ライター仕事の延長で「取材をする」仕事がきたときの心得
なんの因果か、多動を極める私は、文仕事をメイントしつつも、写真を撮ったりしていたため、「写真+文章」ができるライターとして「取材」をする仕事が来ることがあります。
できたら「取材される側」になってみたいものですが、取材する側での心得や用意しておくと良い物なんかを、私の様に突然「取材してきて」と言われた方のためにお伝えしたいと思います。
用意しておくと良い物
【ボイスレコーダー】
何はともあれ、声がないと始まらない「ボイスレコーダー」
私は「Mono ism USB ボイスレコーダー」を愛用。
コンパクトで充電長持ち、スイッチ一つで録音できて、PCに挿せばそのまま音声が確認できる。
しかも、音もクリアに聞こえて、なにより「安い」。
取材の仕事がある人でなくとも、近所の口論から、ママとも嫌がらせ、PTAトラブルから、会社のパワハラ・セクハラ対策。平穏なところで、ちょっとしたメモ代わりに、1つはあってもよい一品かと思います。
スマホの予備充電器(とケーブル)
上のボイスレコーダーがあればことは足りるのですが、万が一、私のようなうっかりが充電をし忘れたというときには、スマホのボイレコアプリ機能を使うことになるでしょう。
そんな時に充電がなくなったら、THE・END。
また、それ以外でも待ち合わせ場所のマップや、電車の乗り換えでスマホはなくてはならないアイテムなので、ぜひ、携帯バッテリーは持ち歩くようにしましょう。
もちろん、今、スマホがある前提で話をしていますが、このご時世で、フリーで仕事をしていてスマホを持っていない人がいたら、私はむしろその人を信用しないので、自由業をするなら「使いこなせない」とか言っていないで、持っていた方が良いと思う。
ちなみに、私はダンボーが大好きで、このスリム型のダンボー充電器を愛用。
話の種にもなるし、最高です。ダンボー。
ノートとペン
これがないと話になりません的なアイテム。
実は、なぜかわからないのですが、私はメモ書きすると1ヶ月くらいはその内容を忘れないという特性があるため、メモをした場合読み返すということをまずしない。
だが、書くという動作は必要なので、紙とペンは必要なのだ。
因みに、この特性があればそこら辺の資格や受験なんか簡単にできそうな気がするが、記憶力が1ヶ月くらいしか持たない上に、「書く」という手間があるため、出題範囲が増えれば増えるほど時間が足りなくなるため、出題範囲の広いテストには全く役に立たない。
あと、たぶん細かい部分までは覚えていられないので、スペルとか苦手だし、漢字検定4級すら受からない。
カメラ
お仕事の話「写真編」でも話したかと思いますが、ちょっと良いカメラが1つあると便利。

取材時に写真があるとないとで、記事にした時のボリュームが全然違うし、取材される側の心構えも違う。
あと、依頼する側も「あ、写真撮れるならぜひ」みたいな感じで、仕事が増える。
因みに、取材=人とのお話というパターンだけではなく、「○○の街へ行って、街並みや住み心地が良さそうかどうかも見てきて」という取材もあったりするので、やっぱりカメラがあると捗るでしょう。
最も、今時はスマホでもかなり良い写真が撮れるので、十分と言えば十分なのだが、最近では「カメラ落とすよりスマホ落とす方が、金額的損害がデカイ」ということもありますし……。
あと、不思議だけど、やっぱりスマホ向けられるより、カメラ向けられた方が、被写体が「モデル」って心構えをしてくれるんですよ。
人でも、物でも。
名刺
あとは、自分用の名刺が1枚あると、相手も安心してくれるし、もしかしたら別の仕事のチャンスも増えるかもしれないので、自分で印刷したものでもいいから、名刺は持っておくようにしましょう。
大体100枚刷って、使い切る前にデザインの変わる名刺。
取材時の心構え
リサーチは大事
向かう先は心理戦戦場……とまではいかないが、ともかく相手の懐に飛び込んで、いかに情報を引き出すか(良い意味で)が大切。
相手のHPをよく確認し、FBでもTwitterでもいいから探して、相手が「どんなものが好き」で「どんなことに興味があり」「どんな人間が苦手そうか」などを確認。
取材時に、相手がリラックスできそうな話から振り、知っている情報の更に上を話してもらえるよう尽力をすると……たぶん、想像以上によい仕事ができるかもしれません。
もし、対人ではない場合も、その街のどこに観光スポットがあるとか、昼の方が賑やかだとか、夜景が綺麗な街だとか、少しでも情報を得ていると、動きやすさが断然違う。
動きやすさが違うということは、ゆとりが生まれるので、「メインのスポットは回ったし、ちょっとこの小道を行ってみるか……」なんて、寄り道した先に隠れ家的なスポットが見つかるかもしれないのだ。
徹底した聞き役
取材の主役は私ではない。
相手だ。
ともかく相手にしゃべらせてなんぼ。
私がしゃべる言葉は、相手の口をなめらかにさせるための、潤滑油的なことのみ。
礼儀正しく、一歩引いて。
早めの行動を
対人の場合、相手を待たすなんて言語道断。
私の場合、特に遅刻されるのが滅茶苦茶嫌いなので、相手の立場に立って10分前行動を心がけている。
あと、相手より先にいるということで、取材する場所(喫茶店)などの雰囲気や、音が拾いやすい場所(ガハガハしゃべるおばちゃん達の隣に座ると、ボイレコが聞き取りにくくなるので)を探したり、予め飲みたいものを選んでおくとかもできる。
ともかく、自分のメンタルを優位に立たせておかないと、ちびりそうになる小心者なので、こうした点は重要なのだ。
また、風景取材的なところだと、「あ~午前中だったら綺麗だったんだけどね」などを避けるために、やっぱり早めの行動だ重要とも言えるでしょう。
まとめ
というわけで、用意しておいたほうが良いものと、心構えなんかを書きましたが、見ての通り……「取材はすげけメンタル持っていかれる」お仕事です。
とくに、やらかしの多い私は、やらかさないように気を張りつめるために、取材の仕事が終わると1日何もできなくなるくらいぐったりするので、取材後はコンビニでポテチとコーラでも買って、ライトな海外ドラマを垂れ流しにしつつだらだらと過ごす時間を設けましょう。
【オマケ】取材であった仕事の内容
①不動産の記事作成のために、千葉の某ニュータウン街の取材を依頼され、1日かけてあちこちを移動。
対人ではないぶん、けっこう気楽で、公園でカエルを捕まえてみたりしてENJOY。
その後、夕方近くまで取材をしていたのだが、「写真が暗い」と怒られ、ショボン。
取材時に自由だからといって、食べ歩きしたり、公園で全力で遊んだりしないようにしましょう。
②ペットの飼い方などについて、ペットトレーナーさんに取材。
その後記事等書いて提出し、お金をもらったしばらく後に、クライアントさんの会社が倒産。
危うくマネーをもらえなくなるところで、一人、リーマンショックの怖さを感じました。
他にも色々お仕事をしたのですが、裏方のお仕事なので書けないこともありますが、基本的にすっっごく疲れるけど、取材は楽しいです。
写真テクは素人にカビが生えたものだし、取材のやり方なども独学ですが、もし、私に行ってきて欲しい場所があったりしたら、メールよりお気軽にお声がけください。

温泉街とかリゾート地、大歓迎。
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