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あっちこっち飛び猫

小説を書いたりゲームを作ったり、たぶんマルチクリエイター。お仕事も募集中。

Chiyo's「○○」take

落ち着きのない管理人が色々しでかした冒険日記。たまにはお役立ち情報も
更新はまばらですがお許しを

【お仕事の話】歯科助手をやっていたときの話をしよう

私の脳みその人柄(?)か、昔から結構面白い仕事をちょこちょことつまみ食いしている。
もちろん中には真面目なお仕事を続けてきたこともあるが、結構コアなお仕事の話だと、もしかしたら人様の役に立つのではと思い、当時の話を交えてちょこっとずつしてみることにした。

そんなわけで、今回のお仕事紹介(?)は「歯科助手」の話だ。

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業務内容

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ちょっとした「看護師」感覚が味わえる歯科助手
出来ることは掃除や患者さんの案内、会計、器具の用意や清掃、先生や歯科衛生士のお手伝いといったところか。

バキューム・ライトの角度調整。レントゲンや歯形を取ったりもある。

ただし、患者さんの血が付いた器具を指に刺してしまったり、患者さんの口に含んでいた脱脂綿を取ったりと言ったお仕事もするので、その辺の覚悟がないと難しいと思う。

あと、基本的に立ちっぱなし。
会計は座れるので、そちらを任せてもらえたらラッキーかもしれないが、見知らぬお婆ちゃんの入れ歯が吹き飛んできたり、大泣きして暴れる幼児が水をぶっかけてくることもあるので、そういったことに鈍感である必要はあるかもしれない。

経験談

私は過去3箇所ほど歯科助手としてバイトをしたことがある。
1回目は高校生の時。
いや、高校生が歯科助手とか出来るのかよと思われるかもしれないが、清掃や会計といったことなら高校のバイトでも大丈夫だったようだ。

※当時の話なので、今は知らない※

先生と衛生士、バイトの私3人だけの小さな歯医者。
来る患者さんも少なく、大学生になるので辞めるという私の先輩に当たる歯科助手さんから教わった仕事は、①掃除②会計の2つのみだったのだが、それすら困難を極めるほどヒマだった。


「ともかく、空いた時間は書類入れの取っ手を拭くとかして時間を潰せ」と教えられていたのだが、あまりに暇すぎて、書類入れの隅まで拭き取り、拭きすぎて取っ手が削れるかと思ったほど暇だった。


そう言えば、知り合いの歯科助手バイトをしていた子も、先生が高齢で患者さんがほとんど来ず、日がな一日控え室でせんべい食ってTVを観ていたらしく太ってしまったと、嘆いていた。

ただ、ここまで本当に暇な歯科医院で働けるのはまれで、今思えば幸運だったんだと思う。
いや、本当に暇で、雑巾と会話し始める程でしたが……。


給料

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上記のような暇な歯科医院でバイトをしていた割に時給850円と、高校生にしては高給だったと思うので、基本的に歯科助手は医療関係なのでやはり少々高めだとは思う。

ただし、普通は3Kなところが多いし、下手をすると感染の危険があったりもするので、多いと見るか少ないと見るかは自分次第……という感じか。


因みに、1ヶ月間という期間限定で(理由は不明)派遣社員として歯科助手を務めたこともあったのだが、その時の時給は大体1300円くらいだった記憶があるので、やっぱりそこそこ相場は高いのであろう。

経験談

別段1ヶ月間だけのお手伝いだったので、あまり突飛して書くようなこともなかったのだが、この歯科医院に勤める頃には歯科助手のマニュアル的な物ができていて、非常に動きやすかった覚えがある。

器具も昔よりもずっと使いやすくなり、サポートもしやすかったのだが、仕事中に熱くなった器具(確かなにかを切るための器具だったような……)をアルコールの付いた脱脂綿で拭いてしまい、発火。
慌てる私の前で、先生が冷静に患者さんの口に入れるようの水をぶっかけて鎮火させてるという事件があったことはあった。

あと、仕事中になぜか天井からヤモリが落ちてきて、大パニックになったことくらいか……。

光と闇

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光(メリット)

医療系の人と知り合いになれる。
歯科医と知り合いになれる。
人のためのお仕事が出来る。
比較的給料が高い。
医院によっては、自分の歯の治療をタダ・若しくは割安でやってもらえる。
医療系の仕事に興味があるなら、丁度良いとっかかりになる。
色々な人と知り合いになれる。
白衣が着れる。

