千葉の成田山と言えば、地元でも他県でもかなり有名な観光スポット。
東京タワーに行ったことのない千葉県民はいても、成田山に行ったことのない千葉県民はいないのでは?と言われるほど(嘘)
成田『山』と書いてますが、全然山でもなくて(多分千葉の中では山っぽいのかもしれませんが)、新勝寺を含む古いお寺や参道に並ぶお店が楽しめる、おすすめスポットなんです。
今回はそんな成田山に地元民が行ってきましたので、『食べどころ』メインで、色々とご紹介します!!
成田山新勝寺とは?
まず、一番始めに紹介しておかなくてはならないのが『成田山新勝寺』。
真言宗智山派の仏教寺院で、神社かと思われがちですがお寺です。
千葉県内第1位の参拝客数を持っていて、全国で見ても寺院としては1位の明治神宮次ぐ、第2位。

平将門の乱を調伏する祈願をした寺院ということで、平将門を祭神として祀る東京の神田明神や築土神社と、成田山の両方を参拝することを避ける人もいるというほど。

神様同士でも気を遣わせる辺り、日本神話って感じでいいね

今回はこちらがメインの紹介記事ではないので、こんな感じで控えますが、写経ができたり、茶室があったり、もちろん撮影スポットもたくさんあるし、ここだけでも1日いて楽しいスピリチュアルな場所なので、成田山に来た歳にはぜひご来院を!!
新勝寺に行くなら成田山参道の美味しい食べ歩きはいかが?
というわけで、メインの成田山参道にあるグルメスポットの紹介。
成田山新勝寺から京成成田駅・JR成田駅方面に通じる道は参道としてバーーーーっと、古い建物が並んでまして、それはもう見事なグルメスポット。


観光案内所もあるのですが、やっぱりここは行き当たりばったり、地元民のカンで美味しいお店に入るのがベスト。
食べ歩くなら定番の「串せん」で
まず、成田山の食べ歩きと言えば『串せんべい』。

ここは、参道に入ってすぐ辺りの『林田のおせんべい』というお店で売っています。

お店には所狭しと色々なおせんべいがあるので、お土産にも最適。

硬いのが苦手な人でも、濡れせんとかもあるので、かならずどんな人でも、そう、せんべいが嫌いな人以外には必ず刺さる1品があるお店。
ここでテンション上がって買いすぎると、後の観光がきつくなってしまうので、行きは串せんべいを買って食べ歩き、帰りにここでお土産としてたくさん買い込むのがおすすめです。

成田山参道観光で絶対外せない老舗の『うなぎ』
そして、成田山のグルメといえば『うなぎ』。
絶対王者の『鰻』。

成田山参道にはうなぎ屋さんがいくつか並び、どこも煙だけでご飯3杯は食べられそうな良い香りを出しているのですが、今回は老舗と名高い『川豊 本店』にお邪魔しました。


川豊さんは、予約などはなくて、到着したら整理券をもらって順番が来たら入るタイプなので、混みそうなときはちょっと早めに行って先に整理券をもらっておき、参道をうろうろ見たり、お土産を買って時間を潰すとちょうどいい感じです。
お店の外から、鰻を捌いては串に刺し、焼いているのも見えて、ライブ感100%。

当日は、整理券をもらって1時間後に順番が来たのですが、メニューは基本『うな重』。
ビールも頼みつつ、上うな重の到着!!

- うな重
- 上うな重
- 特上うな重
とあるのですが、何がどう違うのかよくわからないので、そんなときは上うな重を頼むといい感じ。
ともかく関東人の舌に合う甘辛なタレがしっかり絡んだ、香ばしいうな重で、お重の隅まで舐め取りたいほど美味しいうな重。

後にも先にも、あんなに美味しいうな重食べたことなかったなぁ
どこのお店でも美味しいうな重を出してくれるとは思いますが、まずは川豊さんを基準に選ぶといいかなと思います!!
疲れたときには美味しいお茶所『三芳屋』
鰻を食べて、おなかいっぱいになっても、人が多い参道をあちこち行ったり、新勝寺を見学したりするとやっぱりおやつ時には甘いものが食べたくなります。
参道には抹茶どころの茶和々さんなんかがあって、手軽に抹茶ラテが飲めたりするんですが……。

がっつり休憩するなら、『三芳屋』さんがおすすめ!!

わびさび溢れ得る情緒のあるお店で、参道から少し奥に入ったところにあるのですが、そこまでの道のりもいい感じ。


時間帯によってはちょっと混んでしまうのですが、お土産が外に並んでいたり、手あぶりがあったりして、すごく気遣いを感じるので、全然待ててしまいます。

メニューも結構あって、季節の限定甘味などもあるので、ちょっと迷ってしまいます。

今回は、がっつり甘味を食べたかったので、クリームあんみつをチョイス。

お茶が付いて、なんと気が利く、甘いものの次に欲しくなるしょっぱいもののお漬物まで!!
みつ豆も結構大きいので、くつろげる上に美味しくて量もあるという、3拍子そろったお店。
ちなみに、コーヒーだけを注文しても、この心遣い。

コーヒーも甘味に合うちょうど良さで、求肥もついてすっごい気遣いとおしゃれ感。
とかく、休憩はここをおすすめしちゃいます。
お土産は名物鉄砲漬けやシャボン様
食べるに食べて満足したら、お土産タイム。
先ほどのせんべい屋さん『林田のおせんべい』ももちろんおすすめですが、成田山の名物と言えば鉄砲漬け。

元々成田は瓜の名産地だったんですが、冬用の保存食として、瓜の中を鉄砲のようにくりぬいて、紫蘇や唐辛子を詰めて、みりんと醤油をベースとした漬け液で漬け込んだ、カリッとピリッとな美味しい漬物。
ご飯のおかずにもお酒のおつまみにもいける鉄砲漬けですが、色々な種類があって試食もできるので、これまた迷います。

あと、「食べ物ばっかりでもなぁ」という方には、「さぼんさま」というお清め石けんもおすすめ。

成田山のありがたいスピリチュアルなパワー(?)を封じ込めた(??)お清めの石けんで、もらってちょっと嬉しい大きさなので、こちらもお土産やプレゼントとしても最適です。

一日楽しめる成田山見学
食べて美味しいところをメインに紹介しましたが、成田山新勝寺の中は自然豊かなコースもあれば、昔からある由緒正しい寺院仏閣もあり、お祓いどころや写経場など色々とあるので、参道含めると1日あっても足りないくらい見学できます。
2月の節分シーズなんかは身動きできないほどの人だかりとなってしまいますが、2月3月の梅まつりや、8月なんかは意外と動きやすいし過ごしやすい環境なので、おすすめです!!

コメント