【お仕事の話】モデル的な仕事を求めて四苦八苦していた時の話

モデル仕事体験記

モデルのバイトをして そして挫折した 若かりしき頃の話

若いころの憧れの仕事って、今はユーチューバーとかあるとは思うけど、専業主婦とか、看護師とかパティシエとかの王道の中に『モデル』ってあると思うのよ。

私も幼少期の『ケーキ屋さん』から、色気づいて『あ、モデルのバイトしてみてぇ』って思うようになったのよ。

まぁ、なんでかってーと、笑顔で写真撮ってもらって、人前で歩けば(ランウェイのこと)お金貰えるじゃん。

という、猛烈に愚かな考えから

そんな考えで高校卒業と同時に、モデル事務所に登録をし出した私の愚かな話。

首から下はモデル向きだった

モデル事務所に登録

今でこそ、メスゴリラと名高い私ですが、元々神経質で食べてもすぐゲリする体質から、身長165㎝で体重46~48㎏という中々に細い体形を保っていたんですよ。

だもんで、すぐに調子にのる私は『モデルとかいけんじゃね?』と思い、当時親が契約していた新聞の求職欄に載っていたモデル事務所に登録してみたんですよ。

向かった先は原宿だったか、渋谷だかの裏にたつ、小洒落た建物のモデル事務所。

撮影スタジオもあり、お金を払えばウォーキングとかも習えるらしく、待合室には「モデルとして撮影される際に気を付けたいこと」みたいな注意書きの冊子があった。

千夜
千夜

未だに、「撮影前には鼻の穴回りのファンデーション塗り忘れに気を付けよう」という注意書きが忘れられないので、そろそろ忘れたい。

でもって、副社長っぽい女の人と2~3話して、細かい体のサイズを測って、2~3枚写真撮られて「じゃ、仕事があれば連絡するから」と言われて終了。

お気楽な私の脳は「なんだ、モデルになるのって簡単じゃん♪」なんて、斧で脳みそ叩き割りたいくらい舐め腐っていたのだが……。

初仕事はゴリラへの第一歩だった

しばらく音沙汰がなく、歯医者で歯科助手のバイトをしつつ勉強して時を過ごしていた私。

千夜
千夜

元々浪人中だったので勉強時間も確保したく、1回の賃金が大きいモデルをやりたいというのもあった

そんなある日、突然事務所から電話。

「スポーツジムのパンフレットの写真を撮るからモデルに来て」

そう言われて「おやおや、ウェアのモデルが初仕事ですか」と向かった先で、「これ着てプールに来てね」と渡されたのが、半そで半ズボンの「ガチンコスポーツ用水着」。

競泳用とかではない。

明らかに「水の中で何らかの運動をする水着」の形をしている。

水着

降りたプールサイドでは、すでに同じ水着を着た「明らかにスポーツした方がいい体形の奥様方複数人」が待っている。

その中に混じり、インストラクターとカメラマンが登場。

そして言われた。

これから、アクアビクスという、水中で行うエアロビクスをやりますので、皆さん私の真似をして動いてくださ~い

そして始まる1時間の強制アクアビクス。

カメラマンは写真を撮りながら「水しぶきが立っている方が映りがかっこいいので、皆さんもっと激しく動いてくださ~い」と人ごとのように言う。

切れる息、攣る筋肉。

数名のおばちゃんたちが体力切れを起こしリタイアしていく。

今なら「無料でアクアビクス受けれちった!!」と笑顔で帰って来るところだが、当時の体力マイナス50の私は、撮影後、打ち上げられたボラのようにプールサイドに横たわり、自分が思っていたモデルの仕事と何か違うとぼんやり思っていた。

次の事務所で闇を発見

その後、美術大学でひたすら椅子に座ってデッサンモデルになる仕事をして、寝落ちしたり(ヌードじゃないよ、めちゃ私服)。

デッサン

服飾専門学校の卒業生創作の、スーパーボールが大量にくっついたようなドレスを着て、廊下の隅でひたすら立つ仕事をしたり。

服飾

だいぶ自分が想像していたモデルとは違う仕事を2~3件したあたりで、仕事の連絡自体が来なくなって、別の事務所へ登録しようと試みた。

そこも渋谷かなんかの片隅にある、雑居ビルの一室の事務所で、フロムエーだかanだかに載っていたので来てみたのだが、社長と、その腰巾着という言葉が似合う2人のおっさんが偉そうに座っているのだ。

ただ、薄暗い事務所に座っているだけなのに、メチャメチャ偉そうなのだ。

偉そう

でもって、2~3話をしたあたりで「キミ、歯医者でバイトしてるなら、その歯並び治したら?」と言われる。

まぁ、モデルという外見を真っ先に見られてしまう仕事なのだから、仕方ないとは言え、「そう思うならお前先行投資で治療費払えよ」と、今なら言えるのだが、当時のまだすれていない私には心にズキリと来るものがあった。

さらには、腰巾着が名刺を渡してきたのだが、その名刺が半分に折った名刺だったのだ。

名刺の隅を折るという意味ではない

名刺って、銀行員や弁護士など、その名刺自体が悪用される恐れがある場合、渡した時に隅っこの方を折るケースがあるらしいんですよ。

千夜
千夜

主に、夜のお店でお姉ちゃんたちに渡す時なんか(聞いた話だけど)

