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あっちこっち飛び猫

小説を書いたりゲームを作ったり、たぶんマルチクリエイター。お仕事も募集中。

Chiyo's「○○」take

落ち着きのない管理人が色々しでかした冒険日記。
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漢方(ジジイ)医とケンカした話

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なんだか知らないけれども、「眼科医にめちゃくちゃ怒られた話」がものすごいアクセスになっている。
そして、後を追うように「胃カメラ飲んでみた話」のビュアー数も伸びてきている。
そうか、みんなやっぱり病気のこととか、身体のこととか心配なんだね。
じゃあ、私の無情の病院フォルダーを開けて、今回は「漢方医」とケンカした話を書いてみましょうか。


 

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私は28の時に、疲労と運動不足と持ち前のアレルギー体質と、「生カキ」によるノロによって爆発的な蕁麻疹を発症させた。

その蕁麻疹たるや、目の上までボコボコになり試合後のボクサーみたいな顔になってしまうレベル。

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出展:日刊スポーツ

 

 

というか、呼吸困難を起こし、ビビった旦那に救急に連れて行かれたので、今思うとたぶんアナフィラキシー反応を起こしていたんだと思う。

病室に入った瞬間に、海千山千の熟年の医者が「うわっ」とか言って腰浮かしたからね。

 

その時は強力ネオミノファーゲンとかいう、打ったらメタモルフォーゼしそうな名前の点滴と抗ヒスタミン剤と副腎皮質ホルモンの薬でどうにか事なきを得たが、その後33歳なる今になっても、意味なく蕁麻疹が出る身体になってしまった。

意味なくと言っても、「髪を茶色に染めた時」とか「冬の夜の散歩時」とか「深酒をした翌日」とか「寝起き」とか「疲れのたまった夕方」とか「合わない薬を飲んだとき」とか「イライラした時」とか「ウインナーとかワインを飲んだとき」とか「ノンアルビールを飲んだとき」とか「生卵を食べた時」とか……とか。

まぁ、とにかく自律神経の切り替わりと、添加物に過敏に反応するということがわかる。

(ちなみに、ウインナー・ハム等の発色剤は旦那もアレルギー症状を出すので、蕁麻疹体質の人はちょっと高いけど、無着色無添加のものを買うといいかも)

 

食べ物・髪染めなどはまぁわかる。

自分でも避けようがある。

だが、寝起きとか、ちょっと寒くなったときとか、ちょっと暑くなったときとか、リラックスした時などの自律神経の切り替わり時の蕁麻疹だけは自分ではどうすることもできない。

そうなると、ずっとアレルギーの薬を飲んで抑えていくしかないのだが、それもストレスだ。

 

そんな折に、知り合いから「すっごく仕事熱心な漢方を処方してくれる医者がいる」と勧められた。

その人自身も通っているようだし、根本的に彼は医療関係者だったので「運、試してみる」と漢方に手を出してみることにした。

 

ただ、その人が紹介してくれた時に「すごく気難しい医者だけど、ま、老人だから……」と送り出していたのが気になったのだが……。

 

 

そんなわけで、とある小さな漢方医の病院に入った私。

入口に入った瞬間、あちらこちらに張り紙が……。

 

「当院は漢方処方です、急な病状は受け付けられません」

「予約以外の診察は受け付けません」

 

等など。

 

まぁ、いまどきは「モンスター患者」もいるからねぇ……と思っていたが、やたら薬臭い病室に呼ばれた瞬間、なんか色々わかった。

 

私の問診票を見つめたままの漢方医。

年のころはもう70に達しているだろう。

彼は、「こんにちは、よろしくお願いいたします」と元気にあいさつする私をチラリと見ることもなく、無言で神を渡してくる。

ぺらりとめくるとそこには「患者の心得十か条」の文字が…………。

 

「挨拶をしましょう」

「患者の治す気持ちが大事です」

「タバコを吸っている方お断り」

「医者は一生懸命です。あなたも一生懸命になりなさい」

等など。

 

 

 

 

 

おいおいおいおい。

 

 

 

 

今オマエ、

挨拶も無視して紙投げつけてきただろ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな突っ込みを辛うじて飲み込み、自分の家のじーちゃんだったら確実にカエルでも投げつけてからかっているであろうほどの、横柄な態度の漢方医に事情を話す。

飲んでいる薬の内容を言うと、突然怒り出す漢方医。

「そんな薬、劇薬だよ!! 飲むほどのものか、蕁麻疹なんかで!」

とのこと。

 

 

 

オマエ、蕁麻疹の辛さ知らねえだろ。

 

 

 

突然現れる正体不明のかゆみと腫れ。

背中に出ればバっと広がり、卓球中に利き手に出れば練習にもならず、顔に出れば人様に心配され、足の裏に出れば笑われる。

ついでに言うと、本気でヒットすると死にそうに……というか、死ぬ人もいるから。

 

そんな蕁麻疹を抑えるための薬を飲むなとか、何言ってん?

