ハロウィン向けのアイシングクッキー作り体験をしてきたよ!!
今回は私の得意なものでもなんでもなく。
ただ単に「アイシングクッキー作りをやってみたかったので、友人に頼み倒してやらせてもらった」という、話。
あまり役に立つことは書いていないかもしれないけど、必要な道具と「初心者がやるとこうなる」ということはわかる、用心深い人必見の話。
アイシングクッキーとは?
砂糖と卵白を混ぜて作った、「アイシング」という超絶甘い砂糖の液体でクッキーをデコったもの。
乾くと固まるので、それでデザインを作ることができるし、食品用の着色剤で色もつけられるので、可能性は無限大。
因みに、18世紀のイギリス王室発祥という噂だが、食えるものがあったら雑草でも食えという時代に、ケーキやクッキーをデコるという余裕のを見せつける技術が生まれるとしたら、王族貴族の中でしかないと思うので、あながち嘘ではないと思う。
アイシングクッキーを極めるとこんなものもできるそうだ。
友人の家でアイシングクッキー体験
アイシングクッキーを一度やってみたくて仕方なかったのだが、何かと忙しく、友人に「やりたい、やりたい」とだけ言い続けていたら、あきらめて親切にも道具も材料も全部揃えて、私を迎えてくれた。
据え膳食わぬは男の恥という言葉があるので、私は女だけど、堂々とお世話になることにした。
必要な道具や材料
アイシングクッキー作りに特に決まりないのだが、あると便利な材料として……。
- クッキングペーパー
- 新しい食品を扱っても良い筆
- ピンセット
- スプーン
- コルネシート
コルネシートとはケーキのクリームを絞り出すような、あの筒状のシートのこと。
これがないとアイシングクッキーの醍醐味はないだろう。
そして必要な材料は……。
- クッキー
- アイシングシュガーパウダー
- アイシングカラー(食用色素)
クッキーは森永のマリーとかの、平たくて甘さ控えめで、サクカリ系のものがおすすめとのこと。
慣れてきたらその形のものを作るのはアリだけど、初心者の内は市販のクッキーでやってみましょう。
あと、アイシング用のシュガーパウダーも、すでに乾燥した卵白が入っていて、水を入れればOKのものがあるそうなので、それが便利。
やってみる
まずはシュガーパウダーを出し、水を入れる。
アイシングに置いて、一番重要であり、それ以外はどうでもいいというほどキモなのがこの作業。
水が多いと、アイシングが形を残さなくなるし、水が少ないと硬くて広がらない。
だが、既定の水分量というものがなく、「カン」と「度胸」でやっていくしかない。
この重要な作業を、栄養士だという友人に、すべて任す。
あ、でも、一応、チョコペンで素材となりそうなもの作ってきたんですよ。
ほら、素材っぽいでしょ?
予め素材を作っておいて、それを乗せれば初心者でも可愛いアイシングクッキーが作れると思ったんですよ。
まさか、持って行く間に全部ぐちゃぐちゃになるとは思わなかったけどね。
というわけで、クソの役にも立たない私は、「ハロウィンにしよう」「オレンジオレンジ、色付けはオッレンジと黒でしょ」と偉そうに口出しをし、着色してもらう。
着色の際は、ほんの少量でも色が染まるし、着色剤でアイシングが緩くなったりもするので要注意。
着色料って、敬遠されがちだけど、意外と紫キャベツからの抽出液だったりして、思ったよりノンケミカル。
もちろん赤色8号とかもあったりするけどね。
私が子供の頃、ねるねるねるね等のバイオチックな駄菓子を、親が「体に悪いからだめ!!」と言っていたが、あれもすべて自然にある物で作っているらしく、無知の知というか、まずは「本当に身体に悪いのか」という「調べる」行為をしないと人はダメになるな……。
なんて知的なことを、一生懸命着色してくれている友人の前で偉そうに語る。
こうして、いくつか色ができたら、それをコルネシートの中に入れ、さきっぽをほんの少しだけ切り、いよいよ準備完了。
クッキーのまわりにぐるりとアイシング。
これを土手にしてオレンジを絞り出し……。
私が作ってきたチョコの目と口をのせて……。
………………
………………
………………。
なんか違う。
私が想像していたのはコレ。
出来上がったのがコレ。
おかしい……。
図画100点工作2点の私。
もしかして、このアイシングクッキーというものは、工作の部類に入るのか……。
そう思っていたら、友人が作ったハロウィンかぼちゃのクッキーがこれ。

私の物よりましだが、なんか似たような顔してるわ。
そうか。
初心者の1枚目はみんな似たような感じになるんだね!!
勇気づけられた私は、そのまま友人宅の材料を使い、どんどん作っていくことに。
意外とうまく作れるのが、これ。
黒いクッキーに、白い硬めのアイシングで蜘蛛の巣をデザイン。
ポンとチョコで作ってきた蜘蛛の素材を乗せたら、あっという間にそれっぽく!!
これなら量産できると思いつつ、ジャックやミイラを……。
手が慣れてくるとある程度の見た目になってくることが分かったアイシングクッキー。
たぶん、旦那が糖尿病になるくらいの数を作れば、納得のいくものが作れるようになるのだろうが、今回は友人宅なので遠慮して終了。
意外と遠慮しいなのだよ。私は。
ポイント
というわけで、初心者がアイシングクッキーを作って感じた感想。
- アイシングの硬さは超重要。面用と線用で硬さを分けた方がいいかもしれない。
- テーマはやっぱり決めておくと楽。
- いざとなったら「線」でできるデザインを考えるといいかも。
- クッキーはマリーを使うと便利。
- キットもあるので、それを使うと便利。
- なんでも用意してくれる親切な友人がいると心強い。
という感じだ。
意外と、三角コルネは大きめに切ってもあまり害がなかったし、先から少しずつ切っていき、丁度よい大きさにできるので、そこは問題にならなかった。
感想
初めてのアイシングクッキー作り体験。
非常に面白く、数枚目で何となく形になってきたので、たぶんやり続ければそこそこの形のものができるようになるのでは……と。
あと、意外と甘みもそこまでなかったので、クッキーを糖分控えめのものにするとより食べやすくなるのではと。
私は翌日旦那の弁当に突っ込んでみましたわ。
さんざん友人宅で材料を用意してもらったのだが、結構余りが出てしまったし、たぶんキット1つ買ったら、10枚20枚分は作れるのではと。
ハロウィンに限らず、クリスマスやバレンタインに子供と一緒にやれるお遊びとしては最高だし、お手上げというほど難しい物でもないので、ぜひぜひ皆さんもやってみてはどうだろうか。
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