けど、名刺を折るって結構失礼な行為で、ほら、偉い人がマスコミの名刺渡されてブチ切れて名刺折ったりとか、ってニュースをたまに聞くじゃないですか。

そんな風に、名刺を折るのは失礼に当たるわけですよ。

まぁ、自分の名刺を折ってるんだから、私には失礼じゃないのかもしれないけど、腰巾着が「あ、折った名刺しかないっすわ」と言い、ゴンズイみたいな顔した社長が「ああ、いいんじゃねえ?」と促して渡された折れた名刺は、触るのも不快なほど失礼な物に見えたんですよ。

その一件で面倒になった

そして、これ以外にも、痩せてはいるけど胸がないとか、首から上は使い物にならないなどと、なかなかに本当のことを言われ、非常に不愉快になり、帰宅。

そして考えた。

恐らく、この先も、こういう業界なので、容姿に関してどころか、人間性そのものに関しても否定的なことをたくさん言われるだろう。

私は打たれ弱い

嫌なことがあれば全力で逃げる方に尽力するタイプだ

無理だな

と、早々にモデルのバイトを続けるという目標をデリート。

さっさと歯科助手の仕事に戻ろう。

千夜
千夜

というか、浪人生だろ私

3か月ほど挑戦してみたモデルの仕事について偉そうに語る

その後、事務所契約はあっさり破棄。

知り合いのカメラマンさんのモデルの手伝いとかはしたものの、仕事として立ち入ったもでもなく。

そんな私ですが、一応「お仕事の話」というジャンルなので、モデルの仕事をしたい場合……的なことを以下に書いてみましょう。

どこで仕事探すの?

応募

当時(20年前)は新聞やバイト情報誌しかなかったんですが、今ならネットで「モデル 募集」と探せば腐るほど出てくるかと。

ただし、怪しい企業もたくさんあるので、未成年者は親に確認してもらった方がいいと思うし、出来たら大手のオーディション受けた方がいいと思う。

もしくは、雑誌に出たいなら雑誌の読者モデル募集のところに申し込んだり。

当時もあったんだけど「登録費用に20万必要」とかうたっている会社は基本的に警戒した方がいいと思う。

『金払ってやる仕事なんかない』というモットーが当時からあったので、その辺騙されることがなかったのは、当時の私の唯一の褒められるところだ。

千夜
千夜

あと、モデルかと思ったら、AV嬢とかの契約だったりとかも、もしかしたらあるかもしれないので、出来る限り親とか友達とか、自分よりしっかりしている人と一緒に検討することをお勧めします

あと、今どきだと、インスタでインフルエンサーとかやってても、モデルとして活動できるのではないかと思われます。

給料は?

給料

給料はいい。

冒頭の、アクアビクスのパンフレットの撮影は4時間拘束で8000円。

デッサンモデルも4時間拘束で8000円とかだったので、当時の平均時給を考えるとかなりいいと思う。

ただし、移動時間がかかったり、交通費が出なかったり、場合によっては待ちで1日拘束とかになることもあるので、何とも言えず。

千夜
千夜

どうでもいいけど、アクアビクスした時のパンフレット、水しぶきがすごすぎて、自分がどこに写っているのか全く分からなかった

メリット・デメリットは?

メリットデメリット

メリット……というか、モデルは誰でもなれる仕事じゃないと本気で思う。

もちろん給料もいいけど、仕事ないときはないし、肌やスタイルにも気を付けないといけないだろうし。

一番のデメリットは、めちゃ容姿について文句言われること。

ある程度年取ってくると、そよ風にもならないけど、若い子にはきついと思うね(BBA思考)。

千夜
千夜

当時の「歩いたり、写真撮られてお金貰える!」みたいな考えを持った私を、タイムマシンに乗ってハリセンでぶん殴りたいね

内容は?

ランウェイ

私の中で、モデルってランナウェイ歩いたり、雑誌に載ったり、CM撮ったり……ってイメージしかなかったんですが、意外と業務内容が広くて、↑の内容に加えて、パンフレットの撮影だったり、TVの観覧席のサクラ(?)だったり、服飾学校のモデルしたり、美術大学のデッサンモデルやったり、結構多岐にわたってる感じでした。

あと、ムカツク事務所は1度も仕事をしていないのでよくわからないけど、1件目の事務所はマネージャーというものがなかったので、もしかしたら、新米にはマネージャーがつかないこともあるかと。

千夜
千夜

すぐ辞めたんでよくわからないけど

どんな人に向いてる?

私のような気の弱い人と、「お金良さそうじゃん!!」って思って安易に行く人には向いていないかも(苦笑)

意外と、背が高くなくても、普通の体形でも、今ならサプライズモデルとかいって、かなりふくよかな人だってモデルになったりしているので、あまり体形は気にしなくていいのかな~なんて思ったり。

けど、華やかな場が好きな人、芯がしっかりしている人が向いているのではないかなと。

千夜
千夜

……と向いていなかった私が言います

簡単な仕事なんてないね

というわけで、今思い出しても胸がギュっとなるトラウマをこさえたモデル体験。

「簡単そうだからやりたい」

と、舐めぷしていた私には、良い薬だったと思うし、逆に騙されたりしなくて運がよかったとも思う。

でも、今もちょっと思いますよ。

雑誌にモデルとして出てみたいなって。

千夜
千夜

筋肉系雑誌のモデルとして

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