というか、どんな薬もたいてい劇薬だよ。

 

すでにこの時点でイライラ%が60に達していた私。

次に漢方医、以前私が飲んでいた補中益気湯を「あんたにはそんなもの効かないよ」とコケにし(ちなみにこれは、スモールハート症候群の治療中に補佐的に使っていた漢方)、「じゃあ、何が合ってますでしょうかねぇ」と、イライラ70%の私が聞いてみたところ「そんなん知らないよ。漢方ってのは、これが合うかもしれないってものを片っ端から試して、ばっちり性が合ったものを見つけるんだよ」と言われた。

 

 

 

…………片っ端から試していくなら、オマエの意味なくね?

 

 

 

 

そして、その後10分近くにわたり自慢話を聞かされたのち、口に合う漢方は身体にも合うということで、試飲(試薬?)させられる私。

「どうだ、美味いだろう。前の漢方より美味いだろう」と言われ、嘘の付けない私は「う~ん……」と口を濁すとごっつご機嫌斜めになる漢方医。

 

もはや、養護施設にいるわがままジジイの顔になっている。漢方医ではなく漢方ジジイだ。

 

 

そんなこんなで出されたのが、ボレイ末という「カキ」の殻を粉末にしたものと、他数種類の漢方。

基本的にホルモンバランスを整える系っぽいのだが、ボレイ末がもう危険な匂いしかしない。

殻を焼いてすりつぶしたものとはいえ、カキで盛大に死にかけた私としては不安材料でしかない。

でもまぁ、ちゃんと火が通っている鍋のカキやカキフライは問題なく食べられるので、一丁行ってみるかと飲んでみることに。

 

 

 

 

 

 

 

翌日、

私はまた

強力ネオミノファーゲンを

打つことになってしまいました。

 

 

 

 

本当に一丁逝くかと思ったよ。

 

もっとも、医学的には火が通ってるしカラはカキ本体ではないので、おそらく他の漢方薬にアレルギー反応を起こしたのだろうと言われるだろうが、私が子供のころからお世話になっているおじいちゃん先生は「これだねぇ」と、ボレイ末の袋を指先でつまんでいた。

 

漢方とはいえ、薬は薬。

しかも西洋薬と違い、「Aという物質とBという物質のみでできたモノ」ではなく、「AとBとCとKもいれちゃう!!」という、ちゃんこみたいな薬なため、アレルギー体質の人には慎重に処方しないとダメらしい。

 

確かに、ニンジンアレルギーの人が補中益気湯のんだらヒットしちゃうもんね。

 

そして漢方とは言え薬なので、もちろん副作用もある。

肝臓にだってダメージは来る。

 

 

「合わなかったら、薬変えるからまた来い」と言っていたが、あんな不愉快な思いしてまで、ワザワザ蕁麻疹を出すことはない。

 

 

私漢方医通いは1日で終わった。

 

 

 

 

もちろん、合う人には合うし、私は今「加味逍遙散」を飲んでいるが全く問題はない。

そして漢方医も若い人もいれば優しい人もいるし、いい先生ももちろんいるとは思うが、私は面白い先生に出会ってしまったということだ。

 

 

ああそうそう、蕁麻疹だが、いまだに確かに出るが、

筋トレして脂肪を減らし

よく寝て、ナチュラルなものを食べて

有酸素運動をして体力をつけ

寒い時には暖かい格好をし、暑いときは無理せずクーラーをかけ

ストレスがたまる仕事はせずに、えらそうな顔をし

それでもブツブツでたら、「薬があるから」と安心しておく

そんな生活をしていたら1年で、たま~に蕁麻疹がでる程度にまで治まったので、何かの参考になってくれればと思う。