ボディメンテナンスが欠かせない私が語る整体
生まれつき軽度の側わん症でね。
ゴリラってあだ名の割には逆上がりもできないくらい筋肉貧弱でね。
しかも、自律神経失調症保ちで。
右股関節のハマりが浅くて、常にマッサージ&ストレッチをしないとあぐらも組めなくなるくらい硬くなるし。
仕事がら慢性的な肩こり・首こりに悩まされている私には、ボディメンテナンスが欠かせないんですよ。
なので、かなり若い内から整体・接骨院・鍼・カイロプラクティックなんかに通ってきたので、そんなボディメンテナンス時の面白体験をお伝えします。
とある中国整体で……
※かわいらしいイメージでお送りします※
初めて限界を感じて整体に行ったのが、某市にある中国整体。
当時まだ整体とか、接骨院とかわかっていなかった私は、整体=中国みたいなイメージがあり、中国整体○○とあったお店に入ってみたのだ。
そこそこ大きな看板を掲げていたし、結構昔からやっているようだったので、悪いお店じゃなかったと思う。
たぶん、整体師の方々もプライドをもってやっていたんだと思う。
だからかな……。
うつぶせになった私の右と左で、整体師同士が喧嘩するんだよね。
「右が悪いから右が悪いんだ」
「左が悪いから右が悪いんだ」
そんなことを恐らく中国語でやり合っている。
なんで、中国語なのにわかったのかというと、やたら人の腰やら尻やらをペシペシ叩きながら、超絶言い合いをしているからだ。
その後も、言い合いながら右と左で別の整体師がマッサージをし、私は右と左で違うすっきり感を得て帰宅した。
リピートはない。
別の意味でおもしろい中国整体院
中国人の院長の腕が良く、近所の奥様方からの推薦で行ってみた○×整体院。
結構ぶっきらぼうだが、的確にツボを刺激し、治療に期待ができるとワクワクしていたのだが、私の背中を揉む院長に「アンタ、短気だね。酸っぱいもん食べた方がイイヨ」と言われた。
さらに、体の硬い私に向かって院長は言った。
「アンタ、短気だから体硬い。酸っぱいもん食べた方がイイヨ」
私の体調不良は全て酸不足と短気から来ているのだろうか。
そう思う私を放置し、院長は突然どこかへ消えた……と思ったら、バックヤードの後ろから「シャク!!」とリンゴを食う音が……。
さらには、「ふぅ~」とたばこを吸う臭いと気配が漂い、酸不足で短気な私は二度と行かなくなった。
大騒ぎ接骨院
あるとき、人の紹介で接骨院へ行った。
そこでは、鍼もカイロもやってくれてとても安価という親切設計の院だったのだが、いかんせん老人と子どもが多い。
老人はまぁ放置すれば良いのだが、子どもが厄介で、人が鍼打ってる横で、走り回るんですよ。
ぶつかられて鍼が深く刺さったらどうするんだよという恐怖。
さらには、「ねぇ遊園地いきた~い」「遊園地いきた~い」と永遠、何十回も繰り返すおねだりボイス。
施術されている隣の母親は、「この子たちったら、行きたいとなったら言うこと聞かなくてぇ」と生ぬるい事を言っているが、できれば、今すぐ、0コンマで親子共々遊園地に行ってもらいたい。
その後も、キッズスペースのトランポリンで飛び跳ねる振動で、私の頭まで飛び跳ね、さらにうつぶせになって寝ている所を、子どもに下からのぞかれるという苦行まで味合わされ、リラクゼーションが怒るぜーしょんになってしまった。
この接骨院は悪くないのだが、私はそれ以降「完全予約制・個室型」の整体院にしか行かないと決めた。
霊の見える整体師
人から紹介してもらって行った整体院は、なかなか腕も良く、鍼でもカイロでもなんでもやってくれたよいお店だったのだが、あるとき、「カワチヨ。さんが来る数分前に、入り口のところに見知らぬ爺さんの霊が立ってたんですよ」と突然言われた。
ええ、普段ホラー小説を書いている身としては、急に仕事モードになりますよね。
詳しく話を聞くと、出るわ出るわ。
ついつい、鍼打たれてるのも忘れて脳みそフルマックスで聞いていたのだが、その時、「ケホン……ケホン……」と私と院長以外居るはずのない施術室に、女の人の咳が聞こえたんですよ。
ええ、普段ホラー小説を書いている身としては、急にお祓いモードになりますよね。
この辺の詳しい話は……怪談千夜2で!!
カイロと鍼がベストな今
なんやかんやと、色々な整体やらマッサージに行きましたが、場所によっては「あんた! あと数年で靴下もはけないくらい脚が上がらなくなるよ!」と驚かされたり、「あなたの不調の全ての原因は頭皮が硬いからだ」と言われ、ひたすら頭皮だけをマッサージされたりと、ろくでもない治療院もありました。
そんな経験を踏まえて思ったのは、ちゃんと資格を持ってやっている「カイロプラクティック」と、ちゃんと勉強してやっている「鍼」が一番効果があるなということ。
私、側わん症が原因だったのか、右のあばらが引っ込んでて、腹をヘコますと左のあばらだけ出っ張ってしまう状態だったんですが、長いことカイロ行って治療していったら左右均等になって、側わん症っがかなり改善されて、わからないくらいになりましたからね。
側わん症とか、骨格の歪みはカイロプラクティックが適していると思う。
ただ、カイロプラクティックの場合無資格でやってる所も多いので、ちゃんと学校行って資格とっている先生がやっているところのほうが安心ね。
下手なところだと首ボキとかで、頸動脈にキズが入ったりするという事故があったりするそうなので……。
もちろん、運動したり、筋トレしたりストレッチしたりというのも大切だけどね。
あとは、頑固な自律神経失調症やら、深いところにある筋肉の凝りなんかは鍼がいいと思う。
左肩に石みたいな凝りがあったんだけど、鍼だとそれが一発でほぐれたからね。
旦那もビックリしてた。
まぁ……日頃の姿勢が悪いから、すぐまた凝るんだけどね……。
もちろん、鍼も資格があって、できたら院長一人が責任を持ってやっているようなところが良いと思う。
チェーン点だからって、悪いと言うわけじゃないんだけど、人の体や人の不調箇所は千差万別なので、それぞれに合ったやりかたをやってくれるような所の方が良いと思うので。
あと……院長と一対一のほうが、なんというか……リラックスできるし……。
というわけで、病弱ゴリラがボディメンテナンスについて語ってみました。
おまけ……猫背先輩の中国足つぼマッサージの話
結構前の話だけどね、猫背先輩が足つぼマッサージの店に入ったんですよ。
都内の、繁華街にある怪しい雑居ビルの2Fにある、中国足つぼマッサージ屋。
で、そこで足つぼマッサージをされた先輩はあまりの痛さに悶絶したらしいんだけど、中国人ツボ師は我関せずでゴリゴリ足つぼを押す。
あまりに痛いので、猫背先輩が「そこ、なんのツボなんですかっ!?」って聞いたら、ツボ師はぶっきらぼうにこう言ったそうです。
「睾丸」
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