、気をつけて立てよう。

人が多いと言っても、恐らく普通の日ならそこまで混んでいないと思うし、見所はたくさん。

やすいし、両国カレー屋さんも美味しいので、歴史に興味がある人とか、博物館好き、資料をお求めの方は行く価値かなりあり。

写真もかなり自由に撮ってOKだしね。

ただし、江戸とか博物館とかに興味がない人と行くと、かなり不穏な空気が漂う羽目になるため、そんな時はいっそ、一人で行くというのも視野に入れて遊んでくるといいと思います!!

江戸東京博物館の情報

店名 江戸東京博物館
住所 東京都墨田区横網1-4-1
電話番号 03-3626-9974
営業時間 9:30~17:30
入場料 大人:600円
大学・専門学生:480円
中高生:300円
子ども:無料
定休日 月曜日/年末年始
最寄り駅 JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A3・A4出口 徒歩1分
駐車場 あり
店舗URL 東京江戸博物館 公式サイト
店名 日乃屋カレー
住所 複数店舗あり
電話番号 店舗による
営業時間 店舗による
ランチ あり
定休日 店舗による
最寄り駅 店舗による
駐車場 店舗による
店舗URL 日乃屋カレー 公式サイト
この記事を書いた人
オタ主婦マルチクリエイター
川島 千夜

【オタ主婦マルチクリエイター】
ライター/小説家/イラストレーター/ブロガー/漫画描き/YouTubeにハンドメイドグッズ販売やっています 猫のようにあっちこっち、色々やっていますが、実態はインドア派なゴリラです

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