といったところだろうか。

自分の歯を格安で治してもらえるとか、結構な利点があるように見えるが、場合によっては仲間の実験台になるので要注意だ(笑)
あと、1度「あの子、歯の治療が終わったら辞めちゃったのよね」といううわさ話を聞いたこともあるので、まぁ……そういうことはやめておこう。

闇(デメリット)

基本立ちっぱなし。
ミスには非常に厳しい。
感染の危険はある。
家に帰っても消毒の匂いが取れない。
キツイ人が多い。
先生のカルテが読めない。
血や唾液に馴れる必要がある。
女が多い職場なので、苦手な人はやめたほうがいい。
どんなにカッコイイ人が来ても治療中の顔を見ると萎えてしまう。


経験談


1件目の歯医者は受験が理由で辞めたのだが、2件目は浪人中の学費稼ぎのために再びバイトとして歯科助手を始めた。

そこも同じような時給だったのだが、前回とは比べものにならないくらい忙しい医院で、しかも先生が複数人いたため、各々器具の呼び方が違ければ、用意する物も違うのでそれを覚えるのに一苦労。

受験するためにバイトをしているはずなのに、なんでここで脳を使っているのかわからないが、ここでは歯科助手の闇を観ることになった。

女が多いので、どうしてもコミュ力を必要としてしまう部分がある。
さらに、派閥……が生じてしまったら最悪だ。

連れトイレ等が苦手で、群れることが苦手な私はどちらにも付きたくなく、仕事が終わったらさっさと帰りたい派だったのだが、「昼間のパートのおばちゃん派」と「夕方以降の女の子派」に分かれて悪口合戦になってしまったり、最悪なことにカッコイイ先生がいたため、更にA子とB子派に分かれてバトル勃発……なんてことにもなったのだ。

そうなるともう、ゴリラかオタクがタイプな私の居場所はない。

荒れる高校に不良でもないのに入ってきてしまった子のごとく、存在を消して仕事をしていたが、嫌がらせのストレスで同僚が過呼吸でぶっ倒れたり、うかつにイケメン先生のアシスタントに付いてしまったばかりに口を聞いてもらえなくなったりと非常に面倒になってしまい、辞めてしまったのだ。

というか、受験期に余計なコトまで背負っていられんわ。



あと、1日で辞めてしまったのでカウントにも入れていなかったのだが、この歯医者の前に入ったバイト先が、偉いお局様を抱えた歯医者で、新人3人を集め発声練習をさせられたのだ。
いやまぁ、大丈夫な人は大丈夫だと思うが、「もっと声をたか~く!」「お客様には甘えた声で優しく!!」と言われ続け、3時間で辞める決心が付いた私は、他2人の新人と共に、帰りの院長室で退職の相談をしたのだった。




そんなわけで、仕事とは全く関係ないところでストレスが溜まることもあるので、病院選びは慎重にすることをオススメする。

向いているタイプ

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コミュ力があって、医療系が好きな人には良い仕事だと思う。
私は医療は好きだがコミュ力がないので、大変苦労した気がする。

もちろん、合う医院合わない医院はあると思うが基本的に充実はするだろう。

あと、血が平気な人じゃないと絶対にキツイ。
私は血は平気だが、アキレス腱や手首といった筋が苦手なので、どうにかなった。

歯茎の奥に入っている親知らずの抜歯の手伝いの時に、ひっくり返ってしまった新人の歯科助手さんを見たことがあるが、歯って結構ぐろいのよ。

あとは、いかに先生の邪魔にならないようにライトを当てるかとか、いかに患者さんの負担なくバキュームを出来るかなども求められるので、気遣いが出来るタイプの方がいいだろう。
私は結構な頻度で「バキュームは上手いけど、ライト当てるのクソ下手ね」と言われた。

体験談④


業務の中には書かなかったが、「患者さんの歯形を取る」「歯形から模型(のようなもの)を石膏で作る」という作業もあり、会計がだめな私は(数字を間違える)よくこの模型的な物を作る作業をしていたのだが、これが非常に自分のツボにはまっていたのか、やたら上手かった。

空気を入れないようにまんべんなく、かつ手早く石膏を歯形に流し込み、ひたすら模型的な物を作っていくのだが、コレが楽しくて楽しくて、いっそこれだけをしていたいと何度も思ったものだ。

もっとも、今やっている仕事を考えたら当然なことだったのかも知れないが……。





というわけで、歯科助手ってこんな感じ……ということが、たぶんわからないと思うが、なんとなくわかってもらえればと思う。


ただし、私が最後にこの仕事をしたのは10年以上も前なため、今ではどうなっているのか知るよしもないし、不況の今、給料帯もどうなっているのか調べる気力もないため、「ああこんな話もあるんだなぁ」程度に読んでもらいたい。